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『遠い夏の日』 どこまでも青い空山のような入道雲萌える草の臭い 真っ黒な顔で真っ黒な体で麦わら帽子を被ったわたしたち ジリジリ暑いジージー蝉が鳴く炎天下の毎日を汗だくで遊びまわったわたしたち 近所の路上も少し遠くの川原も何も無い空き地さえも遊び場にして汗だくで遊びまわったわたしたち 突然の夕立には蜘蛛の子を散らすように逃げ帰るまるで野良の仔猫のようなわたしたち 遠い遠い 夏の日 どこまでも青い空ぽっかり ちぎれ雲風に鳴る軒下の風鈴の音 今も、あの夏が心から離れない
2015.05.31
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『お別れの手紙』祭壇は白い花で飾られて、とても美しかった。背景が青空と雲の遺影には、年配の男性の笑顔があった。会社の上司の父親。わたしは面識の無い人だった。読経、合掌の中、知るよしもないその方の人生を考えたりしていた。笑顔の遺影の前で、女子大生の孫娘さんがすすり泣きしながら、お別れの手紙を読んだ。それを聞いて、葬儀場の誰もが泣いていた。人は、こうして見送られるんだ…。当たり前のことを再認識するように心が震えた。病気知らずの自分や家族の健康が空気のように、いつまでも続く錯覚に陥っていたから人の死という現実は、わたしの目を醒まさせる。いつか迎える死。それは、あまりにも遠い感覚で曖昧な感覚。ただ・・・後悔しないように生きようそう、思った。
2015.05.26
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『小さな喜び』打ち水で出来た小さな水溜まりで雀が一羽、水浴びを始めた。嬉しそうに羽をパタパタさせながら水溜まりの中を跳ね回る。そんな雀の姿を見てわたしも嬉しくなった。こんな小さな喜びだけど一日中、心が温かい。☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・PSドレミさんへお探しの漢字は・・・『 蹬 』でしょうか(?^∇^)?もしそうでしたら、コピーしてお使いください(*^-^*)>"○ 右蹬脚 ○ 左蹬脚コメント蘭では機種文字になってしまい載せられませんせしたけど本文なら大丈夫そうなので、ここに記載させていただきました。
2015.05.23
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『傍観者』 遅れて咲いた八重桜 遅れを取り戻すかのように 色濃く満開に咲いた そんなふうに見えるのは きっと心の焦りなのかも 今年の春も 何もできずに この季節を傍観していただけ・・・ そんなふうに思うのも きっと心の焦りなのかも 春は静かに過ぎていく 『今日も快晴』 少し冷たい風が気持ちいいくらいに 5月にしては暑い日が続いていた。 新緑は時折吹く風にざわめきながら 陽を浴びて生き生きと輝いている。 今から、これから。 わたしは心の中で呟く。 慌ただしく過ぎていく季節の中で いつも傍観者であったわたしは 何も出来ずに取り残されたような思いがあったけれど 皐月の風に乗って心も動くような気がした。 ぐっと見上げた空は 今日も快晴。 青空が心に広がった。
2015.05.18
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『初夏の風』大空駆ける燕たち戯れあう様に追いかけ合って桜も既に緑が萌える路面に落とす その影も濃く初夏の風 頬を撫でて心地よく 通り過ぎた青い空が大海のように白い雲が波のように鱗輝かせ泳ぐ魚は親子3匹の鯉のぼり初夏の風 頬を撫でて心地よく 通り過ぎた
2015.05.12
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『春の子供たち』風が ひと吹きしただけで葉桜になりかけの桜の木から無数の花びらが風に舞いアスファルトの路面を桜色に染めたまた 風が吹くと路面の花びらたちはコロコロと転がりながらもしくは 風に踊りながらまたはクルクルと追いかけっこをするように回りながらわたしの足元まで一気に駆けてきた「また 来年会おうね」と 心の中で手を振りながらまるで小さな子供のように楽しそうに笑いながら風の旅に出発した春の子供たちをわたしは静かに見送る
2015.05.03
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