日記

2005.04.26
XML



どちらかをあなたにあげましょう・・・・・と言われたら。


少し前の私なら、迷わず、120%・・・・いや350%の確率で、豆大福を選んでいただろう。


豆大福、大好きだもん♪

クラッシックなんて、聞いただけで眠くなるだけだし・・・

花より団子よ、花より団子♪

・・・と、豆大福に食らいついていたはず。



だけど、今だったら、すご~くすご~く豆大福は食べたいけれど、

やっぱり、バイオリンのコンサートを取るだろうな・・・と思う。



食欲の鬼、食べ物には、何だって食らいつく、ピラニアのようなこの私が、

食欲をおさえ、バイオリンのコンサートを選ぶまでに成長したかといえば、

それには、やっぱり、実際に、音楽の持つ力の素晴らしさを体感したからだと思う。


きっかけは、娘の通うシュタイナーシューレのコンサート。


月に一度開かれるこのコンサートは、

小さな音楽堂で、一流の演奏家の演奏を、

本当に、間近に、演奏家の息遣い指使いまで感じながら鑑賞することができる。


これまで、クラッシクコンサートには、1ミクロンの興味もなかった私。

クラッシクは、聞けば眠るものだと思っていた・・・

のだが。


この音楽堂でのコンサートは違った。


バイオリンやピアノ、チェロやチェンバロ・・・・

様々なすばらしい音が、そのなめらかなクラッシクの調べに乗り、

私の脳ミソを、ガクガク震わす。

脳が、「キモチイイ~!!」

と言っているかのごとく、うっとりとしてしまう。

あぁ、今、私の脳は、アルファー波出まくりだぜ・・・・といつも思う。


CDで聞く、クラッシクなどとは、全くもって別物なのだ。

生の演奏とは、なんと素晴らしいものだろう。


それを物語るかのごとく、我が家の口うるさい3歳児と、

動きの激しい1歳児ですら、魔法にかかったかのように、

コンサートの1時間だけは、静かに、本物の音に耳を傾けている。


いつもの2人を知っている私には、本当に、この1時間が奇跡のようだ。

あの2人が、こんなに静かなんて・・・・。


つまり、本当の音楽には、子供すら魅了する、ものすごい力があるのだ。


というわけで、胃だけに今まで栄養をとっていた私。

このコンサートを聞いてから、自分が、脳にいかに栄養を与えたいなかったかに気がついた。

脳が、もう砂漠のように栄養がなくて、さばさばに乾ききっていたのだと思う。


このコンサートの、生の演奏は、私の脳に、砂に1滴の水のごとく

深く深くしみこんでいった。


その気持ちよさといったら!!


・・・・という訳で、食欲の固まりのこの私も、

その食欲を何とか押さえ、脳に栄養を与えるほうを選べるようになった。


子供も一緒に鑑賞できるクラッシクコンサートというのは、

案外ないんじゃなかろうか。

子育て中には、クラッシクコンサートは、本当にオススメ。

脳に栄養が行き渡る。


というわけで、団子より花。



このコンサートは、毎月第3土曜日に開催されている(変る月もありますが・・・)。

ご興味のある方は、私が駅からの送り迎えもいたしますので、

是非是非、来てみてくださいね。

詳しくは、こちらの HP に♪





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005.04.27 08:33:48
[シュタイナー・シューレ] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: