ふたりめしゅっさんにっき

ふたりめしゅっさんにっき

2006.04.11
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カテゴリ: もじゃ子



なんで私ってこんなにもじゃ子に怒ってばっかりなんだろ。
なんで我が子なのにこんなに腹が立つんだろ…。
私ってどっかおかしい?…自己嫌悪でへこむ…

そして昨日、夕方に怒りが爆発した私は
もうもじゃ子と顔を合わせて怒ってばっかりいるのに疲れ果て、
洋ちゃんが帰ってくると同時に家を出ました。

「ちょっと、私もう出てくから」

「へ?

訳のわからない洋ちゃんはぽかんとしてましたが、
私の鬼の形相にただ事ではないと思ったみたいで、

「・・・行ってらっしゃい…気をつけてね」

するともじゃ子が心配そうな顔で玄関に。

「おかあさん、どっかいくの?」

「そう!もじゃ子が悪い子だからお母さん出てくの!」

「・・・わるいこだから?でてくの?」キョトン。

「そう。もうお母さんいやなの!」

「・・・いやなの?」不安そうな顔。

「・・・じゃあね!」バタン。

・・・・・・・・・・

大反省。

これってさ・・・虐待だよね・・・。


そして私は財布も持ってこなかったし、裸足で靴を履いただけだったので寒いし、
とりあえず家の近所を明るい道だけ選んで、ただ歩いた。
朝から自分が怒ったいろんな出来事を思い返しながら。

くだらない事で大きな声出して怒ってたなー、私。

確かにもじゃ子が悪いことしたのは間違いないんだけどさ。

でも、いろんな事が話せるようになって生意気だけど、
まだもじゃ子は2歳半じゃない・・・。
大人気ない、私・・・。

もう自分がいやだ・・・。
でもまた怒っちゃうんだよな。
怒るのいやだし帰りたくないな・・・。
・・・はあ。

だけどだんごも置いてきちゃったし、
洋ちゃんも仕事から帰ってきて疲れてるだろうし…
と思って重い気持ちのまま30分ほどで帰った。

玄関を開けるともじゃ子がすぐに奥から走って出てきた。

「おかあさんだ!」

「・・・ただいま」

「もじゃこね、おかあさんがいなくてさみしかったの…

「・・・」

「おそとさむかったでしょ?だいじょうぶ?」

「・・・」

「もじゃこがわるいこだから?おかあさんでてったの?」

「・・・」

「もういやなの?おなかいたいの?」

「・・・」


私ってなんてダメな母親、いや、ダメな人間なんだろ・・・。

もじゃ子は私の事大事にしてくれてる。
言う事聞かないけど、一生懸命お手伝いしようともしてくれる。
いい面もっと見てあげなくちゃいけないのに。

また泣けてきた。

洋ちゃんは訳がわからなくて心配してる。
でも下を向いてる私の背中をなでて一言。

「無理しないで手を抜けよ。」

・・・だって抜き方がわからないんだもん・・・。

だけど落ち込むだけ落ち込んだらまた少し開き直った。

もじゃ子はまだ2歳半。
しっかり者の2歳半。

だけど私だって、
お母さんになって2歳半。

2年半前までの私は今の私とはまったく別の生き物。

2年半前にもじゃ子が産まれたと同時に
お母さんの私が産まれたんだ。

だから、私だってまだ2歳半。

まだまだ、もじゃ子と一緒でいろいろ学ぶ時期。

・・・少しもじゃ子よりダメな2歳半だけど

でも、お母さんも一生懸命大きくなるからね。
来年には幼稚園に通えるようになるくらい
頑張ってしっかりするからね。

幼なじみのもじゃ子ちゃん、これからも一緒に仲良く成長していこうね。

・・・
そして今夜ももじゃ子ちゃんは
布団に入り寝ようとする私の頭を優しく撫でながら微笑んでくれる。

やっぱり私よりも大人なのだ。

これからもよろしくね、もじゃ子ちゃん!!






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最終更新日  2006.04.12 01:16:43 コメント(7) | コメントを書く


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