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年明け後、米国経済の底堅さを背景に一変した金融市場の動きは、昨年の同じ頃と同様の動きをしているようです。
昨年も世界同時株高で始まり、確かその頃は為替も円安・ドル高が予想され、金利も上昇基調で推移していたのではないでしょうか。
底堅さを増す米国経済が新興国に代わって世界景気をけん引する―という期待は、今年も昨年と変わっていないようです。
そうみると、一年先延ばしになった世界景気回復の流れは、昨年の東日本大震災や欧州ソブリンリスク(国家の金融危機)に匹敵すような出来事がなければ、これから本格化するのではないか―と楽観的にみてしまうのですが。
もっとも今年は、米国景気の底堅さに加え、日本の復興需要も期待できることから、景気回復のエネルギーは昨年年明けの頃より相当強いものを感じます。
今後も世界の景気をけん引する米国の景気から目が離せない状況が続きそうですが、景気回復期待が強まるにつれて、株式や為替だけでなく商品市場も動きだしているようです。
商品市場の中でも、特に経済に大きな影響を与える原油の価格動向が気になるところですが、私はこれまで通り、日米の長期金利、特に米国の金利動向に高い関心を持っています。
長期トレンドでみると、長期金利はいつ上昇基調に入っていてもおかしくない時期にあるからです。昨年前半の時点で既に上昇基調に入っているようにも見えたのですが、多少のずれがあっても近い将来、かなりの確率で上昇していくと思われます。
日本に限ってみれば長期金利は2003年6月の0・43%を底に上昇基調にあるようです。
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