2006/03/07
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気が付いたら寝息を立てて寝てる彼の腕の中で私も眠っていて
近くにあったストーブのデジタル時計は2:30を表示していた。

眠そうにして髪をかき上げながら「もう遅いから泊まっていきなよ」
の彼の声を背中に着替えをしてタクシーを呼ぶ。

私:「緊張して眠れないかもしれないからやめておくわ」

彼:「それは嘘だな」

私:「本当だってばぁ~」

緊張をしてというのは嘘かもしれないが、人の腕の中で殆ど眠れたためしがないのは事実。
それと、彼の所有物化とされることにささやかな抵抗を示したかったからかもしれない。


「もう行かなきゃ」と玄関へ向かう。

まるで恋人たちが別れ際を惜しむかのように、玄関の前で何度抱きしめ合ってキスをしただろうか。
明後日だって会うっていうのに。



満たされた気持ちとは全く反対の無感情なまま
「しばらくは流れに乗ってみよう」とだけ考えて、
問題から目を遠ざけながら、タクシーの車窓の外を眺めている自分がいた。


続く

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Last updated  2006/03/07 11:42:06 PM
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