おっさんバギー

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2008年10月16日
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穀倉地帯ではないので、そんなに収穫量がある訳ではない。

自分の家と、親類縁者に配る程度。

まあ、細々とやっている。

おっさんも、幼稚園児の頃から手伝っている。

そんな訳で、田植えと稲刈りは、年中行事としておっさんの体に染み付いている。

今年も、無事に稲刈りが終わって、今時は籾摺り作業をやっている。

この籾摺り作業と云うのは、収穫したお米から、もみ殻やわらくずを取り除く作業。

おっさんが子供の頃は、近所に精米所があった。



これが、どえらい年代物で、籾摺機なんぞはシャーシやボディが木製だった。

動発も巨大なディーゼル機関で、燃料はなんと灯油だった。

近年、あっちこっちで「歴史民族博物館」などと云う無駄なハコモノがボコボコと建っている。

そんな博物館に行くと、昔の農機具としてコイツが展示されている。

んが、おっさん的には、つい最近まで使っていた記憶があるので、珍しくも何とも無い。

入場料を返せ!と言いたくなる。

そんで、この年代物の籾摺機が、えらい人手を要するマシンで、家族や親戚を呼んで、大騒ぎをしながら毎年やっていた。

なんといっても、「人より機械」と云う時代のマシンなので、省力化の考えなど全く無い。

そんな訳で、幼稚園児のおっさんも作業員として駆り出されていたのである。

そして、時は下って現在。

近所の精米所も、跡取りの息子さんの代になってから、アッサリと潰れた。



近所の田園風景に染み付いているかのような精米所だったので、いくらバカ息子が継いでも大丈夫だろう、とタカを括っていた。

そしたら、先代が死んで、ものの5年もしないうちに潰れた。

個室ビデオの放火犯ではないが、バカの能力と云うのは、なかなか侮れない。

文字通り「バカ力」なのだ。

そんでまあ、精米所が潰れてしまったので、近郷の農家は、自力で籾摺&精米をしないといけなくなった。



大島農機製のPMJ2と云う小型マシンだ。

通称名は「プチ丸」。

http://www.oshimanoki.com/momisuri/PMJ2.html

お値段は、諸費用込みで30万円ほど。

農機具としては、安い方だと思う。

精米所に頼んでいた頃は、1回2~3万円ほどだったので、この先、10~15年は使わないと採算が合わない。

そんで、この籾摺機を買うにあたって、ほとんど情報が無くて、とっても困った。

近所の農機具屋に聞いてみると、

「そんな機械、売った事が無いから、全然知らん。」

と云う、つれない返事。

ネットで調べてみると、どうも新潟県のメーカーで、小型の籾摺機はコレしかないような状況。

もちろん、ネット上でも情報は極めて少ない。

特にユーザーの声は、全く無い。

大島農機と云うメーカーも、初めて聞く名前。

おっさんの住む関西だと、やっぱりヤンマーが主流なのだ。

とは言っても、小型の籾摺機はコレしかないので、かなり不安を覚えつつ、やむなく発注。

まったく、それもこれも、精米所のバカ息子のせいなのだ。

そんで、昨年、今年と、2年続けて使ってみたけど、コイツがなかなか素晴らしい。

昔は、大勢でやっていた籾摺作業が、一人でも出来るのだ。

作業員二人だと、かなり楽チン。

これはイイ。

その代わり、作業効率は落ちる。

だいたい、1時間に7袋ほど。

重さにして、210キロ。

人様にもあげるので、おっさんところでは、わりと丁寧に選別をやっている。

選別を荒くしたら、もっと作業効率は上がると思う。

まあ、単相200V仕様なので、だいたい、こんなモン。

このPMJ2は、単相100V仕様もあるけど、その場合、もうちょっと効率が落ちると思う。

単相200Vは、子ブレーカーの金属端子を反転させるだけで、どの家でも利用可能。

なので、単相200V仕様がオススメ。

もっとも、以前の大型機械だと実質1時間で終わっていた作業が、5時間もかかる。

その分、作業工程は、のんびりしている。

精米所の大型機械だと、

「次は○○さんとこの予約があるから!」

とか言って、やたらと急かされた。

しかし、自分の機械だと、それが無い。

そのせいか、米粒の散乱が少なくて、後の掃除が楽チン。

大型機械の頃は、精米所の爺さんが、エッチラオッチラ帰った後の掃除が大変だった。

トータルの作業時間と云うか、拘束時間にしたら、大差無いように思う。

写真の方は、上から順に、PMJ2のセッティング風景。

次が、籾の投入口、籾殻選別用の振動版。

籾摺りの終わった米は、くず米選別用のロータリーセレクターに通している。

そして、最後の袋詰め風景となっている。

籾殻は、排出口から屋外に放出している。

今回は、PMJ2、通称「プチ丸」の情報が、ネット上にあまりにも無いので、あえて取り上げてみた。

操作もやたらと簡単で、特別な調整、機械の知識、長年の勘、などは一切不要。

1年間ほったらかしにしておいても、特に問題無く動いてくれる。

実にイイ機械なのだ。

そんな訳で、プチ丸、オススメですよ。





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Last updated  2008年10月16日 16時16分19秒


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