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2005/12/31
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カテゴリ: 活字
たしか芥川賞の候補になったときだったと思うが、この作品はかなり話題に上っていて、いろんなメディアで様々な書評を目にした記憶がある。その中のひとつに、「心理描写に長けた優れた恋愛小説であり、親指をペニスにするようなグロテスクな趣向は必要ない」といった内容のものがあった。
途中までは確かにそう感じた。それが突然フリークスの世界に突入して、一挙に乱歩趣味の様相を呈するようになるとそうも云えなくなり、最終的には、やはり親指ペニスには必然性があるとの結論に達した。

松浦理英子は大学の先輩だ。それも同じ学科の出身なので、直系の先輩にあたる。
他の人は知らず、少なくとも私の場合、大学の先輩といってもそれが他学部の場合はたいした親近感は湧かない。他学部出身の菊地秀行に対しては、単に自分と同じ大学を出たと認識しているだけである。
これが同じ学部の出身である森村誠一ともなると、はっきりと“先輩”と意識する。ただし、森村誠一の場合は学部は同じでも学科が違うので、学科まで同じの松浦理英子に対するほどの親近感は湧かない。直系の先輩である松浦理英子には、頭が上がらないのである。
これは後輩に対しても同じで、滝川クリステルには直系の後輩として親近感を抱くが、木佐彩子には何の感慨もない。

寡作の松浦先輩には、もっと小説を書いていただきたいものだ。





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Last updated  2005/12/31 10:22:53 PM
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