マックの文弊録

マックの文弊録

2005.11.09
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◇水曜日: 旧暦十月八日 丁酉; 上弦、太陽暦採用記念日、119番の日
谷川岳ロープウェー
今 日は119番記念日だそうだ。分かり易いが、ここまで分かり易過ぎると、何の感動も無い。
この日は又、太陽暦採用記念日でもある。
今を去る事133年、明治5年(1872年)の事だというから、新橋~横浜に「汽笛一斉」が響き渡った年だ。
時の明治政府は文明開化を号令し、頑迷固陋の弊を排すべく(そんな大時代的な意気込みではなかったかもしれないけれど)、この年の十一月九日に詔書を布告して、それまでの太陽太陰暦(旧暦)を改め、太陽暦(新暦)を採用する事にした。
その結果、十二月二日を以って明治5年は終わり、翌日が明治6年の元旦と定められたのである。

然し待てよ、そうなると詔書が発布された十一月九日は未だ旧暦だったはずだ。それなのに、新暦の同じ日を太陽暦採用記念日としているのはちょっと変な気がするのだが・・・。


周 囲は今や秋たけなわである。通勤途中に良く通る道の並木も、気の早い枯葉が冷涼な風に舞うようになった。

この「たけなわ」、語源は何だろうと調べてみたら、「 宴半ば うたげなかば

漢字だと「 酣 」。音読みは「カン」となる。これは文字通り「酒が甘い(旨い)」と言う意味の会意文字で、宴会が最高潮に達して、美味しいお酒に陶然となっている様を表す。中国の古典には、 戦酣日暮 ( 戦 いくさ たけなわにして日暮れる)などという言葉も有るようだ。
そうなると、宴会の席上で幹事が、「えー、皆様。宴もたけなわでは有りますが・・・」とやるのは、いささか同語反復のきらいがあることになる。

満 ちれば欠けるのは世の習い。最高潮に達すれば、その後は自ずと衰退の兆しが顕われる。「たけなわ」も同様に衰えの兆しを表す意味にも使われる。但しこういう場合には「 闌 」(音読みは「ラン」)の字があてられる。
闌夜 らんや といえば、従って夜半過ぎのことを云うのだ。
「 齢闌 よわいたけなわ という言葉が有る。これは壮年のことを云うと共に、やがて近づく老境の予感を感じさせる。
そうなると「秋たけなわ」には闌の字を、「春たけなわ」には酣の字をそれぞれ充てるのが正しいと云えるのかもしれない。






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最終更新日  2005.11.09 12:28:45
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