何年か経って、ついにどちらからも連絡が来なくなった。
それぞれの出口から出て行った者たちは他の区画の者達と合流して、最初は地上を目指したが、地上はすでになかった。 それぞれの方で何人か亡くなった。
次に目指した居住区は、自分の部屋があった者達はそこで別れたようだ。
空いていると言うか、使われることが無くなった、部屋を自分のものにして落ち着いた。
それでも満足しない者達が、さらに他の階を、さらに外に出ようと試みた。
この男も自分の部屋を見つけて、しばらくは住んだ。
マジメなのか本来の仕事も無くなったのに、元の場所に戻った。