ウンとかスンとか mamatamの日記

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2021.01.11
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カテゴリ: 文楽
息子の発熱で狼狽えて数日飛んでしまいましたが、2021年文楽カレンダーの後半6か月分をご紹介します。

ではまず、7月から。

七段目 祇園一力茶屋の段(おかる=吉田簑助、遊女になっています)
7段目では、大星由良之助が師直方の目を欺くために祇園で遊びまくると言う有名なエピソードが描かれます。
生臭ものを食べてはいけない主君の命日に、師直の家臣の前でわざとタコを食べて見せたり、師直に内通している裏切り者の斧九太夫(勘平に殺された斧定九郎の父)を殺したり、実は仇討ちをする気満々の由良助は敵も味方も騙しまくって着々と準備を進めていきます。
上の写真は、由良之助が1階の廊下に出て密書を読んでいるのを、酔って2階で休んでいたおかる(遊女になり、この日は由良助に呼ばれて一力茶屋へきていました)が覗き見している場面です。
簑助さんの遣う人形は、生きているとしか思えないほど、所作の一つ一つが意思や感情を伝えてきます。そして、どの役も清楚にして色っぽく、その圧倒的な美しさから目を離せなくなります。

8月も七段目から。

祇園一力茶屋の段(おかる=吉田一輔、寺岡平右衛門=吉田玉志)

9月は

八段目 道行旅路の嫁入(戸無瀬=吉田和生、小浪=吉田一輔)
この段は仇討ちから少し離れて、大星由良之助の息子力弥と加古川本蔵の娘小浪の結婚の話です。
二人は許嫁でしたが、塩冶家取り潰しで縁談も流れてしまいます。悲しむ小浪を見かねた母の戸無瀬は、供も連れず二人で鎌倉から京の山科の大星家まで東海道を下る(だから富士山な訳です)、その旅路を描きます。
次の九段目の悲劇と対照的に明るく軽い場面です。
10月は

九段目 山科閑居の段(左から 大星由良之助=吉田玉男、大星力弥=吉田玉佳、妻お石=吉田勘彌、加古川本蔵=桐竹勘十郎、妻戸無瀬=吉田和生、娘小浪=吉田一輔)
戸無瀬と小浪は山科の大星家にやってきて、祝言をと望むが、由良之助の妻お石に断られ、どうしてもと望むのなら、殿中で師直に斬りかかった判官を止めた本蔵の首を差し出せと迫ります。
そこへ虚無僧姿の加古川本蔵が現れ、お石に罵詈雑言を並べたため、力弥が怒りの余り本蔵を槍で突いてしまいます。苦しい息の下で本蔵は自分が主君を守ろうとして賂を贈ったことで塩谷判官に矛先が変わり、また、本蔵が止めたことで判官はことを果たさないまま切腹となったことを謝り、詫びの印に自分の首を婿に与えるとつたえます。そして、婚礼の引き出物として、高師直の屋敷の図面を力弥に与えました。
力弥と小浪は婚礼をあげ、由良之助は力弥を置いて一晩先に仲間のもとへ旅立ちます。
11月は


塩冶家の御用商人だった天河屋義兵は大星たちの仇討ちを助けようと準備を進めています。
そのために迷惑がかかることを恐れ、奉公人や女房に暇を出し家に帰らせていました。夜になり、大勢の捕手が押し寄せてきて、義兵の息子よし松を人質にとって、大星たちに頼まれて武器を調達し鎌倉に送ろうとしていたことを白状せよと迫ります。この時に、天河屋義兵が捕手達に向かって吐いた啖呵が有名な「天河屋義兵は男でござる。」のセリフです。女子供を責めるときの様な真似をするなと言う意味で、子ども可愛さに、違うことをそうだと嘘をつくことはできないというわけです。この捕手は大星の命令で、義兵を試すために塩冶家の家臣たちが扮していたものでした。こうして由良之助たちは義兵を信じるに足る者として、討ち入りの合言葉を「天」「河」とすることに決め、船で旅立っていきます。
いよいよ最後、12月です。

十一段目 花水橋引揚より光明寺焼香の段(矢間十太郎=吉田勘市、原郷右衛門=吉田文司、桃井若狭之助=吉田玉助、大星由良助=吉田玉男、大星力弥=吉田玉佳)師直の屋敷では由良之助の放蕩を信じ、酒宴を催していましたが、その晩に浪士たちは討ち入り、高師直の首を取ったのです。一同は師直の館を引き揚げ、判官の墓所のある光明寺へと向かう途中、花水橋で桃井若狭之助と出会います。労をねぎらう若狭之助。由良助たちは若狭之助と別れていきます。

まさに粗筋で、途中をだいぶ端折ったのでわかりにくかったと思いますが、長かった忠臣蔵、これで幕となります。






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最終更新日  2021.01.11 02:04:20
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