古代のロマンをたずねて part.3

古代のロマンをたずねて part.3

帯解寺



今から約1100年前、人皇55代文徳天皇の御妃染殿皇后(藤原明子)が永い間お子様が生まれず、大変お悩みの折、祖神春日明神のお告げによって、早速勅使をたてられて帯解子安地蔵菩薩にお祈り遊ばされたところ、まもなく御懐妊、月満ちて惟仁親王(のちの清和天皇)を御安産になられました。

文徳天皇はお喜びのあまり、天安二年(858年)春、更に伽藍を建立になり寺号を改められ、無事帯が解けた寺、帯解寺(おびとけでら)と勅命せられました。


徳川二代将軍秀忠公の正室お江の方にお世継ぎがなく、当地蔵尊に御祈願され、めでたく竹千代丸(三代将軍家光公)を御安産されました。

次いで、三代将軍家光公もお世継ぎがなく、側室の御楽の方が同様、御祈願になり、めでたく四代将軍家綱公を御安産されました。


美智子妃殿、秋篠宮妃紀子殿下も安産祈願法要をされ、御礼状も公開されていました。




帯解寺



今回は、何も知らずに行ったのに、ラッキーにも秘仏公開の期間でした。


春日赤童子や虚空蔵菩薩、三面六臂大黒天などの普段は公開されない貴重な仏像、仏画を拝見することが出来ました。




秘仏公開



帯解寺の本尊 子安地蔵菩薩 は弘法大師一刀三礼の作とも伝えられる、日本最古の求子安産の霊像であり、国の重要文化財に指定されています。

左手に宝珠、右手に錫杖を執り、左足を踏み下げて岩座上に坐しています。

また、腹前に裳の上端の布や結び紐が表されているところから「腹帯地蔵」といわれ、安産祈願の対象として広く信仰をあつめています。


御本尊の子安地蔵菩薩様は慈愛に満ちたお顔をなさっていました。
不妊だけではなく、妊娠、出産、子育て…。
女性にとって悩みは尽きません。


しかし、ここの地蔵菩薩様はそんな女性の最大の味方です。
優しいお顔ですべてを見通し、温かく見守ってくださっています。


私も、子供への色々な思いがありますが、何だか全部分かってくださっているような気がしました。
そして、安心しなさいとおっしゃっておられるように思えてきたのです。



本堂



偶然訪れた帯解寺でしたが、訪れる前と後とでは何だか気持ちが全然違ったような気がします。

ここへ来た意味が分かったような気がしました。

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: