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2006年08月26日
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テーマ: ペルー(5)
カテゴリ: カテゴリ未分類
アメリカ大陸に人類が足を踏み入れたのは12000年前ぐらい前だというのがいまのところ定説になっている。
ユーラシアからマンモスなどの大型哺乳動物を追ってきた人類は、そこで、人を見たことがないので、おもしろいほど簡単に狩られる大型獣がひしめき合う楽園を見たようだ。



氷河時代に北アメリカ大陸に生息していた大型哺乳動物の72パーセントほどが、1万年ほど前に絶滅してしまったらしいが、それの大きな原因が人間の狩猟のせいのようだ。

狩人たちは獲物を追って次々に南下し、一番早い試算では、人類の第一陣がアメリカ大陸に入ってから南米の南端にたどりつくまで、たった千年しかかからなかったという。

彼らはそこで姿を消してしまった獲物たちを追い求め、今まで狙わなかった小さな動物や、川や海の魚貝をとりながら何とか生き延びる努力をしたのだろう。
わずかばかりの獲物では足りないので、何か喰える草や木の実も必死になって(文字通り食べないと死だから)探した事だろう。
何世代も大型獣だけを狩って生きてきた彼らにとっては、それは大変な試練だったと思う。

そうして生まれたのが、今、我々が食べているとうもろこしや、じゃがいも、さつまいも、かぼちゃ、トマト、唐辛子とその仲間のピーマンやししとうなどである。
日本ではあまり一般的でないが、熱帯地方の人々の重要な栄養源になっているキャッサバも南米原産だ。


アンデスでは高度によって作れる作物が限られてくるので、農民たちはうまく工夫して、たとえば一番低い(といっても標高1000m以上はあるのだが)畑には唐辛子や野菜、それより上ではとうもろこし、さらに上ではジャガイモ、標高4000m以上にもなると、リャーマやアルパカといった家畜を放牧するといったふうに使い分けているようだ。

池部誠さんが書いた「野菜探検隊世界を歩く」によると、メキシコやインカを侵略したスペイン人達が、1503年から1660年の間にアメリカ大陸からヨーロッパに送った金銀は、現在の価値にすると二兆円ほどになるらしい。
ところが現在、ジャガイモだけでも全世界で毎年二億トン以上生産され、その小売額は日本円で六十兆円にもなるという。
これが毎年、しかもトウモロコシやサツマイモやキャッサバやトマトなどもあるのだから、世界の人々が新大陸から受けている恩恵は計り知れない。

侵略者たちが奪った金銀財宝は、結局スペインの支配者たちを潤しただけで、そのスペインもあっという間に没落してしまったが、はるか昔、ユーラシアのモンゴロイドたちの一派がアメリカ大陸に渡って作り上げた農産物が、いまや人類にとってかけがえのないものになった事に、同じモンゴロイドとしても、彼らの過酷な運命を知った者の一人としてもうれしく思う。

写真はペルーのインカ時代の段々畑













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最終更新日  2006年08月26日 15時21分24秒 コメント(2) | コメントを書く


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こんにちは!  
merkmal  さん
博学ですね! 感嘆しました! (2006年08月26日 15時34分49秒)

おほめにあずかってどうも(^^ゞ  
maitaken  さん
merkmalさん 今日は落ちがなくてすみません。 (2006年08月26日 18時05分19秒)

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