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2011/10/02
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カテゴリ: 映像
TV映画「ロード・オブ・ウォー」アンドリュー・ニコル監督

05年米。
9月24日深夜放映。
粗筋はgooより。
ソ連崩壊前のウクライナに生まれたユーリー・オルロフ(ニコラス・ケイジ)は、少年時代にユダヤ系と偽ってアメリカに家族で移住。両親がNYに開いたレストランを手伝う中、客の美女エヴァ(ブリジット・モイナハン)に一目惚れするものの、彼女はユーリーに気づかない。いつしかユーリーは、弟のヴィタリー(ジャレッド・レト)と組んで、武器売買事業を始めるようになった。刑事ジャック・ヴァレンタイン(イーサン・ホーク)に目をつけられながらも、天性の才を発揮するユーリー。一方、繊細なヴィタリーは、自分がこのビジネスに向いていないことに気づき、ドラッグに溺れ始める。やがて彼はリハビリ施設に入り、ユーリーは一人で商売をすることに。荒んだ気持ちのユーリーは、忘れられずにいた初恋の人、エヴァとの出会いを自ら仕組む。彼女に国際輸送会社のオーナーだと信じ込ませたユーリーは、エヴァと結婚。だがそのせいで破産寸前になってしまい、金策の必要が出てきた。そんな1991年、ソ連崩壊のニュースが飛び込み、ユーリーは元ソ連の武器の備蓄をアフリカの戦時下の国々に売りさばく作戦を実行して巨万の富を築く。だがリハビリ施設から出てきたヴィタリーが、ユーリーの商売交渉の時に、西アフリカの民衆の虐殺を阻止しようとして、射殺されてしまう。ビジネスが破綻したユーリーは、ついにジャックに逮捕される。ユーリーの家族は崩壊するが、しかし国の裏事情に通じている彼は、結局釈放されて元の商売に戻るのだった。

中東、西アフリカ、アジアなど、世界の紛争地域に介入し、武器や弾薬を売って巨万の富を手にする男たち。今作はこれまで誰も描かなかった武器売買ビジネスの世界にメスを入れた問題作だ。実在の武器商人をモデルとした主人公を演じるのはニコラス・ケイジ。持ち前の硬軟自在のキャラクターを武器に、善悪の二元論では割り切れないアンチヒーロー的人物像を熱演している。監督は『ターミナル』の原案や『トゥルーマン・ショー』の脚本を手がけ、シリアスな主題を寓話的な仕掛けとヒューマニズムにくるんで普遍的な娯楽作に仕上げる手腕に定評のあるアンドリュー・ニコル。裏稼業のスリリングな駆け引きを描く今作でも、移民家族を取り巻く愛憎劇や武器大国アメリカへの批判などを盛り込んで、表層に見える現実とその裏に潜む実態を立体的に浮かび上がらせている。

国際的な闇の武器商人の半生を描く社会派エンタテインメント。監督・製作・脚本は「シモーヌ」のアンドリュー・ニコル。撮影は「テイキング・ライブス」のアミール・モクリ。美術は「ブロンドと柩の謎」のジャン・ヴァンサン・プゾス。編集は「マトリックス」シリーズのザック・ステーンバーグ。衣裳は「シモーヌ」のエリザベッタ・ベラルド。出演は「ナショナル・トレジャー」のニコラス・ケイジ、「テイキング・ライブス」のイーサン・ホーク、「アレキサンダー」のジャレッド・レト、「アイ,ロボット」のブリジット・モイナハン、「デイ・アフター・トゥモロー」のイアン・ホルムほか。

極めて重いテーマの作品で、軽いニコラスを主演にすえたのが、良かったのか悪かったのか。どちらとも云いかねる。
死の商人を追う正義の味方の図式のはずが、イーサンのあまりの粘着ぶりに、正義の味方のはずのイーサンの方が、むしろ悪漢に見えた。





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Last updated  2011/10/03 02:21:41 AM
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