マックの文弊録

マックの文弊録

2005.11.08
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◇火曜日:旧暦十月十月七日 丙申;京都伏見稲荷火焚祭
ドウダンツツジ-1
そ ろそろ首都圏の平地にも紅葉がやってくる頃になったが、時々他所様のお庭にドウダンツツジの見事な紅葉を見かける。遠くからも目立つ紅色は、近くに寄って見つめるとその深さに吸い込まれるような気がするほどだ。

ド ウダンツツジは、元来は 「灯台躑躅」 と書き発音も其処から来ている。これは枝分かれの形が「結び灯台」に似ているからだといわれる。「結び灯台」といっても、すぐに分かる人は殆ど居ないはずだ。
同じ長さに切りそろえた竹を三本合わせ、片方の端に寄せて縄で結わえる。長い方を下にしてこれを開くと、三叉状の台が出来上がる。こうして出来上がった台に灯明皿を置いて灯りを燈す。これを「結び灯台」というのである。今では時代劇の中くらいでしたお目にかかることはない。
この躑躅は、枝分かれする形が、この結び灯台に似ている。それで灯台躑躅という名がついたのだそうだ。

ドウダンツツジの花
と ころが辞典を引くとドウダンツツジは 満天星躑躅 と書くことになっている。この木は春になると白い小さな壷状の花を咲かせる。春の陽光の下、真っ白な小さな花が鈴なりになって咲く様が満天星のように見えるというので、この名前が出来たのだという。これは中国由来の名前なのだそうだ。

花 はスズランのようだが、れっきとしたツツジ科の植物である。

これは躑躅と読むほかに 躑躅 てきちょく と読む。テキもチョクも、け躓いたり、よろけたりする意味だ。これは躑躅の花には毒が有って、これを動物などが誤って食べると、酔っ払ったようになってよろめく事に由来するのだ。
この話しは、以前「二十四気便り」にも書いた。



どうだんの花のこぼれのしろじろと 月夜になりし庭松の露
                                太田 水穂

どうだんの葉のくれなゐは日に濃くて 手の負へざりし雑草も枯れぬ
                                清水ちとせ





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最終更新日  2005.11.08 20:07:46
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