マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2009.06.02
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カテゴリ: 生活雑記
 健康体に感謝 

頂上までどれくらいの距離があるのか分からないため、先を急ぐ。次第に遅れる妻を、時々振り返って待つ。やがて山道から少し入ったところに咲いている山ツツジを発見。花の色が少しずつ異なる山ツツジが何本か残っていた。咲いている姿を見られて良かった。だが「ツツジ街道」のは全て咲き終え、青々とした大きな株がずっと続いていた。確かにこれだけのツツジが満開なら、さぞ壮観な眺めだろう。

山から「駕籠」が下りて来た。乗っていたのはお婆さんで担ぎ手は2人。ところが担ぐ棒が太い竹のため、しなって大変そう。とうとう若い方の担ぎ手がへばって交代した。40分も登った頃、小高い峯の頂に花崗岩で作った「小さな家」が置かれている場所へ出た。説明は一切ないのだが、きっと「徳仙丈山」と言う山の名前に関係していると思われた。神仙思想に基づくような不思議な名前だからだ。

本当の頂上はそこから20mほど奥まったところだった。一等三角点の脇に姿の良い赤松が数本涼し気に立っている。苔むした岩。そして色鮮やかな山ツツジが静かに私達を待ち受けていた。これだけでもここに来た価値があった。本来ならば松の間から青い太平洋が望めるはず。だが海はおろか、ガスに閉ざされて周囲も良く見えない。ほんの少しだけ休んで汗を拭い、私達は今来た道を引き返した。

決して転ばないようにとの注意や、山頂まで行けば何株かは咲いている山ツツジが見られるはずとの添乗員さんの話は、後で客からクレームが来ないためだったのだろう。そう言えばもらった略図は登山道の途中で消えていた。彼女らはきっと山頂まで登っておらず、客から聞いた評判をそのまま話しているのかも知れない。

気仙沼港を見下ろすホテルでの昼食は、刺身を中心にしたものだった。量もさほど多くはなく、ちょっぴり物足らなく感じた。「海の市」つまり途中で寄った海鮮市場では、豊富な海産物に目を奪われた。妻も私も夢中になって土産品を買い込んだ。ずっしり重たくなったリュックの中には、つい先ほど山で採ったみごとなミズブキも入っていた。

バスは本吉町から国道346号線を西行。途中ほんの数分だけ岩手県の藤沢町を通過した。通り過ぎた気仙沼では45号線からどこで市内へ右折すべきか、しっかりと目に焼付けた積り。全ては来月の単独マラニックのためだ。名前だけは知ってる宮城県北の市町村を幾つか通って、ようやくバスは止まった。旧田尻町、現大崎市の加護坊温泉だ。ここは小高い山の麓にある新しく出来た温泉で、以前のバス旅行でも来たことがあった。

適度の温泉に浸かり、旅の疲れを流す。源泉、打たせ湯、サウナ、水風呂、露天風呂。たった1時間ほどだが、のんびりすることが出来た。酷い雨にも降られず、どうやら1日持ってくれた天候。残念ながら咲いていたツツジは少なかったものの、ウグイスやホトトギスが素晴らしい音色を聞かせてくれた清々しい山々。夫婦とも2時間近い山道を何の心配もなく歩ける健康な体。そして大人しく留守番してくれた愛犬。すべてに感謝の一日だった。<完>





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Last updated  2009.06.02 16:13:51 コメント(2) | コメントを書く
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