法律なんて怖くない!

法律なんて怖くない!

2007年03月23日
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テーマ: ニュース(97028)
カテゴリ: ニュースと法律



また今日、代理母出産による子については、卵子提供者を母とは認められないと言う判決が出ました。これも、民法上分娩者が母とされているので、裁判所としては、どうしようもない事件だったのですが、この判決に対しても「母と認めるべきだ」「子(又は親)がかわいそうだから認めるべきだ」という意見が見られました。

もちろん、これを期に法改正をするべきだというご意見であれば、全く問題はありません。
ですが、これらの事件に対する批判を裁判所に向けるのは筋違いです。
なぜなら、三権分立の仕組み上、裁判所は法律の範囲内でしか判断できないからです。

三権分立は中学校の公民でやりましたから、皆さんご存知ですよね。
権力を1つに集中せず、国会・内閣・裁判所に分けるというものです。
三権分立での裁判所の役割は、法律の解釈適用でした。法律を作るのは国会の役割です。
つまり、裁判所は法律の範囲内でしか権力を行使できません。

ということは、裁判所は、業務上過失致死を犯した被告人には懲役5年までしか刑を科すことが出来ません。法律に「5年まで」と書いてあるからです。また、裁判所は分娩者以外を法律上の母と認めることは出来ません。民法上、母子関係は分娩によって発生するというのが当然の前提とされているからです。
それなのに、「5年以上の刑を科すべきだ」「卵子提供者を母と認めるべきだ」と言うのは、裁判所に「三権分立を守るな」と言っているようなものであり、裁判所に憲法違反を求めることになります。

そうすると、なんのために三権分立があるのか?という疑問が出てくるでしょうが、ここでは割愛します。中学校の教科書を読んでください。

ですから、今回の事件で裁判所の結論がおかしいと思ったら、その思いを国会に向けてください。国会であれば、違憲で無い限り、どんな法律でも作れます。
現に危険運転致死罪は、交通事故のご遺族が法改正に向けて努力されたので、実現しました。

裁判所にも限界があるということを、もっと知っていただきたいなと思います。
そして、法律がおかしいのは国会のせいとも言えますが、元をたどると、ちゃんと法律を作らない議員を選んだ我々にも責任があるということを分かって欲しいと思います。



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最終更新日  2007年03月23日 21時18分11秒
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