Marsworld―悠々徒然

Marsworld―悠々徒然

2005.10.07
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カテゴリ: Cinema Paradiso
ピアフィルムフェスティバル

バンクーバー国際映画祭 には毎年、PFFから作品が招聘されている。
個人的に、非常に楽しみにしているもののひとつだ。

そして今年バンクーバーにやって来たのは、

BambiBone
バンビボーン
渋谷のり子 監督作品
*ちなみにバンビとボーンの間にハートマークがはいる!


この作品は今年入選したPFF15作品の中のひとつ。( 審査員特別賞受賞

児童虐待・・・・それも性的虐待がテーマ。

ひとつ扱い方を間違えてしまえば、グロスティックになりかねないお話だ。

それを、渋谷( シブタニ
けれど品性を保ち、
静かにそして力強くコドモたちを撮った。

カメラワークなどは、さすがに動きが多かったり。
実験的試験的な要素も感じられなくはなかったが・・・・・・。

それを差し引いても、主人公の少年と少女の演技に圧倒される。
どうしようもない状況に置かれている彼らの、無力感、孤独感、絶望感・・・・
救いを懸命に求めている姿。

bambibone


Plastic Bag (ビニール袋)をかぶることによって、
損なわれている 」自分たちを取り戻す。
まるで「 聖域

わずか小学5年生が、そうやって「生きていく」ってどういうことなんだろう。。。

痛みがシンクロしてくる・・・・・・。


(内容だけに、演技指導などはどのように?
幾度となく胸をよぎった。
これに関しては上映の後に行なわれた、
ワークセッション=質疑応答の折に、監督から語られ氷解。
何度も何度も、話し合いが持たれたようだ。
それを納得し、承知し、演じた彼らは生半ぢゃない。)



この子達の「 」が忘れられない。

そして云ってあげたい。

「魂は決して、汚されていないんだよ!」


だけど、目に心に留めようと思った。

これは、本当にオトナたちに観て欲しい。
子供を持っているいないに関わらず。
子供時代を振り返るきっかけにもなるだろうし。

なんてたくさんの「 」や「 」がこの世には蔓延しているんだろう。

守ること、戦うこと。

大切なヒトと一緒に考えてみよう・・・そう強く思った。

ラストシーン!

この「 選択 」に感謝したい。
ここに、 この作品の全てがかかっている !と言っても、過言ぢゃないと思う。

抹殺 」することよりも、 希望 を選んだ監督に共感する。

渋谷監督にエールを送るぞ!

セッションの後に渋谷監督と少し話す機会が持てた。
まあ、 ナンテ美人サン なんでしょ!ッてのが第一印象だった。
だけど、それだけぢゃあない!
これで3作品目だと仰っていた。
実力を確実につけていらっしゃるのだった。
次の作品にもかかり始めているとか・・・・・・。

楽しみがまたまた増えた。
ますますの、ご活躍を心から祈念するのだ!



【おまけ】


これが、例の 記念写真 だ!

真ん中の酔っ払ったような赤いお顔のおヒトが長崎俊一監督。。。
その左は!
ハイ。お分かりですね、室井滋嬢でございます。
そして、右側にいるのが・・・・・・。

こんなん出ましたが、如何ですかぁ~?

viff marsworld






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Last updated  2005.10.08 12:16:52
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