はあと・めもりいず

はあと・めもりいず

2006/04/18
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カテゴリ: 読書録。
これは、どこのでもあるような普通の5人家族と雌犬1匹・サクラの家族物語だ。とても普通に、結婚しこどもが生まれ、新しい家を買い、特別裕福でもなく、貧しくも無く、家族はベタベタしていないけれど、あっさりしているわけでもなく、いろいろあるけれど、それはやっぱりどこにでもあることで、仲良く暮らしている。。。
でも、悩みも無く平和に平凡に暮らしているようだが、それぞれがそれぞれの悩みを持っていて、その家族のスター☆であった長兄が事故に遭い、亡くなってしまうことで、家族は離れていってしまいそうになる。しかし、サクラを通じて再び家族として歩いていくことになる。。。

普通の家族の暮らしが、一番普通な次男・薫によって語られていくわけだが、その家族のあゆみは犬のサクラと共にある。この本の題名が”さくら”であるのは、家族の歴史の象徴がサクラの存在なのだなと思う。

我が家には、一昨年の夏急死した10歳のノンがいた。。。(M・シュナウザー)
我が家が建った時やってきて、私たちの家族が一人二人と増え、成長していくのをまるでサクラのように見守ってきてくれたのだといまさらながら思う。
空気のような存在、時にはソファの一部のようになっていたが、家族の何気ない光景を写した写真に、なぜかいつも写っていて、カメラ目線だったのはノンだけだったりした。そんなノンのことを、忘れているわけではないけれど、何度も何度も思い出してしまう・・・。

薫が、年末彼女と過ごせなくなる言い訳を”飼っている犬に逢いたくなった。”というのが、とってもわかる気がするのは、家族物語を本当に語れて理解しているのは、サクラだからだと思う。。。

淡々と語られる家族物語。でも、読み手がいったい誰の立場で感じるかによって、想いはそれぞれで、とても奥深いストーリーになっていると思う。
オススメ度:★★★☆☆(3.5くらいの評価です)

さくら





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Last updated  2006/04/19 12:02:43 AM
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