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マレーシアはゴルフ天国である。とにかく安い。(^^)日本なら2万円するようなところでも4~5千円でプレーできる。僕はもともとスキーをやっていて「ゴルフなんてオヤジのスポーツは絶対やらない!」と言って友達の誘いも断っていたが、マレーシアに住むようになってからは雪がないので仕方なく始めた口である。でやってみると。。。結構面白いじゃん!!(^^)という訳で毎週1回は必ず行くようになってしまった。マレーシアのゴルフで面白いのは何もプレーそのものだけではない。キャディーさん達も相当なものである。彼女達はマレー人も多いがインドネシアからの出稼ぎの人も結構いる。以下、日本のキャディさんとの相違点。・客が池にボールを打ち込むと「ちゃぽ~ん!!」と楽しそうに叫ぶ。・ボールが林等に入ると探しもせずに「なくなっちゃった!」と叫ぶ。・客のボールの行方をろくに見ていない。・サンダル履きでキャディ業務にやって来る。・プレーの途中で「お腹が痛い!」といって客に送ってもらいそのまま帰る。・前の組を待っている間、平気で客のクラブでボールを転がして遊ぶ。ちなみに、以前一度だけ同じ組のプレーヤーが打ったボールが至近距離(30ヤードくらい)で僕の肘を直撃し、その場で倒れてしまったことがある。全身にしびれが走り、ハンパじゃない痛さである。その時も彼女達は僕の様子を見に来て肘を見てもらったのだが。。。。It's broken!!(壊れてる!!)とだけ言ってそのままスタスタとキャディ業務に戻ってしまった。(なんなんだこいつら~(^^;))(もうちょっと大丈夫?とか聞けないの~?)後で病院で診察してもらった結果、「打撲」と診断され幸いにも骨折していなかったが、いかにもマレー人らしい振る舞いに腹が立つより感心してしまった。この何に対しても大らかな(いい加減?)彼らと一緒に暮らした3年半は、僕のその後の人格形成(?)に大きな影響を与えていることは間違いない。(ゴルフの腕前はサッパリであったが。。。)人気blogランキングへ。クリっとお願いしま~す。
2005.10.05
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長かったTMスタッフの滞在もやっと最終日。ホテルで精算、チェックアウトを行う。彼らの滞在費も僕の会社持ち。1人あたり8,000円のルームチャージだ。8,000円×8人=64,000円のはず。。。。ホテル会計「全部で64,600円になります。」あれ? 一人一人チェックしてみる。8,200円が3名いる。。「この200円ってなんですか?」「お部屋のTVの有料放送代になります。。」「有料放送」=要するにエロビデオお前らイスラム教徒だろ~?(^^;)イスラム教でポルノ系は厳禁である。マレーシアのTV放送で米国映画が放映されても全てベットシーンはカットされているし、クアラルンプールの紀伊国屋などでは、日本のFocusやFlashなどの写真雑誌が売られているが、その類のページは全て大事な箇所がマジックで塗りつぶされている。(毎日マジックで塗りつぶす人も大変だよな~(^^;))でも僕は不思議と腹が立たなかった。むしろ嬉しかったのである。(なんだ~僕達と同じ人間じゃん。。)一連のお祈り事件でわかるとおり、イスラム教の教えは絶対的なものがあり、どこの国に行こうがその教えを守らなければならない、というのが宗教に対する正しい見解だとされている。でも、批評、批判を恐れずに言わさせてもらえれば、僕の中で宗教と言うのは法律と似たような性質がある、と思っている。だから時にはそれよりも優先して守らなければならないもっと大事なものがあるはずであると。。それがわからない人が世界中にいるために、イラン・イラク戦争やイスラエル等における民族紛争や又は歴史的に貴重な遺跡を破壊したりするようなことが絶えないのではないだろうか?今回の出来事で、時には宗教の教え以外のことを自分の判断で実行することを彼らが学んだのを見てちょっと嬉しく思ったのである。。何事もまず経験である。。(だからと言ってこそこそ外国でエロビデオ見るのはいただけないが。。(^^;))この世界には色々な人がいて色々な価値観がある。だからたまたまイスラム教徒の家に生まれたとしても、まず経験をした上で自分の価値観で判断し、自分の判断で自由に仏教徒やクリスチャン又は無宗教信者になれるような時代が来れば良いのに。。。。と、感じさせられた出来事であった。人気blogランキングへ。クリっとお願いしま~す。
2005.10.02
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Where do you want to go this weekend?(週末はどこに行きたいですか?)今日は金曜日。TM御一行様の一週間の予定は無事終了。彼らは来週も日本に滞在予定なので、土日は自由時間。でも自力ではどこにも遠出できないので、こちらからご提案申し上げなくてはならないのだ。(僕だって本当なら貴重な土曜日を潰したくないよ~(^^;))「Disneyland!!」(ディズニーランドですか~?(^^;))(何が楽しくて40~50代のおじさんマレー人達と一緒にディズニーランドに?これ絶対彼女や友達には言えないな~(^^;))翌日ホテルにお出迎えに行くと。。皆様は。。。スーツの上着、下はジーパン、そしてビーチサンダルおまけに手にはビニール袋に入っているマレーシアから持ってきたパンケーキをご持参。。(おしゃれですね~(^^;))ディズニーランドにつくと、彼らは真っ先にファンタジーランドへ。。。「イッツ・ア・スモールワールド」「プーさんのハンハント」「空飛ぶダンボ」等々。。なぜかメルヘン系の乗り物を好んで選ぶ。(女の子と来たときもこんなの乗ったことないよ~(^^;))でも本当に楽しそうだった。見ていてこちらまでハッピーな気分になる。いくら年を重ねても、少年のような心を失わないのが彼らの良いところ。。この辺は見習いたい。。と常々思っているのですが。。。次はミッキーマウスの帽子をご購入してもうご機嫌!!さっそく皆でかぶりだした。「Mr.Yutaro! Don't you buy this hat? I'm sure this fits you well」(祐太郎さん!一つ買わないの? きっとよく似合うよ!!)(いいえ!!結構です!!(^^;))(やっぱりもう帰りたい。。。)(続く)人気blogランキングへ。クリっとお願いしま~す。
2005.09.28
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Selamat Datang ke Jepun!!(スラマッダダンクジュプン!!)(日本へようこそ!!)今日は、成田空港でTM様ご一行をお出迎え。TMとはマレーシアの電話会社であるテレコムマレーシア社のことだ。マレーシアのNTTと思ってもらえればまず間違いないだろう。今回は、マレーシアで建築中の新本社ビルに導入するITシステムの参考にするため、日本のITシステムの見学に8名で来たのだ。全員マレー系マレー人である。そのままホテルへチェックイン。部屋に荷物を置かせて「さあ~これから見学ツアー開始ですよ~」と出かけようとすると。。。。「Mr.Yutaro! Which direction is Mecca?」(祐太郎さん!メッカはどの方角ですか?)(え?)(なんで僕がそんなこと知ってるの~?(^^;))そう、マレーシアではホテルなどの部屋に必ず天井にメッカの方向を指し示す矢印が貼られており、イスラム教徒はその方向に向かってお祈りをする。でもここは日本だからその辺は適当にやるだろう?と思っていた僕が甘かった!!結局見学ツアーの合間に文房具屋さんに駆け込み方位磁石を8つお買い上げ。こんなもの手にしたのは小学校以来である。方位磁石はさておいて、見学スケジュールも順調にこなし、昼食もバッチリ!!シェフに事前に指示を出してあって、お肉系はその脂でさえも一切使わないようにしておいたので全くの問題なし。「さあ~午後の部行ってみましょう!!ちょっと時間が押しているのでご協力お願いしま~す!!」と言った矢先。。。。。「Mr.Yutaro!」とまた呼ばれる。(う。。いやな予感。。(^^;))「We need to go to pray」(私達はお祈りに行かなければなりません。)(え~!。ここは日本ですよ~(^^;) ちょっとは融通利かせたら~?ていうか見学スケジュールは事前に送ってあって、問題があったら教えてください!!て何度も確認したのに~。もっとそういうことは早く言ってくれ~(^^;))「We need a room for prayer!!」(お祈りのための部屋が必要です。)と全然お構いなしである。しょうがなく、その施設の総務課に駆け込む。「スイマセ~ン。急で大変申し訳ないのですが、ちょっと10人くらい入れるお部屋を1時間ばかりお借りできないでしょうか?」「困るんですよね~事前に言っておいてもらわないと。。で、何に使うんです?」「えっ?あっあの~お祈りです。。。。(^^;)」「は?」今にして思えば、総務課の係の人はなんて良い人だったのだろう~と思う。とにかく一部屋貸してもらえた。(やれやれ。。。一時間ぐらい休めるかな。。スケジュールはハチャメチャだけど。。)と思って廊下のソファーで一休みしていると。。。従業員の人が何か騒いでいる。。「お~い、今トイレ行ったらさ~。なんか外人が大勢で流しで足洗ってるんだよ~。俺思わず回れ右して出てきちゃったよ~」そう、イスラム教徒は必ずお祈りの前に口、顔、手、足などを水でお清めする。だから水場が必ず必要なのである。http://www.anoko.com/hagaki/megumi/megumi06book.html(参考:イスラム教のお祈り作法)(知らんふりし~てよっと(^^;))と、もう他人の振りをして騒ぎの収まるのをひたすら待つ祐太郎なのでした。(続く)人気blogランキングへ。クリっとお願いしま~す。
2005.09.25
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「僕の会社の海外現地法人の社長っていったいなんなんだろう?」っていつも思っていた。僕達のプロジェクトチームでは、マレーシア現地法人ができる1年以上も前から便宜上のペーパー会社を当地に設立していて事業活動をしていたので、全くの別の組織体であるが、毎日のように行き来をして色々と情報交換をしていたのでその様子は手に取るように伝わってきた。現地法人社長(仮に青山社長としよう)は全く経営能力がない。でっ朝のミーティングが終わるとフラッといなくなる。秘書に行先を聞いてみる。「Where did he go?」「SOGO Department for shopping!!」(は?)次の日。。。「Where is he now?」「ISETAN Department!!」(また?)そしてまた次の日「Did he go to SOGO or ISETAN?」「No, he went to Yaohan Department!!」(。。。。。(^^;))他の海外駐在の社長さんは夜昼となく働いているのになんでうちだけこんなことが許されてしまうのだろ~(^^;)また彼はゴルフも大好き!!ある土曜日、1ランド終わって食事をしていると、Aゴルフ場という名門コースの話がでた。すると青山社長は。。「あ~そこは昨日行きましたよ。」次はBコースの話題に。。。「あ~そこは一昨日行きましたよ。」そしてCコース。。。「あ~そこは明日行きます。」僕は思わず。。「じゃあ青山社長は今週4連チャンってことですか?すごい!!プロゴルファー並ですね~」(いつ仕事してるんだこのひと。。。(^^;))「いやぁ~ハハハハハ。もう疲れちゃうよ~」と、満更ではなさそうなご様子。「でもプロゴルファーはゴルフでメシを食っているけど、青山社長はゴルフ場で毎日メシを食っている、というのがちょっと違いますけどね~(^^;)」と我ながら悪魔のような皮肉を浴びせると。。 「祐太郎君はウマイこと言うね~キャハハハハー](この人。ホンマもんだ。。(^^;))そう、僕の会社の海外現地法人社長にはこういうタイプの人が多かった。人と決して争うことはせず、いつものら~りくら~り。でもいざとなれば自分の危険を回避する能力だけは天下一品だったので首になることもない。部下の仕事内容は全く把握しておらず決裁書も読まずにサイン。でもなぜかこういう人の下には知識・人格を兼ね備えた優秀な部下がいることが多く、彼らが徹夜してでも仕事を見事に成し遂げてしまうので大きなケガをすることもない。こんな人達が毎年何億もの潤沢な資金を日本の本社から送ってもらって動かしている。ある意味、日本の政府の縮図を見ているような感じだ。と、貧乏暇なしで毎日夜中まで仕事しながら思ったものだ。奢れる平家久しからず。。僕はもう転職してしまったが、その大企業は今、確実に崩壊の道を辿っている。んっ?そう言えば。。。青山社長の平日お遊び仲間達の会社は???人気blogランキングへ。クリっとお願いしま~す。
2005.09.22
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日本語学習に意欲的なマレーシア人はなにもサルミーだけではない。現地法人の社長秘書アイビーさんもその一人だ。彼女は中国系マレーシア人。典型的な華僑(マレーシアでは華人と呼ぶ)でいつもオバサンパワーを炸裂させ、バリバリと仕事をこなす。英語、マレー語、北京語、広東語を自在に操り、交渉力は天下一品。ヒューマンネットワークも幅広く、マハティール前首相とのアポ取りなどもお茶の子さいさいという感じだ。ストレートにずばずば物を言うタイプなので苦手意識を持っているプロジェクトメンバーも結構いたが、なぜか僕にはいつも優しくしてくれた。「祐太郎さん キョウワネクタイステキね~」「コレ オイシイヨ~」「ドウゾドウゾ」などと日本語で話しかけてくる。彼女は日本の本社との電話のやり取りも多く、横で黙って聞いていると。。「ハイ、ハイ、ハイ、わかりますぅ~」「ハイ、ハイ、ハイ!かしこまりますぅ~」 がちゃん!(おいおい、かしこまっちゃったよ。。(^^;))そう言えばもう一人いたっけ。。。(^^;)こちらも現地法人で働くケニー君。中国系マレーシア人で優秀なエンジニアだ。マレーシアでは必ずと言って良いほど午後になると雷雲と共に激しいスコールがやって来る。バケツの水をひっくり返したような勢いだ。カサなどなんの役にも立たない。「あ~またスコールだ。。」と思って窓の方を見ていると。。。「ぽんぽんぽん」と肩を叩かれ振り返るとケニー君がいた。「ハゲシイアメ。。」と、ニコニコしながら僕に語りかけてくる。「Oh, Your Japanese is very good.」と、心にもないことを言う僕。「ピカッ」と今度は稲光が光る。するとケニー君。。。。「マブシイヒカリ。。」と、またニコニコ。。「Oh, great and excellent.」と、またしても心にもないことを言う僕。しばらくして、「Hello!! Any laundry?」といつものクリーニング屋が来た。ワイシャツやスーツなどのクリーニングの注文伺いにこのくらいの時間になると、オフィスにやって来る。するとケニー君、また「祐太郎さん、祐太郎さん」と僕の肩をたたき。。「センタクヤサン。。」と、またニコニコ。。。「。。。。。。。。。。。。。。。。」そう彼が話せる日本語はこの3つだけだ。でも毎日どんなに忙しくても。。・スコールが降り出すと。。。⇒「ハゲシイアメ」・稲光が光ると。。。⇒「マブシイヒカリ」・クリーニング屋が来ると。。。⇒「センタクヤサン」と、必ず僕のところに来て日本語で報告する。(いい加減にしてくれ~!!(^^;))どうして、こうも変な日本語ばかり話す奴らが揃ってしまったのか。。それから数ヵ月後、ケニー君が別の日系企業に転職したいというので個人的に相談に乗ってあげた。彼の履歴書の日本語スキル欄は。。。。「Advanced Level=上級」と書かれていた。その自信は間違いなく、「Most Advanced Level =最上級」だね。。(^^;)人気blogランキングへ。クリっとお願いしま~す。
2005.09.20
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皆さんお待たせしました~(^^)♪♪♪♪♪♪♪♪マレーシアの英語(第2部)のはじまりで~す(^^)マレーシア人は意外と親日家なのをご存知だろうか?数年前まで首相を務め、今の近代マレーシアの発展の基礎を築いたマハティール前首相が打ち出した政策の中で「ルックイースト政策」というのがある。この「イースト」はマレーシアの東にある日本や韓国を指す。つまり日本に学び日本に追いつこう!という政策であり、毎年たくさんの留学生を日本に送り込んでいる。確かマハティール前首相の娘も上智大学に留学していたとか。。。。といったような事情でマレーシアの首都クアラルンプール(KL)では結構日本語を解するマレーシア人も多いので日本語でへたなことは言わないほうが良いかもしれない。僕のプロジェクトチームではマレーシア人の運転手を2人雇っていた。そのうちの一人はサルミー君といい、非常に優秀な運転手だ。KL内の鬼のような渋滞をたくみにすり抜け、最短時間で目的地まで連れて行ってくれるし、機転も利く。またメンバーと日本語で積極的にコミュニケーションをとろうといつも努力しており。。。「オハヨウゴザイマス 祐太郎さん」「キョウハ アツイデス」「コレ オイシイデスヨ」などとメンバーから教えてもらった日本語を毎日のように練習していたので半年もすると結構話せるようになっていた。ある日のこと、日本から大事なお客様が来るというのでサルミーを空港まで迎えに行かせた。本当は僕もお出迎えに行くべきだったのだがどうしても外せない会議があり、また「サルミーならきっとうまくやるだろう。」と思っていたので任せたのだ。以下は、サルミーと大事なお客様(仮に前田社長としよう)の空港での出会いのシーンから。。。。*********************************************************************税関を抜け、前田社長はなんなく「前田社長様」と書かれたプラカードを持っているサルミーを見つけ、にこやかに笑みを浮かべながら右手を差し出した。「Nice to meet you! My name is MAEDA.」するとサルミー君、突然しゃがみこんで片膝をつくと。。。。。。。。「拙者、サルミーでござる!!!」とご挨拶。(誰だ~!!こんな日本語教えた奴は!!~(^^;))当の前田社長はと言うと。。。。固まっている!!(そりゃそうだよな~(^^;))その後荷物を車に積み込み、ホテルに向かって出発する。サルミー:「Where is your hotel?」前田社長:「Renaissance Hotel!」するとサルミー君、運転席から振り返りニコニコしながら。。。。。。「ホントかよ~?」前田社長:(呆気に取られながら。。思わず日本語で。。)「ほっ本当です。。。。」するとサルミー君、間髪を入れずに。。「絶対だな~!!!」*********************************************************************ホテルに無事についた前田社長と一緒に夕食を取りながら、聞かされた話である。。。(あいつ殺す。。。絶対に殺す。。。(^^;))翌日から、「サルミーには日本語教えるな!!」という戒厳令がプロジェクトメンバー全員に布かれた。。人気blogランキングへ。クリっとお願いしま~す。
2005.09.16
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ちょっと時計の針を戻してTMとのミーティング開始時から。。。まずはお互いに自己紹介。アパカバー ナマ サヤ イアラ Yu-taro (^^)(初めまして。祐太郎と申します。)これくらいのマレー語は勉強してきた。どこの国に行ってもそうだが、たとえ相手がどんなに英語が話せてもその母国語が別にある場合は挨拶ぐらいはその言葉でやれるようにしたいものだ。。。と僕は勝手に思っている。自分が日本語で挨拶されたらやっぱりうれしいもんね!!(^^)自己紹介&お決まりの世間話もすみ、やっとミーティング開始!と思ったら20分もしないうちに、お菓子やら飲み物やらが運ばれてきた。まだ朝の10時である。あっけに取られているとおやつタイムが始まってしまった。。。。Don't be shyな~(どうぞご遠慮なく!!)とニコニコしながら勧められる。米国英語ならきっとHelp yourself!!などど洒落た表現を使うことだろう。。。そうマレーシアではおやつタイムは10時&15時の2回。必ず甘ったる~いお菓子とミルクティのようなものがたっぷり出てくる。朝の10時からいきなりそんなもの出されても食べられる訳がない。決して「shyな~」な訳ではないのである。(^^;)朝のおやつタイムで中断し、やっとミーティングに戻ったと思ったら今度はすぐお昼。お昼が済んだと思ったらすぐ15時のおやつタイム。。。ただでさえ聞き取りにくいマレーシア英語のため会議の進行は極端に遅い。予定していた半分も進まない。。。結構あせってきた。(^^;)Mr.Yu-taro!!!はいはい今度はなんですか???(もう半分ヤケである)We have to go to prayer!!は????お祈りですかぁ~そんなこといったって今日しかミーティング時間はとれないんですよ~(^^;)Never mindら~. When are you coming back to KL?そう。マレー人はその大部分がイスラム教徒。仕事より何よりもイスラムの教えを守るのを優先する。1日5回のお祈りは絶対だ。大きな建物には大抵SURAUと呼ばれるお祈り用の小部屋があってお祈りが行われている。(ちなみにこの半年後、彼らを日本で施設見学に連れていくことになったのだがその時もお祈り時間だけはきっちり守っていた。通常メッカの方向を見てお祈りをしなければならないので僕は彼らのための方位磁石を買いに行かされたものだ。。(^^;))マレーシアに来て2日にしてたっぷりとその洗礼を浴び、もうお腹一杯である。このままこの国にいると頭がおかしくなる。。。のが普通の日本人の感覚であるのだが。。あら不思議。。。実は結構おもしろがり始めている自分にふと気がついた。新しい世界。自分とは全く別の価値観を持つ人達。もっとこの国を知ってみたい。。と強烈に思った瞬間であった。この時の僕の思いが神様に通じたのかは知らないが、その後プロジェクトは本格化し、3年間クアラルンプールに暮らすことになったのである。(マレーシアの英語第一部 完)人気blogランキングへ。クリっとお願いしま~す。
2005.07.18
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ちょっと前回から続いているTMとのミーティングから脱線しま~す。(^^)マレー語はマレーシアの母国語である。確か小学校などでは、必修科目になっているらしくマレー人、中国人、インド人共に英語同様に話すことができる。従って中国人とインド人などは自分たちの民族の言葉(中国人/広東語、インド人/タミール語)と合わせて最低でも3ケ国語は話せることになる。英語もろくに話せない我々日本人にとっては非常にうらやましい話だ。マレー語をちょっと観察してみると安易とも思われるほど英語から拝借している言葉がある。例えば。。。( )内は英語・Pasport (Passport)・Tiket (Ticket)・Bas (Bus)・Hospital (Hospital)・Hotel (Hotel)ちょっと綴りを変えただけのものや、最後の2つのように全く綴り発音ともに同じものをそのまま使ってしまっているものも数多い。さすがティダアパアパ(細かいことは気にしない!)の国マレーシア。そう言えば日常会話でもマレー語と英語がちゃんぽんであることも多い。例えば。。。。Now or later ? (今やる?それとも後で?)スカラン is better!! ボレカ?(今の方が良いけど。できる?)Can!(できるよ!)※スカランは「今」、「ボレカ?」は「できる?」という意味のマレー語です。な~んて会話が当たり前のように街中のここかしこで毎日繰り返されている。ティダアパアパの精神は、もちろん批判も多いかもしれないが、細かい文法を気にしすぎてち~~とも英語コミュニケーションできない日本人にとって見習うべき点が多いような気がする。人気blogランキングへ
2005.07.17
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(前回からの続きで~す)なんとかミーティング時間に間に合った。交渉相手の名前はテレコムマレーシア社(略してTM)。マレーシアにおけるNTTと思っていただければ良いだろう。TMが新本社ビルを建設するにあたり、僕の会社がそのITシステム設計・構築を請け負うこととなり、今日の交渉は工事計画に関するものだった。会議はたんたんと進み、相手方のプロジェクトマネージャーが。。「So, Mr.Yu-taro! Could you tell me the project シェジュー? 」「は????」「Please explain the project シェジュー.」「なんだって????(^^;)」「Mr. Yu-taro. Project シェジューら!!!.」と最後には叫びだしてしまった!!いくら得意の「ら!」をつけてもわからないものはわからないんだい!!本当に疲れるな~(^^;)実はマレーシアはイギリスの旧植民地である。従ってここに住んでいるマレー人、中国人、インド人共に自分の民族の言葉以外にも普通に英語を話すがそれは当然のごとくイギリス英語なのである。ちなみに、上記の「しぇじゅー」の正体は「Schedule」である。(「ら!」は余計であるが。。)アメリカ英語では「スケジュール」イギリス英語では「シェジュール」(最後の「ル」はほとんど聞こえない)と発音するとは。。。思いもよらないところでまたマレーシアの英語にやられてしまった。。。(^^;)ちなみにマレーシアで耳にする他のイギリス英語の例としては。。●Often(しばしばの意味)→「おふん」ではなく「おふてん」●Petrol(ガソリンの意味)→ご存知のとおりアメリカ英語では「ガス」である。初めてレンタカーを借りてガソリンスタンドに行った時に「ぺとろ~る?ぺとろ~る?」と聞かれ、「は?パトロール?お巡りでもいるんかい!?」と思ってしまった。などをよく耳にする。尚、Canはイギリス英語では「きゃん」ではなく「かん」と発音すべきらしいのだが、以前もご紹介した「きゃんな~」や「お~るきゃん」にもあるとおりこれに関してはアメリカ式のような気がする。という訳で(とっとと家に帰りたい!!)という僕の思いは神様には全く届かず、ミーティングは延々と進行して行くのであった。(続く)人気blogランキングへ
2005.07.16
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「ウォォオオン!ウォンウォン!!」やかましいバイクの排気音で目が覚めた。ここはマレーシアの首都クアラルンプール。ジャラン-スルタン-イスマイル通りにあるコンコルドホテルの一室である。この界隈は日本で言えば大手町のようなビジネス街。通勤時ともなればこの通りは凄まじい渋滞となる。「あれ?あれれれ??」ふと時計を見たらもう8時。モーニングコールを6時半に頼んでおいたのに音沙汰なし。「ぎょえ~!!なんでコールがないんだよ~」そう。ここは「ティダアパアパ」の国マレーシア。こんなことは全くもって普通のこと。いちいちカリカリしていたら身が持たないのである。ちなみにティダアパアパはNever mind(大丈夫!気にするな)の意味のマレー語である。でもNever mindは「ネバーマインド」とは発音されず「ねばまいんら~」である。(^^;)「コンコンコン。」とノックの音がしてホテルのマネージャーが部屋に来た。昨晩別件で用事を頼んでおいたので来たのである。丁度良い。文句を言ってやれ!!「このやろーどうしてくれるんだ~!!!完全にアポに遅刻だぞ~!!!」ところがこのマネージャー君、いたってにこやかな笑みを絶やさず。。。。「う~ん、モーニングコールもたくさん数がありますからね~。よく1部屋か2部屋はコールし忘れてしまうんですよ~。ソーリーソーリー、ねばまいんら~」「Never mindの使い方が違うだろ~!!!!(^^;)」恐るべしマレーシア!!日本だったら客に平謝りしなくてはならない状況において「大丈夫!気にしないでください!!」で切り返してくるとは。。。そう。。この国において「ねばまいんらー」は何か失敗をして落込んでいる人をなぐさめるのではなく、何か失敗をした張本人がその被害を被った被害者をなだめるために使うケースの方が圧倒的に多い、ということを知ったのはそれから一週間もした後のことであった。(続く)人気blogランキングへ
2005.07.15
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もうかれこれ10年前になりますか。。。。。。初めて仕事でマレーシアに行きました。常夏のリゾートアイランド!。一応、英語も勉強して準備万端!!ワクワクドキドキで入国し、タクシーに乗りました。マレーシアの人はとにかくフレンドリー!!でもって、大のおしゃべり好き!!このタクシーの運ちゃんも矢継ぎ早に英語で話し掛けてきます。。でも。。でも。。でも。。でも~~~~~~~~~~~~(^^;)おじさん何言ってるか全然わかりませ~~ん!!!(^^;)とにかく訛りがハンパじゃない!!とても同じ言語とは思えませんでした。例をあげると。。。。。●あっちゃり~⇒Actually「実際に」の意味●きゃんな~(語尾をあげる)⇒Can-na-「OKだろ!!」の意味●おーるきゃん!!⇒All can!!「全部OK」の意味●のーらー(語尾をあげる)⇒No-la!「違うよ~何言ってんだ~」の意味●へいっちきゅ~⇒HQ(Head Quarters、本社の意味)ぎょえ~~~やめてくれ~~~!!!!!!!!!!!!空港からホテルまでの一時間、僕が理解しているかなんておかまいなしにしゃべりっぱなしの運転手さん。。自分の英語力に対するささやかな自信は木っ端微塵に打ち砕かれ、次の日から始まる契約交渉に大いなる恐れを抱いたのでした。。。(続く)人気blogランキングへ
2005.07.14
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