日記

2003.10.29
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・・・というNHK教育の子供番組がある。

この番組を見ていると、日本語って本当にいいなぁと思う。

野村万斉氏の本物の狂言が見れられるのもまたいい。

本物には、本物にしか見られないよさがあると思う。

特に、七五語調の昔の言葉に、私は、はまってしまう。

中学生の頃、歴史の副読本にちょこっと出ていた、

与謝野晶子の「君死に給ふことなかれ」。

副読本だし、ほんの少ししか出ていなかったのだが、

その切ない言葉と七五調の美しさに、

全文を調べて、覚えてしまったこともある。

昔の言葉の響きは、私の心の奥底にある、

日本人としての魂を揺り動かすのだろうか。

今でも「君死に給ふことなかれ」は、時々口ずさむ。

言葉の調子のよさ、美しさ・・・

現代の言葉にはないものは、心を和ます。

言葉は、生き物。

現代の言葉も、言葉が新しく変化したもので、

それを、言葉の乱れと非難するつもりはないけれど、

やはり、美しい言葉を使いたい、

そして、娘にも知って欲しいと思い、

以前、「声に出して読みたい日本語」という本を購入した。

しかし、その時は、娘が小さすぎて、

この本を少しでも朗読すると、嫌がられてしまったのであるが、

最近では「にほんごであそぼ」で、耳慣れた言葉が出てくる、

この本の朗読を、娘からせがんでくることもある。

「声に出して読みたい日本語」の著者 齋藤孝氏は、

「にほんごであそぼ」の監修もされているため、

テレビに出てくるものが、この本にも多数納められているのだ。

今は、季節的に、島崎藤村の「初恋」がいい。

私が

「まだあげ初めし 前髪の・・・」

と読むと、娘が

「まだ あげしょめし まえがみの~」

と続ける。

私「林檎のもとに見えしとき・・・」

娘「りんごのもとにみえしとき~」

私「前にさしたる花櫛の・・・」

娘「まえに しゃしたりゅ はなぐしの~」

私「花ある君と思ひけり・・・」

娘「はなある きみと おもいけり~」

娘と「初恋」を朗読すると、

ちょっとセンチメンタル(?)な秋を感じる(??)・・・

というより、あまりに可愛い口調なので、いろいろ言わせてしまっているのか?!





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最終更新日  2003.10.31 08:34:47


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