41歳ニートと俺とおかんと親父の話

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2025.08.04
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カテゴリ: 日常

まいど、この前の夜、台風が近づいてた日や。

雨風ビュービュー、空ピカッ!って光って、

「お、えらい派手に鳴っとるな〜」って思ってたその瞬間――

プツッ。

……部屋、真っ暗。

冷蔵庫の音も、エアコンの風も、スマホの充電ランプも全部消えた。

あの“無音”って、ちょっと怖いな。



① 闇って、こんなに重たいんか

いつもなら夜でも部屋が明るいから気づかんけど、

ほんまの暗闇って、空気が分厚いねん。

とりあえずスマホのライトつけたけど、

この小さな光が“命綱”みたいに感じた。

電気って、日常やのに“当たり前”やと思ってたな。


② エアコン止まって3分で悟る

停電なった瞬間、部屋の中の空気がじわ〜っと暑くなる。

エアコンって、空気の支配者やな。

いかに快適な生活に甘えてたか思い知った。

おかんが「昔は扇風機もなかったんやで」って言うたけど、

いや、そんなん想像しただけで地獄や。

文明ってほんま偉大や。


③ 冷蔵庫が沈黙したときの緊張感

冷蔵庫の“ウィーン”って音が止まるだけで、

なんか心細い。

中の肉と卵が「早よなんとかせぇ」って訴えてる気がした。

真空パックした鶏むね肉を思い出して、

「これも電気あってこそやな…」としみじみ。

冷蔵庫って、無職の貯金箱みたいなもんや。

中身が守られてるだけで、生活が安心する。



④ 静寂の中で聞こえる自分の音

停電中って、音がほんまになくなる。

外の雨の音と、自分の呼吸だけ。

普段どれだけ“雑音”に囲まれてるかがわかった。

エアコンの風、パソコンのファン、テレビのBGM――

全部“現代の安心音”やったんやな。

静かすぎる部屋で、なんか時間が止まったみたいで、

逆に“生きてる”実感わいたわ。



⑤ 親父のろうそく力

防大卒の元鬼軍曹・親父が、

どこからともなくロウソク出してきた。

「こういうときのためや」とか言うて、

落ち着いた手つきで火つけてな。

その火がゆらゆら照らす顔見たら、

“戦中生まれの知恵”ってすげぇなと思った。

俺なんか、スマホのライトだけでテンパっとるのに。



⑥ Wi-Fiが死んだ瞬間、文明も死ぬ

停電でルーター止まった瞬間、ネットが消えた。

YouTubeもニュースもChatGPTも見れん。

孤独感ハンパない。

「電気=情報」ってこういうことやな。

光が消えたんやなくて、世界との接続が途切れた。

まさか俺、電気にここまで依存してたとは。



⑦ 停電中の“時間の進み方”

時計の音がやけに大きく聞こえる。

10分が1時間に感じる。

電気って、時間を“速くする装置”やったんやな。

スマホの明かりだけでお茶飲んで、

「これが江戸時代の夜か…」とか思いながらぼーっとした。

……悪くない。

なんか、心のノイズが減る。



⑧ 電気が戻った瞬間の感動

ブワッと照明がついた瞬間、

おかんと顔見合わせて「うわー!」って笑ってもうた。

エアコンの風が戻ってきて、冷蔵庫の音も蘇って、

いつもの日常が一気に帰ってくる。

その瞬間、思った。

“便利さ”って、感謝を忘れさせる魔法なんやな。



⑨ 電気代を気にしてた自分が恥ずかしい

「電気代高いな〜」ってブツブツ言ってた数日前の俺、謝りたい。

あれは“文明税”や。

この安心感と快適さを月数千円で買えるって、むしろ安すぎる。

文明に生かされてるって、

こういうときに実感するもんやな。



⑩ まとめ

停電って、

日常がどれだけ“見えない支え”で成り立ってるかを教えてくれる。

スイッチ押せば光る。

ボタン押せば冷える。

線つなげば世界と話せる。

でもその全部、電気があるから当たり前になってただけや。

“当たり前”って、ほんまに怖い言葉やな。

なくなって初めて気づく。

生きてるって、支え合ってることなんや。






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最終更新日  2025.10.08 16:47:00
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