マックの文弊録

マックの文弊録

2005.11.07
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◇月曜日: 旧暦十月六日 乙未; 立冬
庭のツワブキ

今 日は二十四気の「立冬」である。
吾が日本人は立春といえば春の始めで、立夏も夏の始まり。つまりは、立冬も冬の始まりと思う。しかし、体感上は未だまだ冬の気配は無い。これは他の立春、立夏、立秋も同様である。
以前にも何度か書いたことだが、西洋では冬至を持って冬の始まりとする。同様に、春分、夏至、秋分がそれぞれの季節の始まりとなる。つまりは西洋の感覚では立冬というのは秋の極まるところ。「秋真っ盛り」ということになり、実はこちらの方が我々の実感覚に近いものがある。

立 冬の頃になると庭にツワブキの花を見かけることが多い。庭の隅の少し苔むしたやや湿っぽい辺りに、幾分くすんだ黄色の花を咲かせる。
ツワブキは「艶葉蕗」から来ており、艶を帯びた濃緑色の丸い葉は蕗の葉に似る。しかし、花はれっきとしたキク科のそれだ。

ツワブキは俳句では初冬の季語とされ、 つわ と読む。
「ちまちまと した海もちぬ 石蕗の花」 小林一茶
「 石蕗 つわぶき
「いくたびか 時雨のあめの かかりたる 石蕗の花も つひに終はりぬ」 斎藤茂吉

音の響きも、そのたたずまいも、成熟した大人の女性を感じさせる花である。





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最終更新日  2005.11.08 19:20:37
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