マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2009.06.03
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昨夜は10日ぶりにKスタへ行った。先月下旬、岩隈がKOされた巨人戦以来のことだ。対巨人戦同様に、対阪神戦ももの凄い人気カードで、4月半ばに先行購入した際は、あっと言う間に売り切れになったようだ。今回の席は内野の上の方。指定席なので遅れて行っても座れるのが何とも嬉しい。

自分の座席を探しながらスタンドを登る。おや、この列はずらりとお婆ちゃん達が座っているぞ。その膝元を掻き分けながら、ようやく座席へ落ち着く。もう1回の表、タイガースの攻撃が始まっていて、ランナーがサードまで進んでいた。ライト側応援席はタイガースファンでぎっしり。熱狂的な声がKスタを包んでいた。楽天の先発はラズナー。おいおいラズナーよ、大丈夫かい? 隣の婆ちゃんが「これじゃ負ける」と大騒ぎ。

ようやく0点に抑えて阪神の攻撃が終わった。婆ちゃん達はどうもあまり良くルールを知らないみたいだ。話をすると踊りのグループみたい。まさか洋舞ではないだろうし、日舞とも思えない。何と剣舞の師匠なのだとか。なるほどねえ。それで色気と無縁だった訳だ。いつもはテレビやラジオで楽天の試合を観たり聞いたりしてるのだとか。今日は招待で、ここKスタへ来たのは初めての由。道理でねえ。

目下わが楽天は3連敗中。だが相手のタイガースも借金が7つと不調。それでも楽天が今日も負けると心配する婆ちゃん達。確かにラズナーはランナーを良く出している。でも試合を動かしたのは楽天。その裏に早速鉄平の2塁打で先制点を取った。湧き上がるレフト側応援席。だがバックネット裏も含めて阪神ファンが1塁側内野席からライトスタンドまで埋め尽くし、まるで黄色一色と化していた。

婆ちゃん達は悲鳴を上げ、またまた「やっぱり楽天が負ける」と言い出す始末。そこで婆ちゃん達に言う。「大丈夫だよ。今日は楽天が勝つから」。もちろん何の根拠も無いのだが、今の阪神には勢いが感じられないのは確か。「はんしん(半身)不随だからね」。周りの楽天ファンがどっと笑った。

その裏の楽天の攻撃。フォアボールで鉄平が出、1アウトの後、中村ノリが繋いで憲史がライト前ヒットでまず同点、嶋も続いた後、中村真人が低めのボール球をセンターへ打ち返して、あっと言う間の逆転。ようやく楽天ファンが溜飲を下げた。婆ちゃん達は「あんたの言うとおりだった」と大喜び。それからは枝豆、ゼリー、コーヒーなど出るは出るは。にわか解説者も「予想」が当たって何とか体面が保てた。

その後も一喜一憂する婆ちゃん達に、私の解説が続いた。5回以降我が楽天に快音は途絶えたが、7回まで投げたラズナーの後、有銘、青山がしっかり阪神の打線を抑えて久しぶりの勝利を物にした。湧き上がる万歳の声。そして楽天球団の応援歌が夜空に響き渡った。あれだけ賑やかだった阪神の大応援団も今やすっかり沈黙。「明日は田中だからまた勝つよ」。私は婆ちゃん達としっかり握手して球場を後にした。自宅に向かう自転車のペダルが軽かったのは言うまでもない。





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Last updated  2009.06.03 19:34:03 コメント(8) | コメントを書く


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