Maryam's HP 日記
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ひなたぼっこねこさんの ”白きもの”という記事を拝見して思ったこと。以下同記事引用****************白い色は「何にでも染まる」から、と花嫁御寮が身につけるというが、なんの。昔の喪服は、白だったそうな。絵を描くときの、水彩絵の具と油絵の具の白の違い。関東南部のこの地でみる雪と、高い山の上でみる寒さに重い雪の白さ。純粋無垢で無力なのか、神々しく強すぎて発光しているのか、 白、深い色です。 ****************以下私の感想水彩画で白は、太陽の光がダイヤモンドのように輝いている点にだけ使用しますが、使わない人もいる。白を使うのは邪道と思っている人も多い。水彩画の命 は色を塗らない 白の部分 であるとも言える。水彩画の白は、紙の色なのだ。日本画などはどうか知りません。私がイランで習った水彩画の先生はそういう画法だった。っとコメントしたら、ひなねこさんがお返事くださった。****************水彩の白はやさしく感じますね。水彩は白、油絵は黒を基調とする、と何処かで読んだことがあります。画肌の厚みのせいもありますが、水彩のしなやかさに対して油彩は渋い。絵の内容がそれを活かしていればどちらも好きです。****************私のお返事:”水彩は白、油絵は黒を基調とする、と何処かで読んだことがあります。”その通り。水彩は最初から白として残す部分を考慮して描く。油絵はキャンバスの白地のままでは、化粧のノリが良いとか、悪いとかいうでしょう?白地のままだと油絵の具のノリが悪い。空の青ならば、基調となる青を最初ペンキのように塗ったくってから、立体感を出していく。色を重ねていって、周囲の色と馴染むように筆で均(なら)していきます。(まさに厚化粧と同じ原理だ!)油絵の下絵は、それぞれのバーツの基調色で、塗りたくられます。その時点では、とても絵になんかは見えず、そこから立体感が出てくるってことは考えられないような状態です。(だから女は化けられる?)白という色に関して私は・・・ ”白鳥は哀しからずや 空の青海のあをにも そまずただよふ”白は染まらぬ 孤高の色 であると思う。純白の衣装を着、この地に嫁入りしたのは1996年。いろんな人や、いろんな事柄から、いろんな染料で、いろんな色に染まったけど、どうやら生地(素地)そのものが粗悪だったか?すぐに染まるけど、次第に漂白していってるな・・・でも、真っ白な純粋無垢なままでいたいなんてとても思わない!いろ~~~んな色、黒よりもっと濁った、暗い色からでも、白には戻れなくても、自分らしい色に還る方が私は好き。たとえその経過において、洗いざらしのように、漂白して、生地が薄くなって、ヨレヨレになってしまっても、一旦色が抜けてしまえば、これからいろんな選択がまだまだあるんじゃない?っていう おめでたさ の方が私は好き。未来は未知数。何歳になっても、まだまだこれからさって部分をほんのチョッピリ・・・自分に残しておきたい。コメントはこちらへにほんブログ村
2012年12月12日
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