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2013年07月12日
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テーマ: 法律(508)
カテゴリ: 裁判員裁判研修




「はい」や「いいえ」のように、答えが定まらない質問、いわゆるオープンクエスチョンです。
オープンクエスチョンの代表例は、5W1Hです。
「いつ、だれが、どこで、なにを、なぜ、どのように」を聞くのが基本です。
あと、応用として、「○○について説明してください」「○○について述べてください」もあります。
どうしても、良い質問方法が浮かばない場合には「それから、どうしましたか」でも、良いですが、証人が何を話し出すか分からないという意味で、若干リスクのある聞き方です。
(ですが、誘導尋問しか浮かばなくなったら、使わざるを得ませんね。)

ただ、「それから、どうしましたか」を繰り返すのは止めた方が良いと言うことです。
「それから、どうしましたか」と聞いた後は、5W1Hの質問をするべきだそうです。

弁護人「それから、どうしましたか」
証人「私は、救急車を呼びました。
弁護人「何時ころ、呼びましたか」(when)
証人「21時ころです」
弁護人「どこで、呼びましたか」
証人「犯行現場です」(where)
弁護人「どうやって、呼びましたか」(how)
証人「自分が持っていた携帯電話です」

という具合だそうです。

また、全体から細部へという発想も持つべきということでした。
弁護人「被害者は、どうしましたか」
証人「被告人を殴りました」
弁護人「被害者は、どの手で殴りましたか」
証人「右手です」
弁護人「どのように殴りましたか」
証人「拳を握りしめ、振りかぶって殴りました」
弁護人「何回殴りましたか」
証人「1回です」

というかんじです。

ついつい、重要な事実だけを確認して次に行きたくなりますが、重要な点こそ丁寧に聞かなければならないのだそうです。細かい行動を丁寧に追う必要があります。

ただ、ここでも忘れてはいけないのは、不要な点は聞かないということです。
たとえば、いくら丁寧に聞こうといっても、「被害者は、どの指に指輪をしていましたか」などとは聞く必要はありません。

なお、この時にも、感情を聞くのは、臨場感を増して良いそうです。
弁護人「それを見たあなたは、どう思いましたか」
証人「ちょっとやりすぎじゃないかと思いました」
などです。

このとき、さらに、理由を聞くと良いでしょう。
弁護人「なぜ、そう思ったのですか」
証人「殴られた被告人は、フラフラしていたからです」
というかんじです。
一般論と同じく、結論から理由を聞くという方法は、証人尋問でも有効です。


また、感情的を聞く質問は、典型的な5W1Hではないため、単調化を防ぐという二次的なメリットもあります。

私は、よくやってしまうのですが、単に5W1Hを繰り返すあまり、質問が単調になってしまいます。
たとえ、5W1Hの繰り返しをしなければならいとしても、少しずつ文言を変えたり、回答を咀嚼して聞くという方法が有効であると教わりました。










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最終更新日  2013年08月24日 20時05分28秒
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