みんなを幸せにする企画・企画書を作りましょう!

みんなを幸せにする企画・企画書を作りましょう!

2006.08.23
XML
カテゴリ: 書評
へんな人であることはいいことである。

テレビなどで見る限り、
著者はそれほどへんな人であるとは思えないが、
著書を読んでみると、へんさ加減がとてもよく出ている。

それは、まず著者が走り始めた頃の話にある。

24歳のOLで、いろいろ遊びまくっていた著者は、
ある日、会社の昼休みに友人と皇居に行くと、
走っている人たちに魅了される。

そして、その翌日には


友人と昼食もとらず
(そのかわり15時の休み時間に簡単にすませる)、
汗をかいたカラダにシャワーも浴びずに、
昼休みの1時間を走ることに使い始めるのだ。

もともと、学生時代には、
中距離選手だったため走ることの基本は知っているが、
やらされて走らされていた著者は、
さぼることばかり考えていたため、
優秀な成績を残すことができなかった。

それが、24歳になって自発的に走り始めることで、
走ることの楽しさに目覚め、

早く走れるような実力がついてくる。

そうしているうちに、
皇居を走るほかのランナーと知り合いになり、
情報交換しながら、目標を定め、
市民マラソン大会、

優勝してしまうのだ。

前半は、このような著者の経歴が語られるのだが、
今までの友人関係や遊びとの関係を大きく変換して、
ここまで走ることに固執する理由は、
何かを求めていること以上の理由はわからず、
まさに「へんな人」としか思えないのである。

へんでなければここまでやらないだろう。

また、人から命令されたり、
やらされたりすることが大嫌いな著者は、
自発性の大切さを強調するが、
それほど人にやらされることを拒否する姿勢もまた、
「へん」なのである。

しかし、この「へん」さがあるからこそ、
その後の輝かしい実績が生まれたのだろう。

そして走ることは
へんな著者にとても向いていたのだ。

この本は、タイトルとは別に
こういう著者のへんさ加減が目立つ本である。

もちろん、走ることについて、
著者なりのさまざまな情報はあるし、
著者が実際料理するランナー向けの
ヘルシーメニューのレシピまでのっている。

しかし、全体としては、
ランナー谷川の走る哲学の本であろう。

人を強く動機付ける方法として
人がどう思おうとも
へんなことを徹底すればよいのである。

●読書時間 2時間
★4つ ★★★★☆

走って、食べて、ヘルシーライフ!

**********************************
有限会社リレーションメイク  羽切 徳行





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006.08.23 08:25:47
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

はぎ

はぎ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

バックナンバー

2025.11
2025.10
2025.09
2025.08
2025.07
2025.06
2025.05
2025.04
2025.03
2025.02

お気に入りブログ

令和維新への挑戦 平成維新への挑戦さん
楽天組織学習 楽天組織学習さん
ちゃー兄さんは今日… ちゃー兄さん
ディープパープリン… ディープパープリンさん
家づくりの広場 OKIOKIさん
kenjit の小部屋 @kenjitさん
楽式 akono123さん
幸せ健康館 ツイてる君さん
チャリから観た風景 will426さん
ゼロからはじめる起… 夢は独立/WEBマスターさん

フリーページ


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: