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犬猫の病気が見つかって通院していたら---母が救急車で循環器の病院に運び込まれて「人工呼吸器」の知らせを受け---たのは、もう2週間前のこと。犬猫と一緒にするなと弟や姉には叱られるだろうし、一緒にするつもりは毛頭ありませんが、『重なる時には重なるもの』です。もともと心臓がおもわしくなかった母ですが、83歳という高齢で、同じような経過で人工呼吸器をつけた場合、殆どはそのまま・・・と聞かされて、まだ覚悟がなかった私は、涙ながらに「すぐ北海道に帰らなければ!」と思いました。母とは色々なことがあり、若い頃には様々な思いが交錯していたのに、それもこれも、あれも、全部、なくなって、今はただ、「幸福な思いで」過ごして一日でも長く生きて欲しいと思います。ごく自然に。幸い、医者 曰く 「全てが最良のパターンで」、丸2日で人工呼吸器が外されて自力呼吸に今はICUから一般病棟に移って、少しずつ普通食になって、「おいしい美味しい!」と言って食べることができ、さらにはオカズに不満が出るほどとのことで、心からホッとしています。弟や姉も、「もう少し季節がよくなってからおいで~」と言ってくれたので、母には会いたいけれど、5月まで帰札は延期しました。どちらにしても、距離的に離れて暮らしているとありがちな、「間に合う」とか「間に合わない」とか、そのようなことに思いを馳せるのではなく、元気に会話ができるのがハナと思い、できるだけマメに会いに行きたいです。でもねぇ。。。大阪-北海道は、色々な意味合いで「遠い」ですねぇ。今回はつくづくそう思いました。もういっそ、北海道へ帰ろうかしら・・・とさえ考えたりもしたここ数週間です。姉や弟に、たいへんな負担を強いているのも気が重く、また、歯がゆいですし。とは言っても、生活の拠点を替えるというのは、これまたたいへんなことで、悩み多き今日この頃でした。************************グループホームで暮らしている母は、数日間、胸の苦しさを我慢したらしく、むくみが出て胸水が溜まり、誤嚥も起こしていたとのこと。※普通は誤嚥→胸水なのですが、母の場合は逆パターン(高齢者は、せっかく緊急用ベルをつけてもらっても、大げさになることを嫌って我慢したりするから、なかなか厄介です。)それでも、普段から通っていた循環器の病院が住居からすぐ近くで、母が夜中にベルを押したタイミングもギリギリ応急処置が効く状態で、救急車は4分で到着し、札幌の場合は「希望する病院」を訊ねてくれて搬送するのだそうで。グループホームだったおかげで周りの職員さんたちが、いつも母が通っている病院への搬送をと言ってくださり、そこがすぐ近くで・・・と、まさに、「ついていた」のが幸いでした。今は4人部屋へ移っているとのことなので、このまま退院に向かってくれるといいのですが、それはそれで、弟や姉に任せっきりでたいへん申し訳ないのが、「退院後」のこと。爆弾を抱えた状態で、要支援から「要介護」へ移行するであろう母は、今までのグループホームへ戻れない公算の方が強く、高齢者福祉政策の恐ろしいまでのまずさを身をもって体験するハメに陥っています。かくも暮らしにくい、人に冷たい「美しくない国」・・・いえ、マイノリティや高齢者は、この国ではもはや「人」ではないのかもしれません。で、母のことが経過観察の状態のうちに、以前からの病気の友もまた大変危険なことになるし、あれこれと手につかず、その分が仕事に食い込んで、自己管理が悪くなって食事の時間さえ忘れて---はい、今度は自分が、ひどい風邪に見舞われてしまっていました。やっと熱が下がって、完全復活まであと一歩二歩の状態で、懸案事項だったことも ひとまずなんとか、「了」で今少し残っていることやのあれこれを片付けて、来週には少しゆっくりできたらいいなぁと考えてはいますが、はてさて、どうなることやら!これ以上の「何か」が起きないことを祈る思いでいます。ランキング投票はこちら クリック よろしくお願いします。
2008/02/19
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我が家の愛犬、M.ダックスの北斗(ホクト)=推定5歳♂=が、この犬種の宿命ともいえる「椎間板ヘルニア」を発症しました。でも、ごく初期。しかも、たいへん良い獣医さんとの出会いで、タイトルにあるように、いわゆる「最先端医療」である「再生治療」を受けることができていて、極めて良好な経過を辿っています。日本の家庭犬で、いまだに絶大な人気を誇るM.ダックスの、これまた多くが苦しめられている病気なので、他の方の参考のためにも、今ホクトが受けている治療をここでご説明して、前回の記事で心配をおかけしたみなさんへのご報告に代えたいと思います。【発症・発見の経緯】日に2度、昇りに限って使っていた緩い数段の階段で、いつものように駆けあがらずに、昇るのを一瞬躊躇してから這い上がるような「歩き昇り」をしたので抱き上げたところ、「ギャッ!」と悲鳴に似た短い叫び。あとから考えると、ここ数日、いつも注意していた「飛びつき行動」がなく寝ている時間が多かったし、特にこの前3日間は、怖いこともなく、それほどの寒さでもない筈なのに震えていることがあって気になっていました。また、せっかくシェイプアップした体が、冬になってからややリバウンド気味・・・【受診と診断】麻痺が出ている状態ではなく食欲も旺盛だったため、その日は、適切な病院探しをし、翌日、仕事に区切りをつけてから、幸い車で30分以内の、評判の病院で受診。レントゲンでは際立ったヘルニアの個所が見えず、白血球その他の血液検査の結果も極めて良好。でも「痛そう」なのと「震え」は相変わらずで、間違いなく「椎間板ヘルニア」だろうとの診断。レントゲンも、顕著ではないとはいえ、良く見るとココが・・という部分を丁寧に説明されて、造影剤・CT検査は時間がかかり負担もあるので、「手術」を決断する場合のみでよいと助言されました。【治療の説明と選択】まず、●通院方法と所要時間、そして10日間程の通院が可能かを尋ねられました。いくら良い治療方法でも飼い主の負担が大きすぎて続けられないようなら選択肢から外すとの言葉に「ペットと暮らす」全方向への配慮を感じて、その病院への信頼感を強くしました。夜も8時までの病院なので、幸い通えますと答えました。●今までの内科療法はステロイド一辺倒だったが、現在研究が進んでいる「再生医療」の分野で大きな効果を出している方法をやりたいがどうだろう?との提案を頂き、詳細説明を受けました。●(人間の)全身性炎症反応症候群に伴う急性肺障害に画期的な効果を示している「好中球エラスターゼの選択的な阻害剤」である「エラスポール100」をある条件下で使うことで、椎間板ヘルニアの場合では手術とフィフティ・フィフティの臨床結果が出ているとのことなのですが、結果はフィフティ・フィフティでも、外科処置のリスクを考え、迷うことなく「切らない方法」を選びました。ホクトの場合は、目で見てわかるような切る必然性がないというのも、もちろん理由の一つです。早期発見と、医師(治療方法)との出逢いは、どんな病気の場合でも大切ですね。昨日で5回目の治療が終わり、あと5回ですが、2回目で明らかに快方に向かっているのが分りました。治療方法をもう少し詳しく書きます。●人間の急性肺障害の時には24時間かけてゆっくりと薬を吸収させるとありますが、ゆっくりというのは犬の場合も同じで、生理的食塩水を点滴しながらそこへエラスポール100注射液・胃粘膜保護材・若干のステロイド剤他、ビタミン剤も含めて5本の注射液を入れて、ゆっくりと吸収させ、それを10回(10日間)続けるというのを一つの治療単位としています。(各回の薬液の量などは経過観察・体重測定などと合わせての獣医さんの都度の判断が加わっているように見えます)治療を始めて目に見えて良くなっているし、犬自身への負担もほとんど感じられないので、安心してこの治療を終えることができそうです。でも、治療を終えてもこの種の体質を忘れることなく、太らせないように一生の「病気」として付き合っていこうと思います。最後に---犬飼いの方は今更でしょうが、ちょっと知ったかぶりをさせてください。ダックスは「胴が長くて短足だから」背骨に負担がかかるという誤解がありましたが、これは違うというのが今では一般的にも知られています。洋風のテーブルの脚を短く切って座卓にしたところで、天板自体の強度は変わらず、天板にかかる負荷が増すわけではないという説明が、たいへん納得しやすいですね。ダックスは、脚の短さにその症状がわかりやすく出ている、「成長板(軟骨)の早期閉鎖」という、いわば病気遺伝子を種類として固定させた犬種。だから、脚だけではなく他の部位(背骨など)の軟骨も早期閉鎖しているので椎間板変性・ヘルニアを起こしやすい、という訳です。これは、私が自分の脚の形骸不全が子に伝わらないかとたいへん恐れたことを考えると、やりきれない「人工的な操作」です。「犬種維持のための正しいブリーディング」とやらに、私が大きな疑問を感じる根拠になっています。と、この件については色々なご意見があるのを百も承知で、ちょっと触れてみました。あくまでも私の考えなので、議論する気はありません。申し訳ありません。この治療法、そう遠くない将来ヒトにもどんどん応用されるようになりそうで、楽しみです。今、色々な病気と闘っている飼い主自身が闘っている同じダックス飼いのブログ友に、「再生医療」分野の明るい話題としてこの記事を送ります♪ランキング投票はこちら クリック よろしくお願いします。追記:重なる時には重なる・・・猫のノアが尿結石と思われる血尿で、北斗と同じ病院に通っています。こちらも、偶然の早期発見となりました。我が家には猫トイレが三つと犬のトイレシートの場所が2か所あります。ノアは、最近、この五つのトイレを縦横無尽に(笑)利用しています。オシッコをホクトのトイレシートでしてくれたおかげで、すぐに血尿に気づくことができました。これも、今は、よほどのことがない限り内科療法で治るということで、薬を処方されています。丸一日で、見た限りの血尿は止まりました。ホッ!!が、年齢が進んでますます嗜好性が強くなり、カリカリ(乾燥フード)しか食べようとしないもも&タイガのフードと、体質的に結石ができやすそうなノアの食餌についての悩みができてしまいました(ーー゛)本当は猫達もホクト同様、手作りフードに切り替えたいのですが、もも&タイガの好みがうるさ過ぎ~。そうそう!尿検査のためにオシッコ採取をしなければならないのですが、これまた、メス猫のオシッコ採取は難しそう・・・網トレイのケージに一日閉じ込めようかしら・・・。どなたか良い方法ありますか?
2008/02/02
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