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2015年09月24日
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カテゴリ: 散歩

ジー、ツクツクツクボーシ、ツクツクボーシ

夏の終わりを告げる蝉の鳴き声が、遠くから...、

酒と旅を愛する小生...、

ふと思い立ち、親父殿の故郷、岐阜市北部の 「三輪」 という地に行ってみた。

数年前にも...、同じような季節だった。

http://plaza.rakuten.co.jp/machi21gifushi/diary/201208300000/

その時は、 「大智寺」 という寺を訪ねたのだが、

本日は...、この三輪の里の鎮守、 「三輪神社」 より、懐かしい地を廻る。

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神社の手前には、この辺りの田畑を潤す 「中濃用水」 が引かれ、

参拝するには、この 添橋 をわたることになる。

橋の欄干には、珍しい が見てとれる...、 「重なる三つの輪」 三輪 だ。

幼い頃、お盆の墓参に三輪の里を訪れた時、三輪の子供たちと一緒に、この中濃用水で泳いだものだが...、

橋の欄干の紋 など、気づきもしなかった。

2.JPG

神社の社殿は、 江戸時代の再建 とされ、こんな可愛らしい 彫物 もある。

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この三輪神社で、圧倒的に印象に残るもの、それがこの 太鼓橋 である。

あの時の...、 あの暑い夏の日

用水路で泳ぎ疲れた子どもたちは、この太鼓橋に登り、のびていたものだった。

この用水路のはじめは、 平安時代 にまでさかのぼるようで...、

はるばると、 奈良の「三輪の里」 からやってきた豪族が、この 岐阜の地 を豊かな地にするために拓いた 水の道

この時、奈良の 三輪明神「大神神社(おおみわじんじゃ)」 から分祀されたのが、この、 岐阜の三輪神社

それにつけても奈良の三輪明神...、 「おおみわ」 という音に、 「大神」 とあてる!

三輪山という山そのものが 御神体 という、とっても強力な、奈良の パワースポット である。

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用水の水面 すれすれ に架かる 添橋 と、その向こうの 太鼓橋

なんとも美しいものである。

...水の流れとともにしばらく行くと、今度は寺がある。

「真長寺」

こちらも三輪神社と同じ頃、用水路の工事の 安全を祈願 し、創建されたという。

山門をくぐると、 飛石 が転々と...、

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そしてひろがる 小宇宙... 「石庭」 である。

青いモミジ も、なかなかによいものである。

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さらに、水の流れに沿って行くと、橋がある。

幼い頃の、ここで行う、ある 儀式 を思い出す。

お盆の墓参で、三輪の家に迎え入れられた 先祖の魂 は、数日を経て、また帰っていく。

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先祖の魂を、再びあの世へ送るとき...、

大きな、おおきな サトイモの葉 を船に見立て、

その船に 仏様の好きなお供えもの、線香、蝋燭 をのせ、この橋から水面に浮かべて流す。

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やがて、 サトイモの葉の船 は、橋の向こうの水面が白くなっているところへ...、

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この 滝のような流れ に呑み込まれ、水のなかに消える。

あの世に帰っていく...。

子供たちは、この流れの向こうでは泳がない...。

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それにしても、どこまでも のどかな田園風景 がつづく。

この風景のなか、拝殿の手前に 土俵 がある神社も、 「津島神社」

ここでは、 こども相撲 が奉納されるとのこと。

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今日もずいぶんと歩いたものだ。

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夜の帳が下り、そろそろ 酒が恋しくなってきた 頃、

田圃の真ん中に、 大きな塔?、看板が!。

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「御食事処 バス」?

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暖簾もない 、とても、食事をする店とは思えぬ、その表の体に、

磨りガラスの向こうに、微かに見てとれる、 割り箸と醤油さし に、少しほっとする。

ただ、 ひとつのこと だけを確かめたくて、店に入る。

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たくさんの三輪の里の人々で賑わう、 懐かしい食堂 であった。

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ほどなく、武骨な風体の、ここの主が近寄ってきて、小生に声をかける。

「どこから来んさったね。」

はじめて来た店なのに、はじめて来た気がしなかった?

御食事処 バス

バス...、

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...あの頃の記憶 が、急にライブ感を増して、蘇ってきた!

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これまでは、夢だったのかと思うほどの、 微かな記憶、

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幼い頃の、

用水路で泳ぎ疲れた後...、親父殿と一緒に、

本物の乗合バスの中で、ふうふういいながら、すすったラーメンの旨いこと。

そう...、 バスの食堂 だった。

20.JPG

あれから、もう何年経ったのだろうか。

(おわり)

あにいさんからの投稿でした。






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最終更新日  2015年09月25日 11時17分42秒
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