Marsworld―悠々徒然

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2005.06.02

ねじまき鳥は世界のねじを巻いているのか

(6)

テーマ：今日どんな本をよみましたか?(100348)

カテゴリ：悠々徒然

もうこっちはいいかげん、夜中････

それと言うのも･････

読了しました。
『ねじまき鳥クロニクル』村上春樹著
全三部。数日がかりで。
まだまだ、読後直後のもやもや感があるんだけれど。
なんだか、その感じた「一部」を書かずにはいられない。
ぢゃないと、眠らんない。

人は「そこから逃げられない」、だから「戦う」・・・・・
「損なわれたもの」を取り返すために・・・・・

暴力シーンは、これはもう「圧倒的」。

正直、皮矧ぎシーンや動物虐殺のあたりは飛ばし読み。

実際夢にまで出てきたし。

謎解きは、結局「答え」としては提示されない。

けれど、後味は決して悪くはない。

むしろある種の「カタルシス」をそこに感じた。

「･････何かがあったら大きな声で私を呼びなさいね。」

呼びかける声は、届けられるんだ。
呼びかける事は、案外大切なんだ。

「しるし」や「きざし」は思いがけない所に存在するのだから。

そんなことを、「受け取った。」

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