◆ アニメ 百妖譜 第二期 0
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神奈川県内・平日のお昼前・料金1300円の日・・・観客は20人前後だった。まあまあの客入りなのか、少ないのか?具体的な内容を書いています。(ネタバレ)監督:山田 尚子(なおこ)配給:東宝映像(色彩)の美しさと青春ものというのが、この作品の売りだが・・・色々と「ん?」だった。まず、主人公の名前が「トツ子」というのが・・・いや、ユイナとかノアとか、いまどきの名前も違和感あるが、トツ子もいただけないわ。なぜそんな珍名にしたの?彼女が金髪なのにも「ん?」親か祖父母が外国出身なのか?少女・きみの退学。保護者の同意なしにできることではない。それに、理由は`周りの期待どおりに、きちんと役目を果たすことが重荷´ということのようだが、そういう心持ちを掘り下げるシーンはない。きみに嘘をつかれていた祖母が退学を知った時のショックや、その後きみにどう接するのかも描かれていない。相当な落胆のはずだが。キリスト教の堅い女子校で、男性と接触するべからず という生活を送ってきたトツ子が、男子学生・ルイにフッと話しかける・・・いやいや、もっと緊張するでしょう。ルイが抱きついても彼女らは「キャー!」「ドキッ!」という反応もしない。これは不自然だなと。さらに「えっ?!」と思ったのは、ルイが上記女子校の学園祭に出演すること。他校生の上に男子なのに!トツ子が異性とバンドを組んでいるってこと自体が、問題になるはずだが。退学したきみが出演するのもあり得ない。いくら二人がトツ子の友人であっても、許可されるはずがない。学園祭にいきなり男子が現れたら、生徒たちは騒然とするはずだが!そういう描写は一切なし。ルイを「ちょっとカッコイイ」と反応する女子も皆無。不自然だなと思った。各人自作の曲が流れるも、肝心の歌詞がほぼ聞き取れず…字幕つけてくれればいいのに と強く思った。ライヴシーン・・・背後の天使の壁画がすてき☆かわいい夢の国みたい。トツ子もきみも楽器の経験が浅いのに、いつの間にか上達~作曲までするというのも、都合のいい展開。大雪の降る夜、三人が廃教会に泊まることを認めるルイの母親にも違和感。かなり寒いし、女の子がそんなことしたら危ないから、ひとまずウチに来なさい~診療所の待合室でよければ、そこで寝て くらい言わないのか。いくら見知らぬ子たちとはいえ…息子の友達だし女子だ。一晩くらいなら と思わないの?音楽(バンド)に精力を傾けつつ、医学部を目指して塾通い…勉強もしっかりするルイ。実に器用だな。トツ子はきみに、恋愛感情みたいなものがあったのか?三人とも、お金を持っているな。声優に関しては取り立てて引っ掛かる感じはなく、特にきみ役の人が巧かったと思う。全体的に、色々なことがスッと・フワッとしている。想像とは違う部分も多かった。誰かが怒るとか、泣くとかない。イヤな人がいない。「水金地火木土天アーメン」好き。(笑)テルミンを用いるというのも、おもしろかった。長文を読んでくださり、どうもありがとうございました。
2024年09月05日
監督 前田 哲(まえだ てつ)具体的な内容に触れています。草笛 光子が、作家・佐藤 愛子を熱演。冒頭のメッセージからして「これは草笛 光子のための映画なのだ」とわかる。監督のその心意気に、90歳の彼女は見事に応えている。まず、美しく活舌が良い。年齢からして、これには驚く。嫌味のない演技に引き込まれる。巧い。編集者・吉川(きっかわ)を演じた唐沢 寿明も、さすがに安定感あって良かった。時代遅れなおじさん という役柄だが、中年太りしていないスッとした体形に感心。一生懸命に働いてきたが、家族への配慮が足りないってことで、妻から三行半を突き付けられる。最愛の娘からも嫌われ、強く非難されてしまう。吉川は50歳くらいか・・・ギリギリ、古いタイプのビジネスマンという設定が可能だったと言えそう。ギリギリだ。娘のダンスシーン、長すぎる。そもそも、吉川の家庭問題をそんなに絡めなくていいんじゃないか?と思ったが、映画化するにあたり、なんらかの物語が必要だったってことか。(本当にこういう編集者がいたのか?どこまでが事実で、何が映画化に際してのフィクションなのだろう)佐藤が戦争経験者ならではの思いを語るシーンがあり「もう、こういう価値観をもつ人がいなくなるんだ…」と時代の流れを感じた。本が大ヒットしたことを表すシーンは、大げさすぎて鼻白んだ。おもしろシーンってことなのだが。鑑賞後ふと「…原作本も読んでみたいな」と思わせるのだから、さらに出版社は儲かるね。佐藤 愛子…凄い女性だわ。名声・邸宅・娘・孫 筆一本でここまで手に入れたのだから。結婚は二度しているし。当たり前だが、普通の女性とは違う。スーパーキャリアウーマン。だから、これを見たからといって、励まされるとか元気づけられるとかはない。草笛 光子の主演映画として楽しめた。90歳でこの仕事ぶりは、驚異。心から拍手したい。** ** **数分、音響がおかしくて「ん?」セリフがヘンに響くのが気になった。その程度なら、まだいい。「ドンドン」という低音が聞こえてきて「・・・これ、音漏れでしょう」隣のシアターの音だ。10分くらい続いた。当然、集中力を削がれてしまった。よりによって、しんみりした場面で!特殊音響だろうがどんな爆音作品だろうが、音漏れする映画館なんてあってはならない。二か所目よ、音漏れする映画館。酷すぎる。近場で行きやすいのだが、もう利用したくない。私は、安心して`普通に´映画鑑賞したいだけなんだ!時間・労力・お金を費やして行くのだから。某所の映画館も
2024年07月19日
約5か月ぶりの映画館。久しぶりで、少しワクワク。映画.comでの高評価が目に留まり、あらすじを読み「おもしろそうだな」と。さらに、あるラジオパーソナリティが「良かった」と言っていたので、ますます見る気になった。上映時間が1時間なのも、気楽でいい。しかし、当日券は「1700円限定」各種割引の対象外。学生も同額。これには不満を持つ人が少なくないと思うが、今後増えていく手法かもしれない。強気といえば強気。若者にこそ見てほしい作品だろうに、学割なし。「1時間の作品で1700円か~」と思わなくもないが、長ければ良いわけではないし、見合うおもしろさを期待して行った。監督 押山 清高原作(漫画) 藤本 タツキ(男性らしい)アニメーション制作 スタジオドリアン具体的な内容に触れています。関東某所・平日の午前中・割引なし で観客50人くらい。なかなか立派ではないか。 風景・背景がきれい。声優に、これといった違和感はない。小学生ながら、狂気を帯びる藤野(ふじの)。学校に来ない京本と親友になる。青春の輝き。しかし、京本が進学・`自立´宣言し、歩む道が分かれる。藤野の放つ言葉が辛辣だが、京本は折れない。前半はわかりやすいのだが、後半は流れが変わるというか・・・まず、とんでもない事件が起き「えっ…!?」京都アニメーションの事件を思い浮かべない人は、皆無でしょう。そんな、あまりに衝撃的なことがぶち込まれる。自分が漫画を描かなければ・京本を部屋から出さなければ、こんなことにならなかった!と自責の念にかられる藤野。いや、京本は藤野と出会ったことで、かけがいのない時間を過ごせた。もっと精進したいという、意欲ももてた。確かに、事件はあまりにおぞましい。でも、二人が出会わなければよかった と言えるのか・・・。二人が事件前まで知り合わず、京本が助かる という別時空でのなりゆき(藤野の想像か?)も描かれ、だんだん込み入ってくる。京都アニメーション事件を思い起こさせる内容にしたのは、どういう意味があるのか、よくわからない。漫画家としての、何らかの思いがあってのことだと思うが。ルックバック・・・振り返る、回想する さらに、漫画を描くのに没頭する藤野の背中(シーンが多い)に、原作者の思いが凝縮されている ということか。後半に流れる主題歌が、仰々しすぎる感じがした。映画.comには、熱い思いを綴った長文の感想が多数寄せられているが、正直言って私は「そんなに…?」と思った。私の感受性・理解力が乏しいということか。1時間の作品だが、思ったより長く感じられた。(別に退屈だったわけではない)
2024年07月07日
かなり高齢なのは知っていたが・・・あぁ。新聞などには【代表作「男と女」「甘い生活」】と書いてあるが、私はどちらも見たことがなく(見たい、見なければ! と思いつつ35年も経ってしまった。恥。トホホ)アヌーク エーメと言えば「モンパルナスの灯(ひ)」なのだ。彼女の美しさ・気品は息をのむほどで、完璧と言っていい。だから、私の心に深く刻まれている。イメージが崩れるのがイヤで、彼女の写真をネット検索することを避けてきたが、今朝の新聞の訃報欄に、高齢になった彼女の顔写真が。あっ・・・避けようがなかった。
2024年06月20日
内容に触れています。・ボンドがかわいい🌷 旅行に行くと決まった時、喋った?!笑・ケープ姿のアーニャがかわいい・雪景色がきれい・ヨルの戦闘シーンが長すぎる・アーニャの顔がグニャグニャ・ハチャメチャ やり過ぎだと思った。・う〇〇騒動に時間を割きすぎる。 ファンタジーシーン いらない!・主題歌 2曲は、全く印象に残らず。・エンドクレジットが意外だった。 もっとカラフルなものを予想していたので、 黒地一色・アーニャ一人というのが意外だった。 真似して踊りたくなった(笑)もっと、家族が旅行を楽しんでいるシーンを見たかったな。ほのぼのしたい。ブルク13の男性スタッフ、少し不愛想だった。
2024年02月19日
70分・日本語・ほのぼのアニメーションのようなので、いつもより気軽に見られる と思いきや…気の抜けない作品だった。以下、多少 内容に触れます。期待どおり映像がきれい。音楽や声優にも違和感なかった。「ウ~ン」と引っかかったのは、主人公の女性コンシェルジュがドタバタしすぎること。当然、子どもも鑑賞すると想定し、おもしろおかしくするために動きを派手にしたのだろうが、大人の感覚だと「いい加減に落ち着いてくれ!」である。会計直前に他の売り場のものを勧めるなんて、接客していた店員が怒るよ。いきなり邪魔されて。この店が`何のために´あるのか・・・説明の会話が回りくどくて、わかりにくかった。(私の集中力が足りなかったからか)絶滅したカリブモンクアザラシが傍若無人・・・これは、自分たちを乱獲した人間への恨みからか と思った。怒り方がね・・・凄まじい。マンモスのウーリーが好き という人が多いと思う。私には、一度の鑑賞ではとてもとても理解が及ばない作品。気づいていないことがたくさんあるはず。最後の最後に映る風景に「ん?!」 これにも深い意味がありそう。己の集中力・気力のなさに落ち込むわ。特に後半、しっかりセリフを聞いているつもりだったが、実はボーっとしていたか・・・。(こういうこと、よくある)平日でも賑わっているテラスモール…凄いな。
2023年12月06日
平日の昼間・場所は辻堂・通常の映画より料金が高いそんな状態の中、お客さんは10人くらい・・・意外と人気あり と言っていいか。冒頭、主演の玉三郎が作品について語る`特別映像´つき。「これがあるのとないのとでは、違う」そう思った。泉 鏡花への思いや、作品解釈を聞けてよかった。「鏡花先生」という言葉に、心からの敬いが感じられた。こういう`おまけ´映像というか、追加映像を加えた松竹のアイディアを評価したい。15分弱くらいで、長さも適度でよかった。グッと盛り上がるのは後半で、正直言って「ここまでが長かったな」と。でもそれは素人考えで、原作を考慮し演出すれば、それなりの時間が必要なのだろう とも。2009(平成21)年の作品・・・姫川 図書之助を演じる海老蔵は30代前半。若い姿と声…凛々しい美青年ぶりが魅力的。姫川に恋した富姫の女心を、玉三郎が情感あふれる演技で表現。愛の美しさこそ、エンターテインメント!やはり「海神別荘」「高野聖」も見ればよかった!(「日本橋」は8八年くらい前に見た。長かった)来年も上映してほしい。
2023年11月10日
映画館で見るのは3回目か4回目か・・・一年ぶりの川崎チネチッタ。お客さんは意外にも、10人弱という少なさ・・・平日の昼間とはいえ、これでは採算が合わないだろう!と思う。暑くも寒くもなく、快適な空調で有り難かった。(これ重要!)ややくたびれた感じの椅子も、意外と座り心地は悪くなく。やはり、劇場スクリーンで見る醍醐味よ。内容が難しくない(ややこしい用語も長いセリフも出てこない)上に見たことある作品・・・気力体力、集中力、目も弱くなっている身には、未見作品よりずっと楽に鑑賞できる。年をとってくると、新作より既に知っているものを好んで見る ということか。楽だものな。ジョー「人生はままならぬもの」王女の立場 これこそ、だね。前にも書いたかもしれないが、誰が一番偉いかって、カメラマンのアーヴィング(エディ・アルバート)でしょう。ジョーは意外にも「君が写真を売りたいのなら、止めはしない」撮影を依頼した責任があるからだろう。今さら「お願いだからやめてくれ」と嘆願する権利は、自分にない ということか。でアーヴィングは彼の気持ちを汲んで、一大スクープをふいにする選択をした。悩んで迷って決意したに違いない。で、王女に「ローマご訪問の記念写真をお受け取りください」である。気が利く!この優しさが尊い。会見後、ジョーに声をかけず先に行った思いやりもいいわ。ジョーに飲み物をひっかけられまくり、気の毒。何度もビショビショ。笑宮殿の広い部屋を、一人ゆっくり歩くジョー。【おとぎ話は、もう終わりましたよ】 静かに、切なく、そんな余韻に浸るラストシーン。とても印象に残る。「あぁー、これから借金で生活が大変だ」と現実的なことを思ってしまうのは、ナンセンスの極みか。ごめん。若い頃は、そんなこと思わなかったのに。自覚を新たにする、王女の成長物語という面も良い。会見シーンの気品がすばらしい。何度見ても、オードリー ヘップバーンの可憐な美しさに魅了される。久しぶりに映画館に行き「おもしろい作品なら、2時間でも耐えらえるってことだな」と思った。
2023年09月15日
原作は未読だが、存在は知っていた。熱い音楽青春もの・・・一言で言うと、おもしろかった。2時間、飽きなかったもの。~ 内容に触れます ~「ジャズはロックと違って、何年も同じメンバーで組むことなんてないんだよ。みんな、互いを踏み台にしてのし上がっていく。それがジャズだ」物語の始めにこの言葉が出てきて「へぇー、ジャズの世界とはそういうものか」と胸にグッと刺さった。お互いに試し試され…そういう性格が強いってことか。ガムシャラに夢を追う若者3人もいいが、ジャズ喫茶オーナー アキコや、一流ジャズクラブ支配人 平といった大人たちがいい!アキコにもらい泣きしそうになったし、平がピアニスト 雪折(ゆきのり)を叱り戒めるのも、とても大事なシーンで印象に残る。若者たちの周りに、大人の優しさと厳しさがあるのがいい。なんというか、社会はこうでなくては…と思う。映像は美しく、声優に違和感なかったな。肝心の音楽は、期待どおり迫力ある音響なのだが、正直言って、特にサックスがうるさいなぁと感じることもあった。`突っ込みどころ´もいくつか。「いや、初心者が数か月でそんなに上達して、プロになれるわけがない!」「重症を負って入院したばかりの人が、ステージに立ってバンバン熱演できるわけがない!外出すら絶対に無理だ」演奏シーンのCGにも違和感あり「ん?これ、変だな」とそちらに気が向いてしまう始末。でも、ジャズをよく知らない私が「一度、ジャズのライブに行きたいな」と思ったのだから、この映画にはジャズ宣伝の力があると言えよう。もう一回、見たいし。* * *後ろにいた女性が、大事なシーンで独り言!こちらに聞こえなきゃ構わないが、非常に残念ながら、しっかり私の耳まで届いた。「あぁ」「えっ」といった感動詞ならまだ聞き流せるだろうが、もっと`具体的な言葉´を漏らしたので、私は凄く印象に残ってしまった。「やめてくれよー!」この映画の印象=聞こえた独り言 になってしまう!思い出したくない・忘れたい 本当に腹の立つ出来事だった。ちょっとの呟きでも、意外と周囲に聞こえるのだ。「思わず口をついて出た」本人はスッキリするだろうが、聞かされた方はたまったもんじゃない。席運・・・それが悪かった。そういう日も、残念ながらある。映画館離れが進むのは、マナーの悪い客が少なくないのも原因に違いない。原作 石塚 真一 / 監督 立川 譲 音楽 上原 ひろみ / 配給 東宝
2023年03月13日
「映画館が暑い問題」を予想して、すぐにTシャツ一枚になれるようにして出掛けた。案の定「暖房が効きすぎ!」で、すぐにセーターと長袖シャツを脱いだ。冷えたペットボトルを握ると、気持ちがいいほどだ。(私は決して暑がりではない)子どもたちの名前が「こころ」「りおん」「ふうか」・・・イマドキねー。ここから具体的な内容に触れます。ウレシノとリオンが「ママ」と言うのに引いた。幼児じゃないのだからサ・・・ どんな苛めをされてきたか、こころがアキとフウカに詳しく話す。知り合って間もない・お互いの背景を知らない・城でしか会わない そういう間柄だから、誰にも言えなかったこと・内に秘めていたことを聞いてもらう気になり「辛かった・怖かった」と吐露できたのでは と思った。暴言も、自宅に押しかけてドアや窓を叩くのも異常。「犯罪の域でしょう、これ」と思った。本格的にピアノを学ぶ少女・フウカ。しかし、コンクールに出るも不甲斐ない結果。娘に期待する母にも追い詰められる。でも、城でピアノを弾く・・・えっ、ピアノから逃げたいのではないの?イヤではないの?と思った。城には母がおらず、ゆったり自由に弾けるのだが、それでも「しばらくピアノから離れたいと思わないの?」と。行き詰まった。辛かった。それでもピアノが好きってことなのだな。城でも勉強するフウカ。しっかり者だ。それを知ったアキが皮肉めいたことを言うのかと思いきや、言わない。感心する様子もない。どう思ったのだろう。アキが襲われそうになるシーン・・・子どもに見せていいのか?と思ったが、それも彼らの現実であり、アキの悲しい事情なのだ。作中に出てきたイチゴの紅茶が飲みたくなり、映画館を出てすぐ大きなスーパーに立ち寄ったが、予想どおり売っていなかった。ラズベリーやハイビスカス混合の紅茶はあったが、ストロベリーティーは専門店に行かなければ見つからないだろう。言葉自体、見聞きしない。マリアージュフレールなどに行けば入手できるか。(高くて手が出せないと思うが)もう一回、色々と注意して見たいなと思った。セリフに付いていけなかったり(頭の中をサーッと流れて、ん?いま何て言ったの?となる)気づけなかったことがが多々ある。恥ずかしながら、色々と理解が及んでいない気がする。正直言って、伏線あリすぎじゃない?!・・・疲れるわ。芦田 愛菜が巧いなと思った。目の調子が悪いので、二時間の鑑賞に耐えられるか不安だった。幸い、暑くて気分が悪くなることもなくホッ。それにしても、温度管理が適切でない。新しい施設なのに。モール内の果汁工房 karinで苺ジュースを飲んだ。映画チケットで値引きが嬉しい。そして、とてもおいしかった。
2023年02月04日
原題:Dream Horse イギリス 2020年制作 配給:ショウゲート 監督:ユーロス リン 主演:トニ コレット今年初の映画館での鑑賞。ブルク13は、現金/Suica支払いしかできない人でもネット予約可能なので、とてもありがたい。TVでも新聞でも一切宣伝を見たことがないし、平日の14時だというのに、意外にも40人くらい入っていた。しかし今回、恐れていたことが起きて「酷いなぁ!」と思った。映画館の口コミサイトで、何人もの人たちが指摘していること・・・隣のスクリーンからの音漏れである。たびたび重低音が聞こえてきたので「あっ、これか」と。当然、気が散る。お金を払っているのに、という不満が生じる。開業してまだ10年くらいの新しい建物・設備なのに、お粗末である。「もう、なるべくここは利用したくない」と思うが、立地や予約の都合の良さは無視できない。案の定、場内が暑い!すぐにTシャツ1枚になって対策した。いつもは買わない冷えた水も買った。空調にもっと気を遣ってくれよー!設備が古くないのだから、調整できると思うのだが!田舎町で、老親の面倒を見つつパートタイムの仕事をする50手前の主婦。競走馬を育てることを決意し、村人たちに共同馬主になろうと呼びかける。レースに出るようになった馬は・・・という内容であるから、予定調和である。そもそも、タイトルからしてわかる。でも、悪くなかったな。まず、馬が魅力的。次に、トニ コレットが巧い。・競走馬を所有するということが、どういうことか・複数人がお金を出し合う組織での、緊急で重大な決定の仕方・娯楽・賭け事のために、馬に危険なことをさせる・馬の命・健康 出資 夢・希望 それらのバランスそういうことも多少、考えないわけにはいかず。コミュニティの存在や活力も、この作品の骨子である。騎手の技術あっての好成績だが、そこはまるっきり無視されている。
2023年01月15日
・チーズ・ホリデー:1989年 ・ ペンギンに気をつけろ!:1993年 ・ 危機一髪!:1995年日本初公開の時、どこかの映画館で見て(銀座だったか?)大好きになり、ソニープラザでグルミットのぬいぐるみを買った。(今も大切に飾っている)作品ビデオも迷わず買った。(当時はVHSの時代)クレイアニメーションの温かみがいい。なにより、グルミットがかわいく、おもしろい。おもちゃの電車で疾走し、超高速!物凄い勢いで線路を敷いていくシーンが見もの!すばらしい。グルミットが家出するシーンは、切ない。調べてみたら、24年に新作の公開(配信)が予定されているとのこと!本当に楽しみだ。(それまで元気でいないと・・・自信ない)今日は場内が暑かった!セーターを脱ぎ、シャツを脱ぎ、Tシャツ一枚になっても暑い。(長袖のあったかTシャツを着ていったことを後悔)蒸したような空気に気分が悪くなり、退場することも頭をよぎった。観客はたった4,5人しかいなかったので、人の多さで暑いのではない。明らかに、空調が不適切なせいだ。以前もここで同じことがあった。適正な室温にしてくれないと、普通に鑑賞できない。古い映画館ではないので、それなりに設備が整っていると思うのだが…。過去の経験(ル・シネマで極寒・新高島町で蒸し風呂)から学んで、映画館に行く際は脱ぎ着しやすい服装を心掛けているが、あまりにも暑い・寒いと耐え難い。
2022年12月28日
公式サイトを見たら「午前十時の映画祭13」開催期間:2023年4月7日~2024年3月28日上映劇場は追ってお知らせいたします。上映作品の発表は、2月下旬を予定しております。今年は、開催を知ったのが最近で、あれこれ見損ねてしまった。近場の、設備のいい(スクリーンが見やすい)映画館で見たいなぁ。
2022年12月12日
映画館で見るのは、4回目か。先日、図書館で新聞をパラパラと見ていたら、地元面に「チネチッタ100周年を記念し『七人の侍』を上映」という記事が目に留まり「えーっ!」心の中で声をあげた。知らなかった。私が購読している新聞には、載っていなかったから。危うく情報を得られず、見損ねるところだった!4K デジタルリマスター版・LIVE ZOUNDでの特別上映だという。ライヴザウンドとは、チネチッタ自慢の音響装置だそうだ。絶対に見に行く。そう決めて、平日に出かけた。10:40からで、40人くらいのお客さんがいたか。ヘタな作品を上映するより、よほど収益があるぞ。やはり、男性客の方が多い。中年男性に歩行介助された、かなり年配の女性も見受けられた。若い頃の思い出の作品で、どうしても見に行きたいと思ったのか…ちらっとそんな単純な妄想をした。チネチッタは駅から近いのと、疲れない座席が気に入っている。しかし館内は動線がわかりにくく、右往左往してしまう。クネクネしているのだ。始まってしばらくは特に、言葉が聞き取れず「字幕がほしい」と思う。雰囲気で察するしかない。「おのれのことばかり考える奴は、おのれをも滅ぼす奴だ!」普段は穏やかな勘兵衛が、厳しく言い放つ。名言である。豪雨の中の決戦シーンに釘付け。息をのむ迫力と集約。軽快な太鼓と笛の音、明るい歌声が響く田植え風景と、侍四人の墓の対比が悲しい。誰一人、殉職しないでほしかった。あまりにも惜しい と。最後のセリフ 勘兵衛「今度もまた、負け戦(いくだ)だったな。勝ったのは、あの百姓たちだ。我々ではない」が、心にズシッとくる。
2022年12月04日
映画館の座席の予約をした。当日、念のために画面確認すると「エッ!!」私のすぐ隣の二席が、予約済になっているではないか。三つ並んで黒く塗りつぶされている・・・ ■■■ その列の予約は、他にない。前の列は二席、後ろの列は一席のみ予約されている。こんなにガラガラ、空いているのに、わざわざ他人の隣を選ぶ人がいるとは・・・ド変人だ。せめて一席あけるのが常識だろう!めちゃくちゃ腹が立つ。私は予約を取り消した。ベストポジションだったのに。別の席を取ってもまた、隣に変な奴が来るかもしれない・・・不安になり、現地で上映直前に席を選んだ。だが勘違いしたことがあり、会員料金1300円ではなく、正規料金1900円を払う羽目に!「非常識なあいつらのせいで!」現地でさらに怒りがこみ上げた。(勘違いした自分も悪いが)そりゃ空いていれば、どの席を選ぼうが自由だ。それはわかっている。わかっているが「こんなに空席があるのに、隣に来ることないだろう!」と心の中で叫ばずにいられない。もう、ガラガラだからといって、安心して予約できない。
2022年10月07日
迷ったけど、見に行った。横浜でも川崎でも、今日で終了だ。幸い、横浜で17時過ぎからの上映があり「諦めたら後悔するだろう」と、思い切って出かけた。これが最後。一ヶ月以上、楽しんだ。楽しませてもらった。9回も同じ映画を見に行ったことはない。まさかこんなにハマるとは。映画館のスクリーンや音響が、作品を想像以上に見応えあるものにすることを、改めて知った。だいぶお金を使ってしまい(交通費を含め一回3000円)私にとっては、分不相応な贅沢だった。決勝シーンで山場を迎え、観客の誰もが1ミリも身じろぎしない。で、湊と愁の落ち対決で最高潮を迎える、その見せ方のうまさ。美しい湊の会に心奪われる。物語のおもしろさ・映像の美しさ・それらに完璧に合致する音楽・優れた声優たち おかげで、青春の輝きに魅了された。実にバカなことだが、何度もフッと「この世界に入りたい・ここで生きたい」とさえ思ってしまった。現実逃避。いい年して・・・呆れる。私の心の支え・生きる理由は、来年放送されるTV版 第二期だけ。ひょっとしたら再来年あたり、再び劇場版を見られる日が来るのか・・・いや、期待し過ぎか。ありがとう、ツルネ。そして、新作を心待ちにする。
2022年10月07日
9月29日で終了すると思いきや、予想外に横浜での続行。東京まで行かなくて済むのが、本当に有難い。しかも17時過ぎの上映なので、さらに有難い。(朝や夜に行くのは無理)もぎりの男性が(もう、半券をもぎ取ることはしないが)私のチケットを確認すると「上の階です。いってらっしゃいませ」と言った。ここに来るのは四度目だが、こんな声かけをされたことはない。もぎりの人がハキハキ・丁寧だと、気持ちいいものだ。何度見てもマサさんがカッコいい。カッコ良すぎる。惚れ惚れする。でも、23歳という設定には違和感ある!30歳くらいだと思っていたので、驚いた。せめて27、28でしょう、あの落ち着きは。白い弓道衣もいいが、桐先の紺もカッコいい。弓道、やってみたい。でも!現実は色々とアニメーションと違うことくらい、わかっている。
2022年10月05日
今回は藤沢で鑑賞。7.1ch音響ではないが、朝や夜の上映でないのが有難い。(17時過ぎからだったが)席に座って「ん…スクリーンが少し近すぎる」と思った。観客が10人もいなかったので「移動しても問題ない」と判断。予告編が終わりそうなタイミングで、思い切って一つ後ろの席に移った。 「もう入ってくる人はいないだろう。そうであってほしい」と思っていると、エッ!?暗闇に二人組が現れた。男女のようだ。こちらに向かってくる!「マ、マズイ・・・この席を買った人かもしれない」「隣合ってもマズい」 右側は二つ開けて人がいるから、右にずれる(逃げる)わけにはいかない。 アタフタと席を立ち、平謝りする己が頭に浮かぶ。 「男性が怒って騒ぎになるかもしれない」「お願い!ここに来ませんように!」「他の席に行ってくれー!」 心臓がキュッとなる。 幸いなことに、彼らは私の後ろの席に座った。ホッと胸をなでおろす。ただただ運が良かった。すぐに本編が始まった。 「10分くらいは予告編だから」と遅れて来る人がいてもおかしくない。それを映画館が許しているのだから 彼らに問題はない。 ガラガラの場内で、こうして肝を冷やしてしまった。 危ういところだったが、一列違うだけで見え方がかなり良くなった。 「弓道が好きか?」 祖父がマサさんに、マサさんが静弥に、湊がマサさんに訊くが「好きでなければ、こんなに頑張って(時間と労力をかけて)やらないでしょう!」と思うのは、私だけか?それとも、この問いの深層を、浅はかな私がわかっていないということか?
2022年09月28日
今日は川崎まで出向いた。横浜での上映が午前9時からのみになったので「そんなに早い時間に、映画を見に行けるわけない!」。幸い川崎では、まだ午後上映していた。上映のピーク期間が過ぎ、場内は空いていた。何度見ても感動よ。映像も音楽も、声優たちもすばらしい。中学時代の回想シーンを見て「あっ!」と思った。静弥が弓を放つと、彼と、隣にいる湊が驚いた顔をする・・・今まで「静弥がまだ不慣れで、態勢が整わないのに矢を離してしまった」そう思っていたが、いや「静弥の眼鏡が吹っ飛んだ」ようである。僅か2秒くらいのシーンなのでわかりにくいが、きっとそうだ。(ど近眼なので、絶対にそうとは言えないが)ナルホド、静弥が弓道の時にコンタクトレンズを使うのは、この経験があったからだ と。川崎は明後日から夜のみ上映だから、もう見に行けない。幸い藤沢で夕方上映があるが、それも29日まで。来週が最後の鑑賞になるだろう。寂しい。とても寂しい。
2022年09月21日
監督 三木 孝浩 原作 池井戸 潤 脚本 池田 奈津子 音楽 大間々 昴(おおまま たかし)新作の予告編がなかなか終わらず、ウンザリ。ふと「私、このままここでじっとしながら、2時間も映画を見続けることができるのか…」という不安がよぎる。途端に辛く、苦しくなってきた。3年くらい前に経験した「映画館パニック」に似た状態。「まずい…パニック寸前…あぁ、辛い。ここから出たい」鑑賞を諦めて帰る選択をするか・・・だが「また料金と交通費を無駄にしてしまう。それは避けたい」「わざわざ時間もかけて来た」「でも辛い。どうしよう…」留まるか否か、迷う。ギリギリの精神状態。場内はガラ空きで、幸い右側には誰も座っていない。「いつでもサッと出られるから、落ち着け…これだけ空いているから、いつでも出られる」出入り口の方を見つめながら「落ち着け、大丈夫」と自分に言い聞かせる。呼吸を整える。とにかく目を閉じた方がいいと思った。そして「落ち着いて」と自分をなだめた。どうにか堪えた。堪えられた。我ながら、よく我慢できたと思う。もっと観客が入っていたら「人の圧」に耐えられなかったに違いない。やっと予告編とマナー映像が終わり、本編が始まった。でも「あぁ、これから2時間も…無理かもしれない」と不安なまま。10分くらい経つと、映画に引き込まれていった。新入社員の研修で、融資がどうのこうのって課題が出されるのか。入社したばかりなのに、もう手練の銀行員のようだ!温情で仕事する銀行員なんて、あり得ない。血も涙もないのが、銀行員だ。そうでなければ、やれない。無論、出世も望めない。「支店長は、不倫して飛ばされてきた」 笑える。江口 洋介が大手銀行の冷徹 上司役とは・・・長髪だった彼を思い浮かべ、年月の経過を感じたわ。ユースケと児嶋は、 兄弟役として濃すぎてミスキャストだと思った。変に目立つというか・・・「あっ、ユースケと児嶋だ」と思ってしまう。商売の才覚に欠ける・人でなしの叔父たちと、空威張りバカ弟のせいで、エリート兄ちゃん苦労する。横浜流星も竹内涼真も、悪くなかった。経営者の責任の重さ。経営は、生き物みたいだ。
2022年09月16日
入場者プレゼントは「終了しました」と言われ、いただけず。配布最終日である木曜日に来ると、もう在庫がないってことか。ほしいカードがあったので残念。先週(水曜日)は100席のシアターがほぼ満席だったが、今日は400人収容のシアターにたった5,6人しかいなかった!正午過ぎの上映なのに、どういうこと?!あまりの差に驚く。プレゼント配布と関係あるのか?シアターが広いせいか、新作の予告編が爆音のような大音量で「このままなら耐えられない」と思うほど。カバンから耳栓を出したが、上映が始まると幸いそこまで酷くなく、ホッとした。広いシアターは、怖いな。N列席を買ったが視覚的にも「ひとつ後ろの方がいい」と思い、移動した。(なにせガラガラなので)一列違うだけでも、音の大きさが僅かだが和らぐ気がした。何度見ても感動よ。決勝戦でクライマックスに達するのがいい。桐先の部員たちも含めて皆、かっこいい。(双子は除く)祖父がマサさんを手酷くなじった というが、いくら早気(はやけ)に苛立つとしても、かわいい孫に対して、そこまで鬼のようになれるものか・・・とずっとモヤモヤする。少しも励まさず、責めるだけだったなんて不可解。早気になったことがそんなに情けなく、許せないことだったのか。祖父の真意とは。
2022年09月15日
映画チケット予約サービスの会員になった。現地で現金(suica)払いできるから、クレジットカードのない私でもOK。有難いことだ。迷いに迷って会員になったが(何事にも、いちいち深く悩んでしまう。すぐに決められない。自信がないから)まあ便利!座席の予約ができるのは、すばらしい。しかし、現金決済は「上映三〇分前」に発券を済ませないと予約無効となる。それは知っていたが、もう一つ、肝心なことに気づいていなかった!スマートフォンを持っていない私は「予約番号」を発券機に入力する必要があるのだ。暗証番号のみでチケットを買えると勘違いしていた私は、発券機を前に「ん?!どういうこと?!」アタフタ焦って、スタッフの女性に声をかけた。どうにかお姉さんが発券してくれホッ。やや冷静になってから、予約番号を入力することを理解した。四回目の鑑賞だが、全く飽きなかった。感動する。(これまでもそうだったと思うが)お客さんが、ほぼ若い女性。男性には、あまり関心を持たれないのか。男女とも楽しめる内容だと思うが。パンフレット1200円・・・他の作品は880円なのに、高い。その分、分厚いのかなと期待して買ったが、そんなことなくガッカリ。しかも、字が小さくて読みにくい!老眼には特に辛い。
2022年09月08日
毎月一日は、映画料金が1200円。というわけで、昨日に続き「ツルネ」を見に行ってしまった。もちろん初めてだよ、映画館に二日連続で行くなんて。今回は横浜(ブルク13)へ。座席の予約状況をチェックすると、今日も混んでいる。「隣に誰もいない席」を確保するのは無理だ。両隣に人がいるのを覚悟しないと。チケットに「シアター13 H-7」と書かれているのに、シアター7に行ってしまった!座席のことばかり気にかけていたから、7しか頭になく・・・「あっ、もう予告編が流れている。暗くて足元が見えない。危ないな」スクリーンがやや明るくなった瞬間に、座席の番号表示を見る。「ん?!H列がこんな前?!お、おかしくないか?!な、なに、ここ?!」「ここ、ツルネですよねって誰かに訊いた方がいいかな?!」パニック。「このままウロウロするわけにいかない」と思い、出入り口に戻る。チケットと、シアター番号の表示を確認し「エッ!間違えた!」慌てて13へ。のこのこと、上映中のシアターに入ってしまったのだった。誰かに声をかけないで、本当によかった。で、13(最小・85席)は、ほぼ満席・・・もっと席数の多いシアターを割り当ててくれ!と思った。客数とシアターの規模(席数)が適切でない と。(同じ時間帯に上映される作品で、空席の目立つ作品があるだろう と想像)作品とシアターを組合わせる上でどういう事情があるのか、もちろん知らないが。幸い、両隣が女性でホッとした。有難い。しかも静かで、飲食もしない人たちだった。有難い。昨日と異なり、今日は音響が7.1chだった。やはり、音の幅・迫力に差がある気がした。最後、湊が道場で青空を見上げるシーンに、ほんのちょっとだけ泣きそうになった。清々しい、とてもいいシーン。美しい映像にも感動。「戻ってきて、本当に良かったね!」と思わずにいられない。弓道部に入らなければ、湊の高校生活は暗く、力なく、虚無になったのだから。この作品を見て、湊がより一層好きになった。
2022年09月02日
毎週水曜日は映画料金が1200円・・・ということで、再び「ツルネ」を見に行った。横浜の映画館に行くつもりだったが、座席の予約状況をチェックすると、混雑していたので諦めた。(私はクレジットカードを持っていないので、予約できない。不便でイライラする)で、初めて109シネマズ湘南で鑑賞。夏休みの最終日だけど、子どもと若い人たちで大賑わい。二席開けて横に座った女性が、頻繁にビニール袋をいじり、シャカシャカ音を立てる。何度も何度も、うるさいなぁ。お喋りも迷惑だが、物音もイヤなものだ。「席運」次第で居心地が全く違う。彼女の前に座っていた男子学生ふたりの方が、もっと耳障りだったはずだ。あまりに無遠慮な行為に「静かに!」と女性を注意する(怒る)のではないかと思ったが、黙って耐えていた。映画が終わり、ポップコーンの箱をもった彼女が出ていった。「ポップコーンを食べるのに、あんなシャカシャカ音はしない。他にも何か飲食していたんだ。映画館でどんだけ食べるんだよ!」で、床に何粒か落ちていた。なんてマナーの悪い客だ。前回(川崎)は「7.1ch音響」だったが、今回はそうではなかった。確かに前回の方が、音に迫力あった気がする。特に矢の音・・・ドキッとするほどの音響だったな。(今回よりシアターが大きかったし、初見だったから)前日は色々あって気落ちしていたから、多少の気分転換になってよかった。で、また見る気でいる。「ツルネ」があるから生きている。
2022年09月01日
【監督・脚本】山村 卓也 【原作】綾野 ことこ 【制作】京都アニメーション入場者プレゼント(キャラクターが描かれたコースター)は、シアターの出入り口で写真を撮っていた女の子に「よかったらどうぞ」と譲った。驚かれたが「いいんですか?ありがとうございます!」と受け取ってもらえてホッとした。TV版(後編)の総集編に、新たなカットを少し加えている。(2割くらいか)弓道の知識がなくても全く問題ないが、正直言ってTV版をざっとでも見ていない人には「?」が少なくないのでは…と思った。TV版の前半が、ほぼ省略されているから。人間関係がわからないと「?」だと。弓を引く音・放たれた音がTV版とは大きく異なり、迫力あった。もちろん、映像の美しさにも引かれた。品が良く美しい音楽も魅力。(でも主題歌は、あまり好みではない)声優たちの力量も感じた。そしてやはり「弓道をやってみたい」と思うのであった。エンドロールに載る多くの多くの人たちの名前を眺めながら「こういう作品に携わる仕事…いいな」と思った。エンドロールの後に出てきた新しいキャラクター・・・不気味だし、ワルって感じ。「これが湊たちを引っかき回すのかぁ」と思った。もう一度、見に行く気でいる。好きだから。チネチッタで見たのだが、川崎駅の周辺、あちこちにスターバックスが。いったい何店舗あるの?!
2022年08月26日
久しぶりに横浜へ。桜木町・・・久しぶりだなぁ。ロープウェイが何台も動いている。こういうご時世なので赤字だと新聞で読んだが、夏休みが始まって稼働率が高まったと思われる。映画館に行き「劇場版ツルネ」のチラシを探す。5年くらい前に一度来ているが「こんな感じだったっけ?」間口がかなり広い。チラシはどこだ?!ウロウロする。意外と賑わっており、人垣でチラシ置き場がすぐに見つからなかった。あった!二枚いただく。部屋の壁に貼ろうと思っている。
2022年08月13日
注意 作品の内容に触れていますずっと前から「観たい」と思っていた作品。 数年前、映画館でパニック状態になって以来、映画館に行っていない。観たいものが色々あっても、またあの圧迫感に襲われるかも・・・という心配があるから。入場料を無駄にするのは、二度と御免だし。 でも今回は、会場がかなり小規模なので「大丈夫な気がする」。100分越えの作品でないこともハードルを下げた。「家は、暮らしの宝石箱でなくてはいけない」 ル・コルビュジエ「すべての答えは、偉大なる自然のなかにある」 アントニ・ガウディ 夫婦、生き様(生き方)、老後、理想と現実・・・色々と含んでいることがあるなと思った。 建築家の修一さんは、壮年期を戦争~高度成長期の只中で生きた。 彼は海軍の技術士官だった頃、台湾の少年工と親しくなった。戦後、連絡がとれなくなった少年についてようやく情報を得て、台湾に行き墓参りする。墓前で、昨日のことのように当時の歌を歌い、涙する修一さん。70年も前の友情がこれほど深いとは…胸打たれた。 効率重視の社会が到来。ニュータウン計画に参加するも、自然を生かした彼の建築設計は否定される。落胆した彼はニュータウンに土地を買い、雑木林をつくることを決意。個人宅で雑木林をもつことで、ニュータウンが里山に近づくのでは という「実験」だ。 「自分が計画したニュータウンに住まない建築家は、無責任だ」過激とも思える修一さんの言葉。建築家の仕事とは、かくも誠実な思いを必要とする。 津端夫妻は、70種の野菜と50種の果実を栽培・・・多い!クルミまで自宅で収穫できるとは、驚いた。 障子張りする修一さんが「何でも自分でやってみると、見えてくることがある」と言う。確かに、障子の張り替えをすると「見えてくるもの」がある!学びが多い。 彼の描く絵が、素朴でかわいいな。ドールハウスもすてき。実物を見てみたい。 一人になった妻・英子さんの姿が切ない。 夫妻が価値観を共有し、悠々自適に、信念に沿った生活を送れる・・・その豊かさに憧れたり、羨望する人が多いに違いない。 ピアノによる音楽が心地よかった。すてき。枯葉を見るたびに、この映画を思い出しそうだ。
2021年06月14日
桜木町の映画館 ブルク13に、初めて行きましたよ。久しぶりの桜木町…何年振りだろう。 作品は、坂東 玉三郎の「鷺娘」さぎむすめ と「日高川入相花王」ひだかがわ いりあいざくら ですよ。 お客さんは50~60人くらいか。平日・雨天のわりに盛況だと思う。ヘタな映画より客入りがいい。鷺 娘娘は、道ならぬ恋に悩む白鷺の精。一途な恋心を綴っていきますが、 いつしか白鷺の姿に戻った娘は、遂げられぬ恋に苦しみもがき、降りしきる雪の中 息絶えるのでした。(公式サイトより) 幽玄の世界・・・圧倒的な美しさ。一瞬も目を離せない。衣装の「早変わり」の技術も素晴らしい。日高川入相花王 人形浄瑠璃を歌舞伎舞踊化した「道成寺物」の作品で、人形振りでみせる趣向となっています。 恋する安珍(あんちん)を追って日高川の渡し場にたどり着く清姫ですが、船頭は川を渡してくれません。 安珍への嫉妬と恨みの激情を燃やす清姫はついに…。(公式サイトより) 船頭は安珍から「後からやってくる娘を、絶対に乗せるな」と頼まれていた。安珍への熱情と彼に裏切られた怒りから清姫は大蛇になり、波の激しい川を必死に渡る。 三味線と笛の演奏がROCKのように聞こえた。かっこいい。 清姫の強い(強すぎる)気持ちが伝わってきて、切なくなった。執念は怖い。 「人形振り」 役者が、人形浄瑠璃の人形のように動くことだそうだ。人形遣いの役もいる。 へぇ~、初めて見た。こういう演出があることを全く知らなかった。 面倒くさいよね、これは。こんなこと、よく考えついたな。 ちゃんと浄瑠璃人形のように見えるのだから、また凄いわ。 どちらも圧巻の美しさ。鍛錬の美。ああ、これぞ舞台芸術。 玉三郎の体力・身体能力が凄まじい。 「もう一度見たい」と思うほど、魅力的だった。(でも、音響があまり良くなかった気がする。古い映画館ではないので、設備のせいではないと思う。音が強すぎる感があったのだけれど)
2019年07月05日
「見たい・見よう」と思い続けて25年も経ち・・・やっと見ましたよ「風と共に去りぬ」。 1939年にカラー撮影というのが、まず驚き。 「午前十時の映画祭」で何度か上映されたのに見逃してしまったので、今回は絶対に と決めていた。再上映してくれてありがとう!と言いたい。 正直言って「4時間かー・・・長いな、しんどい・・・耐えられるかしら」と不安に思っていたが、いやいや、全く飽きずウンザリもせず楽しめた。映画館で見られて本当によかった。来て良かったと心から思った。 こんなにジェットコースタードラマだとは、想像していなかった。 ヴィヴィアン リーが輝く美しさ。ウエストの細さ!ドレスの膨らみが大きい。 スカーレットの気性の激しさ・逞しさ・稚拙さ どれもおもしろい。アシュレーを諦めきれない様子に「スカーレット、ストーカーみたい」と思った。 最後はレットに泣きつくも、時すでに遅し・・・。冷たく別れを告げて出ていくレットの、きっぱり・さっぱりとした態度も清々しいわ。(笑) 愛ってなんだろうね…ふと思った。純粋・親近感・情熱・嫉妬・執着・勇気・覚悟・迷走 ・・・ 弾薬が爆発し、一帯が火の海になるシーンが印象に残る。当時、これだけの迫力シーンを撮れるって凄いなと。 レットとスカーレットの娘が、不細工だと思ったのは私だけか? マミーとビッグサムがいい人だわ。 ヒロインの、生まれ育った土地への愛・・・ただ「好き・気に入っている」ではなく、執念であり命の拠り所。とことん血肉が沁み込んでいる。だからラストシーンが感動的。 若い時に見ていたら、どう思っただろう。こういう名作は、若い時に見ておくべきなのだ。
2019年05月28日
クイーンのファンだから、そりゃ音楽にワクワクした。やっぱりクイーンいいわ!って。 メンバーを演じた俳優たちが好演しており、特にフレディのステージ上の身体の線(動き)は見事に再現されていたと思う。 甘いマスクのロジャーが一番、フレディにキツイこと言っていたな(笑) レコーディングで「実験」するシーンが楽しい。へぇ~、こういうことをしていたのか!さすがだなって。 「アルバム→ツアーの繰り返しは、もうたくさんだ!」 と喚くフレディにブライアンが「アルバム→ツアーの繰り返しが、僕たちのやるべきこと」と静かに言うシーンを見て「さすがブライアン、大人だな」。 ボブ・ゲルドフ 懐かしい。 楽しめたけれど、何度も見たいとは思わない。そこまでフレディに心酔していない。正直言って、同性愛のシーンには引いてしまうし。 クイーンのライヴに行きたかったな!
2019年03月28日
予告編の面白さを超えず。これはハッキリ言える。 しかし、Gacktと二階堂ふみ ありきの作品で、二人のキャラクター作りと演技が秀逸だった。(彼が高校生役というのは、忘れていい) Gacktと伊勢谷の衝撃的なシーンに、ドキドキしたよ・・・ 武田 久美子も京本 政樹も頑張っていた。 結納に行く親子は必要なし。時間の無駄。 「午前十時の映画祭」の新しいリーフレットを入手。今度こそ見に行くぞ と思う作品も含まれており有難いが、全体的には期待外れなラインアップ。 今年で終わりとのことだが、料金を少し上げていいから継続してほしいわ。作品選びをうまくやれば、良い収益が見込めると思うのだが。
2019年02月28日
テンポが良くて楽しめたけれど、2,3分程度しか映らない役がいちいち豪華な顔ぶれなのに気が散った。「このちょい役を、こんな主役級の人がやる必要あるの?」と。 逆に、準主役と思われる女性会社員は、全く知らない女優(朝倉 あき)だった。 不本意な異動で腐っている役の岡田 浩暉という人も、全く知らなかった。目つきが怖かった…常人ではない雰囲気。 とんでもない不正が隠蔽されるというのは、人が組織の巨大な波にのまれることだと思った。大きくて、ゆっくりとした波が覆いかぶさった時、不正を飲み込むのだ。 一か八かで偽装隠ぺいして過ごすなんて、そりゃ地獄だわ。 特に及川 博光が良かったな。いい雰囲気で、巧かった。ますます好きになった。 ドーナッツ女子が、ドーナッツ会社に転職・・・やっぱりねの流れ、笑える。 印象に残った言葉 「どんな手を使ってもいい。徹底的に売って、売って、売って、売り倒せ!」 怖ろしい・・・ 「一番怖いのは、出世に興味のない奴」 ある意味、ね・・・ 「七つの会議」という題名がどこからきているのか、謎のまま・・・
2019年02月23日
想像よりかなり残虐で、気の滅入る映画だった。レイティングなしということに驚いた。問題だと思う。 刑事役の千葉 雄大が、お人形のようだった・・・(大学生みたいな青臭さだし、顔は女の子みたいだし、細身だし) 普通の会社員である富田(田中 圭)の自宅が、立派過ぎて違和感あった。麻美(北川 景子)も、派遣社員の割には広い部屋に住んでいるなと。 スマートフォンを拾った男「考えごとしているうちに、持ってきてしまった」 はっ?考えごとしながら、落し物のスマートフォンをしっかり持ってタクシーを降りるか?なんだ、その意味不明な言い訳は。 気軽に裸の写真を撮る・撮らせるなんて、私には考えられないわ。たとえ恋人同士でも、気持ち悪い。流出の心配もあるけれど、そもそも気持ち悪いし軽薄すぎる。 若いうちからスマートフォンの根付いた生活をしていると、裸の撮影も食事中の操作も、なんとも思わないのだろう。 自分がスマートフォンをなくさなくても、関係者がなくしたことで自分の情報が洩れ、悪用される・・・SNSなんて、気軽にやるものではないな。写真も溜めこまず、別のところに保存するようにした方がいいと思った。(スマートフォンを所持していないのでよくわからないが) 「私が富田だったら、こんな訳あり女と結婚できない」と思った。 SNSとかアプリとかSiriとか・・・ついていけない。 富田と麻美、30歳くらいだと思うが、恋愛が幼いと思った。太陽が爆発して8分間・・・の話が10代みたい。 北川 景子がきれいだったけれど、ホラー映画のようで後味の悪い作品だった。
2018年11月08日
25年も前から見たい!と思っていたが、ツタヤで扱いがなく諦めていた作品・・・思いがけず映画館で見ることになった。 頭が悪く、洞察力もなく、豊かな感性もない私には難しかった。話のポイントも映像の見所も、ネット上のレヴューを読んで「そうだったのか…」と知り、落ち込んだ。 何枚もの白いシーツが干してある所に逃げ込む→鮮血の臭いを嗅ぐ→ゴミ捨て場での悶死 が強烈な印象を残す。 逆さ吊りのキリストも無視できなかった。 主人公 マチェクが恋するクリスチーナが、だんだんと魅力的に思えてくる。 人間「もう、後戻りできない」というのが、とてつもなく悲惨であり悲劇であるのだ。 マチェクのサングラス姿がかっこいい。 とてもよく修復された映像で、その技術に感心する。傷一つなかった。 「灰とダイヤモンド」という作品名がすばらしい。ポーランドの詩人ノルヴィッドの詩を読むシーンがあった。松明のごとく 汝の身より火花の飛び散るとき 汝知らずや、我が身を焦がしつつ、自由の身となれるを。 持てるものは、失われるべき定めにあるを。 残るはただ灰と、嵐のごとく深淵に落ちゆく混迷のみなるを。 永遠の勝利の暁に、 灰の底深く、燦然たるダイヤモンドの残らんことを。 「地下水道」も見たいなぁ。
2018年10月26日
黒木 華も多部 未華子も若さ溢れ、きれいでかわいい。私と同世代の鶴田 真由は、相変わらず美人。樹木 希林の佇まいも味わい深く、さすがの演技。なんというか、声色が心地よい。 四人とも、着物がよく似合っていた。 原作を読んで見に行ったのだが、違和感を抱いたシーンが少なくなかった。えっ、何なのこの映像?! とか、このシーンでは〇〇というセリフがあった方がいいのに とか。 生意気にも「違うんだよ」「そうじゃない」「これでは伝わらない」と何度も思った。 黒木 華の主演作がまた公開されるので、見たいなと思う。
2018年10月20日
映画の前売り券を買ったら、紙っぺらではなく「ムビチケ」だった。 ムビチケ?何それ? 使い方を調べてみたら、ネットで座席指定できるとある。 ふーん・・・ナンバーがどうとか書いてある。アー面倒くさい。 どこで見ようか、決まらない。一番近い映画館は、設備がいまいちだから。 でも、初めて行く映画館は面倒くさい・・・
2018年10月01日
久しぶりの映画館・・・というか、映画鑑賞が久しぶりだわ。「七人の侍」、二年前も同じ映画館で見た。 平日10時に30人くらいの集客・・・大したものだと思う。男性が多かったようだ。 予告が長くて(20分くらいに思えた)「一体いつ始まるのか・・・」とウンザリした。脱サラ棋士を描いた作品が、ちょっと面白そうだなとは思ったが・・・。 久蔵(宮口 清三)のカッコ良さよ・・・ 官兵衛(志村 喬)の智将ぶりにも注目。 「人を守ってこそ自分も守れる。己のことばかり考えている奴は、己をも滅ぼす奴だ」 馬のシーンが迫力あって「運が悪けりゃ、落馬や蹴られて死ぬよ…」と思う。馬に乗る方も、それに向かっていく方も命がけ。CGなしの時代、ここまで体を張ってやるのが凄い。 もっと映画を見ないといけないな と反省。あれもこれも見たい と思うばかりで、いつになっても見ないから・・・。 色々あって毎日気持ちが沈んでいるけれど、見ている間だけは、悲しいこともイヤなことも頭になかった。ありがとう。
2018年07月20日
映像がきれい/立体的で驚いたこと以外、印象に残らなかった。女子高生のスカートの短さや、妹の襖バシッ!に嫌悪感。 都会の高校生のリア充感・・・ 喫煙シーンがあったのがとても残念。若者向けなのに、無神経だ。 組紐が用いられているのは、いいと思ったが・・・話としては、よくわからないし魅力なかった。映像美と、眠くならなかったので評価は「可」。
2018年01月07日
長澤まさみのスラリとした肢体に目がいく2時間だった・・・。 綾瀬はるかはあまり好きではないが、この作品での雰囲気や演技は良かった。恋人との別れが切なかった。男が狡い。 夏帆がおばさんっぽい。髪形のせい?竹輪カレーは・・・おいしいのか?! 美少女・広瀬すずの佇まいや演技もいい感じだった。桜の道を自転車で走るシーンでの表情が印象的。 大竹しのぶの、色々あった感漂う中年女ぶり…味わいある。 あんな古い家に住むのは大変だよ。しかも4人で。 よくある「鎌倉ファンタジー」。
2017年06月07日
まず、R・デ・ニーロがカッコ良い。スーツ姿が板に付いていて、知恵があって、包容力があって・・・男なら、こんな老紳士を目指せ と思う。 座右の銘は You're never wrong to do the right thing. 「正しい行いは、迷わずやれ」 「トム・ソーヤの冒険」著者 マーク・トウェインの言葉 控えめながら仕事の能力が高く、若者たちにも慕われる・・・まさに理想の人物。 ジュールズ(アン・ハサウェイ)がオフィスで自転車に乗るシーンがかわいい。でも、忙しすぎて痛々しく「体を壊すよ!」と言いたくなるほど。 二人がガウン姿で、ホテルのベッドに横たわりながら会話するシーンには驚いた。節度がない! 想像していた内容とは、やや違っていたな。ベンがスマート過ぎるし、二人が親しくなりすぎる。イヤな人物も出てこない、現実離れしたおとぎ話・・・。 でも、能力と人格ともに備わった高齢者は、若い人たちの良きパートナーとなり得ると思った。年の重ね方は、非常に大事。全てがそこにある。原題: The Intern2015年 アメリカ監督・・・ナンシー・マイヤーズベン・・・ロバート・デ・ニーロジュールズ・・・アン・ハサウェイマッサージ師・・・レネ・ルッソ
2017年05月30日
久しぶりの映画館。もっと足を運びたいのだが・・・。 雨降りしきる平日の昼間、22,3人のお客さん・・・意外と入っていると思っていいのか・・・? 永瀬 正敏が、影のある中年男を好演。その男臭さにグッとくる。 内田 伽羅の控えめだが瑞々しい若さと、微妙な演技も趣があった。 樹木 希林と市原 悦子の共演が見もの。さすが二人とも、演技の格が違う。 「こちらに非がないつもりで生きてきても、世間の無理解に押し潰されてしまうこともあります」 ここに、徳江の人生が集約されていると思う。 フィクションとわかっていても「千太郎と徳江が、ずっと一緒にどら焼きを作れたらよかったのに・・・」と悲しく、悔しい気持ちになった。 エンドロールで主題歌が流れる以外、音楽が用いられていなかった気がする。(思い違いかもしれないが)それがとても珍しくて、印象に残った。 2時間全く飽きずに観ることができた。お勧め。 あん 監督 河瀬 直美 2015年
2015年07月07日
「観たい・観なければ」と思い続けるも、ずーっと観ることのなかった映画200本?のうちの1本。映画館で観られる機会に恵まれた。 ニトログリセリンの話が出てくるまでが、やや長すぎる感あり。でも、トラックが走りだすと「うぉ~!」「アァーッ!」である。 男たちに友情のようなものが芽生えたかと思えば、「あいつらは負けたんだ」と非情な言葉を口にするマリオ。この冷淡さが衝撃的。そんな彼をたしなめるジョーに共感したのは、私だけではないだろう。 ひたすらに任務完遂を目指すマリオ。悲しんだり同情したりする暇はない。 命の保証のない仕事に志願する・・・それほど切羽詰まった状況も恐ろしい。 初老のジョーが切なかった。弱気になった彼が「年をとれば、誰だってこうなるんだ!」と叫ぶ。怖気づいた彼を罵倒する若いマリオ。老いて若者に従うことになるという、力関係の対比が悲痛だった。 結末は・・・誰でも予想できる。油断大敵・勝って兜を緒を締めよである。制作 1953年 フランス監督・脚本 アンリ・ジョルジュ・クルーゾーマリオ役 イヴ・モンタン
2015年01月26日
久しぶりに映画館に行った。長らく自宅で映画のDVDを観ることもないので、久しぶりの映画鑑賞。嬉しい。 「第三の男」を観るのは三度目。一度目は若い頃だったが、どこの映画館で観たのか全く覚えていない。 チターによる音楽がいい。演奏の表現力が素晴らしく、実に粋な感じがする。 白と黒・光と影の美しさ・カッコよさ。映像美にぐっと引き込まれる。 舞台であるウィーンは、米英仏ソが共同で占領するという特異な状況にあり、荒廃や緊張感が作品を包んでいる。それも特筆すべきところ。 観覧車や下水道のシーンも忘れられない。 また観たくなる映画のひとつ。 私は思った。ハリーは悪人である一方、アンナにとっては「話がおもしろい 退屈させない 男らしい 優しい 自分を笑顔にする」魅力的な人物だった。 そういう男に、女は惚れるなと。 アンナのコートは、今の感覚だと野暮ったく見える・・・。
2014年10月15日
「観たい・観なければ」と思い続けるも、ずーっと観ることのなかった映画200本?のうちの1本。平日の10時にお客さんが30人くらい。下手な新作を掛けるより収益になるな。 京劇学校の子どもたちが、あまりに非人道的な日々を送っているのが衝撃だった。蛸部屋暮らしで、しごきと言うより虐待~半殺しとしか思えない残酷なことが、絶え間なく行われる。 京劇を初めて見たが、音楽がけたたましい。中国人と日本人の血の違いを表しているように思えた。 日本軍が侵攻し、日本人を憎むディエイー(レスリー・チャン)だが「日本の将校は京劇を愛し、役者である自分にも敬意を払った」と言う。京劇に身を捧げる彼は、そんな将校を‘日本人だから’と全否定はできなかった。 娼婦役のコン・リーの存在感も良かった。 京劇役者のディエイー(レスリー・チャン)・シャオロウ(チャン・フォンイー)・シャオロウの妻 ジューション(コン・リー) 激動の中国史と共にこの三人が見せる愛憎が、時にわかりやすかったり微妙だったり・・・。ジューションが見せるディエイーへのいたわりが、印象的だった。 女形を演じるレスリー・チャンの、愁いのある眼差しが美しい。 文化大革命は、私が子どもの頃まで続いた。中国って怖い国だなぁと思う。 一度は観た方がいい映画。
2014年04月18日
文豪・泉 鏡花の作品「日本橋」の舞台を映画化。観客のいない劇場で撮影したそうだ。 舞台公演とは違い、表情がはっきり見える。だからなんというか、話のポイントを押さえやすいなと思う。三味線や小唄の響きも心地よい。映画ならでは映像・音響編集に納得。もっと、こういう楽しみ方が広まっていいと思う。 日本橋の芸者・お孝と清葉(きよは)・医学士の葛木・お孝の情夫 伝吾 四人が繰り広げる人間ドラマ。玉三郎が、勝気で気風のいいお孝を好演。心優しく、品のいい清葉を演じた、高橋 恵子もすばらしかった。しっとりとした大人の女性・清葉に憧れる。伝吾の娘を演じた子役も熱演だった。 着物や、身のこなしの美しさにもうっとりする。 お孝は気がふれて、ついに息絶える。玉三郎の迫真の演技にグッと引きつけられた。これぞラストシーンの盛り上がり。最後まで、清葉がすてきだった。 でも、146分は長かった。この年になると、中間休憩を入れてほしい!と思う。後半は、お手洗いに行きたくて少し辛かったよー。 今回訪れた映画館は、TOHOシネマズ日本橋。先月開業したばかりということで、座席クッションがしっかりしている。前席の人の頭も全く邪魔にならない配置。疲れない椅子だった。 スクリーンを見て「会場の広さに対して、少し大きすぎないか・・・?」と思ったが、映画が始まると、さして気にならず。立体音響というのかな、後ろからも音が聞こえてきてハッとした。 この地にこれだけ広々とした映画館というのは、贅沢だなぁ!と思った。
2014年04月16日
やっと映画を観に行けた。20数年間「観たい・観なければ」と思い続けるも、ずーっと観ることのなかった映画200本?のうちの1本。 お客さんは20名くらいか。へたな新作を上映するより収益になるのではないか。土日ならもっと入るし。 相変わらずの長い予告・・・観たいなと思わせる作品もあれば、時間の無駄としか思えない作品もあり。 30分か1時間か、しばらく経ってから思った。「あれっ?!私、観たかな、これ・・・」 なんとなく観たような気がしてきた。映画館でか自宅でか・・・全く覚えていない。ずーっと前に観たのかなぁ?? 快活で、自分の意思に率直に生きる男・マクマーフィーを、ジャック・ニコルソンが好演。 印象的なシーンがあった。彼が、風呂場の放水台を持ち上げる!と宣言。誰が見ても絶対に無理。しかし、歯を食いしばって挑戦する。全身全霊を注ぐも、当然ながらビクともせず、諦めるしかない。しかし、彼は皆に向かって言い放つ。「できなかったけれど、俺は実行した!」と。(正確なセリフは覚えていないが、そのようなこと) 彼のこういった果敢な態度が、内向きな入院患者たちに刺激を与える。 明るくリーダーシップのあるマクマーフィーと、患者たちの間に友情が芽生えていく。耳が聞こえない・喋れない振りをし、無表情だった男・チーフが、笑顔を見せるようになる。 「皆、こんな所にいることない!」患者たちと交流するうちに、マクマーフィーに切なさと怒りがこみ上げる。患者たちは世間に戻ることを恐れ、病院は不毛な管理を続ける・・・それが彼を苛立たせる。 人間の尊厳とか、精神的な治療のあり方とか、相互理解の不可能とか、色々と含んだ作品だと思う。絶対に観た方がいい映画。One Flew Over the Cockoo's Nest1975 アメリカ 監督:ミロス・フォアマン 出演:ジャック・ニコルソン、ルイーズ・フレッチャー 他1975年度アカデミー賞作品、主演男優、女優、監督、脚色賞など受賞 殺されかけ目を剥いた婦長の顔と、マクマーフィーの死に顔があまりに恐ろしく・・・それらが頭に残ったせいだろう、その晩に女の幽霊が二人現れる夢を見た・・・。かなり怖かった。
2014年03月06日
2ヶ月ぶりの映画館。これで(多分)3度目の「ローマの休日」。 ラストシーンの余韻が美しい。静かで、優しい感動が胸に広がる。 川に飛び込みショートヘアを濡らしたオードリーが、少年のように見えてドキッとする。 写真を売らなかったカメラマンが偉い! なんて密度の濃い一日だ。 以上、前回と同じ感想。
2013年12月25日
二郎とは、ミシュランで三ツ星評価を得ている鮨店「すきやばし次郎」店主の小野 二郎さんのこと。(撮影時 85歳!)彼の他に料理評論家・息子たち・現弟子/元弟子・築地で働く人々などが登場するドキュメンタリー作品。 クラシック音楽が巧みに使われている。特に、冒頭からしばらく続くチャイコフスキーの「ヴァイオリン協奏曲」が印象的。 料理評論家は「あんなに自分に厳しい人はいない」と断言する。また、良い料理人の条件として・真面目さ ・昨日より今日 今日より明日という向上心 ・清潔さ ・皆が異論を唱えても、自分のやりたいことをやる意志の強さ(わがまま)・情熱を挙げる。 小野氏が7歳で丁稚奉公に出され、苦労に苦労を重ねたことについて説明はないが「9歳の時に親から‘お前の帰る家はない’と言われた。寺や橋のたもとで寝るのは嫌だから、殴られても蹴られても耐え忍んだ」 「‘嫌になったら帰っておいで’なんて言うバカな親が育てたガキは、ろくなもんにならない」と厳しい口調で言い放つ。 実際、二男を独立させる時に「帰ってくる所はないぞ」と言い渡した。「一人でやっていけるとこちらが判断したのだから。それで失敗したら、自分でどうにかしろ」という考え。 二人の息子たちが、二人揃って一流の鮨職人になったというのが凄い。あまりに偉大な父親をもったプレッシャーと、ライバル意識と共に生きる二人。 修行の厳しさや、質のいい魚貝が入手できなくなったといった話にも及ぶ。 まず、熱湯のような高温のおしぼりを扱えなければ、見習いが務まらない。火傷しても慣れるしかない。 10年働くと、卵焼きをやらせてもらえる。しかし、小野氏のOKが出るまで半年かかったとベテランの弟子が言う。師匠から「職人さん」と呼ばれ時、嬉しくてたまらなかったとも。 「自分の仕事に惚れなければダメ。あれがダメ、これがダメと言っていては、いつまで経ってもまともなことはできない。技を磨くことに人生を賭けなきゃ」 スローモーションで映し出される鮨の美しさに目を奪われる。どんな歯触りでどんな味なのか・・・さぞかし美味しい世界一の鮨。 アメリカ人が制作したわりに、派手さのない淡々とした内容だった気がする。原題 JIRO DREAMS OF SUSHI2011年公開 アメリカ作品 監督:デイヴィッド・ゲルブ
2013年11月04日
20年間「観たい・観なければ!」と思い続けるも、ずーっと観ることのなかった映画200本?のうちの1本。 ソフィア・ローレンの肉体美。ツンと上向きの胸に目が行ってしまう。彫りの深い顔も強烈な印象。 卵24個分のオムレツなんて、二人で食べられるわけがないだろう! やっと夫・アントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)を見つけ出したジョバンナが、悔しさと悲しさに耐えきれず列車に飛び乗るタイミングが絶妙。 イタリア兵たちが雪原で行き倒れたり、小屋で立ったまま仮睡するシーンが悲惨だった。 アントニオ「あの時、僕は死んだんだ。そして、別人に。あれほど死を間近にすると、人間は感情さえ変わってしまうのだ」 「理解しろと言っても無理だな。うまく説明する気だった」 死に瀕した者でなければわからないことがある。アントニオ「嫌だ。別れられない。どこか行こう。もう一度新しく」ジョバンナ「子どもを連れてどこへ?あなたにも娘さんが。犠牲にはできないわ」 母となったジョバンナに、子どもより優先すべきことはない。現状をメチャクチャに壊すなんて、決して互いのためにならないという冷静さ。もう戻れないという強い意志。現実的なのは女だなと思った。 列車に乗ってソ連に戻るアントニオを見送るジョバンナ。仕方がないことを受け入れた女の涙顔が、戦争の悲劇を物語る。 私は、列車を使った別れのシーンが好きだ。 なんと言ってもヘンリー・マンシーニによる音楽が、情感にあふれていて秀逸。(子どもの頃、エレクトーンで弾いた) 1970年公開 イタリア作品 監督:ヴィットリオ・デ・シーカ
2013年10月30日
お金のかかっていない映画。原題は「once」だけ。「ダブリンの街角で」を付け加えた方が、確かにいい。正にダブリンの街が舞台だしであり、看板に偽りなし。 ピアノ好きの若い移民女性(役名なし)が、流しの花売りをしている。どこか心細げな雰囲気だが、真っ赤なバラを持ち歩く姿が絵になる。 「貧しいのでピアノが買えない。だから、楽器店で売り物を弾かせてもらうのが楽しみ」というのが切ない。 彼女とストリートミュージシャンの男(役名なし)は、音楽の相性がすばらしく良い。惹かれあう二人。 デモCDを引っ提げて、ロンドンに行く男。「一緒に行かないか」と女を誘うが、彼女は母・幼い娘・別居中の夫との生活を取った。 各々に過去があり、現在があり、未来がある。何かのベストパートナーだからといって、すんなり寄り添えるとは限らない。 物語に加え、男がそれほど若くなく二枚目でないところに、作品の素朴さが滲む。いい年して、女々しく失恋をひきずっているのがトホホ。 男のお父さんがデモCDを聞いて「これはヒットする!」と言うのだが・・・あれ?それまで寡黙だったお父さんらしからぬ明るさ。 「うん・・・いいんじゃないか。いい曲だな」と静かに言う方が、味わいがあったと思う。 最後に、男が買ったピアノが女の家に届いて「!?」 男は、そんな高額なものをプレゼントできる余裕は全くないはず。 思いがけないことに感激する女。「こんなに高いものをもらうわけにはいかない」と困惑しないのか?! ・・・ええ、映画だからこんなステキなことができるのでした。 2007年公開 アイルランド映画 監督:ジョン・カーニー 男:グレン・ハンサード 女:マルケタ・イルグロヴァ
2013年10月20日
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