こんにちは♪

江戸時代の人たちはどんなことを考えてどんな暮らしをしていたのだろうと想像するとき、学校で習った歴史、テレビの時代劇、数多くの歴史小説、自分の知識や経験の中から、本を読んで浮かぶ情景や心情に思いをはせていきます。

時代は変わっても、同じ日本という環境で生きてきたDNAが意識をしないどこかに脈々と引き継がれているのかなぁ~なんてそんなコトも考えてみたり。

また、時代小説も読んでみたいなぁ~と思います。 (2010.02.11 14:24:34)

マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2010.02.10
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カテゴリ: 生活雑記
 つい最近2冊の小説を読んだ。1冊はブログの友が薦めてくれた時代小説で、もう1冊は日系エスキモーの冒険談。同じ小説だが書き手が女性と男性とに別れるし、描かれた時代も江戸と明治で違っている。双方とも歴史的な背景を持っているが、前者は創作で後者は事実に基づく。何もかも好対照な作品だったが、どちらも大変面白く、最後まで引き込まれた。

 しぃさんが薦めてくれたのが安住洋子著「いさご波」2009年 新潮社刊。著者は兵庫県生まれの大阪府育ち。地元の短大を卒業後、学習塾で国語の教材を作りながら小説を書いていたようだ。1999年「しずり雪」で長塚節文学賞短編小説部門大賞を受賞。人生の哀歓を描く作風は、「初期の藤沢周平を思わせる」とY新聞社の評。

 この本には5つの短編が収められている。いずれも国を追われた武士の哀歓が滲む作品だ。冒頭の「沙の波」に登場するのは、江戸城松の廊下で吉良上野介相手に刃傷沙汰を起こし、切腹を申し渡された浅野内匠頭の旧家臣。そして他の4篇には、世継ぎ問題で2つに分散した九鬼家の家臣が登場する。

 没落武士の心情には胸を打つものがある。かつての主家を思う気持や武士としての意地。暮らしにも困窮する中で、どう矜持を保つのか。周平の小説には奇抜な剣戟が次々と登場して読者を飽きさせないが、あれは男の世界だった。だが女性作家は、心のひだを丁寧に追う。確かな時代考証なのに、しっとりとして艶やかな文章は女性だからこそ描けた武士の世界だろう。読み終えても深い余韻が残る。

 もう1冊は新田次郎著「アラスカ物語」(新潮文庫)初版は1974年刊。著者は長野県生まれ(1912-1980)で中央気象台に勤務し、富士山測候所勤務などを経験。1956年「強力伝」で直木賞受賞。「八甲田死の彷徨」、「剱岳・点の記」などで山岳小説の分野を開拓。随筆家藤原てい(故人)は妻。数学者で随筆家の藤原正彦は長男。

 主人公フランク安田が宮城県石巻市出身の日本人であることを知り、この小説に興味を抱いた。明治元年に医師の三男として生まれるが、生家の没落で三菱汽船の船員となりアメリカに渡る。その後クジラの密漁を取り締まる船で北極海に行くが、氷に閉じ込められて単身犬ぞりで助けを求めに氷原を彷徨う。

 物品横領の濡れ衣を着せられた彼は、僚船を救出後エスキモー集落で生活を送る。密漁のためにクジラが激減して生活が成り立たなくなる沿岸エスキモー。餓死寸前の数百名を救うため、彼は苦労の末に約800km離れた場所まで彼らを導き、新しい村を建設してリーダーとなる。この間、エスキモーの娘との結婚、雪山の横断、金鉱の発見、インディアンとの融和など冒険の連続。やがて第2次世界大戦が勃発すると、彼は米国本土に連行され、強制収容所に入れられる。

 実話だけに読んでいてスリルがあった。明治、大正、昭和の各時代を生き抜いた素晴らしい日本人がアラスカにいたこと、旧北上川がかつて伊寺(いじ)川と呼ばれ、伊寺牧(いじのまき)が石巻に変わったこともこの小説で初めて知った。小説に登場する日和山へ、昨年のマラニックの際に登ったことも懐かしい思い出だ。

 新田次郎の小説を読んだのは初めてだが、彼の描く「男の世界」に完全に魅了された。気象学者だけあって、小説の裏づけとなる取材は完璧。本書の30年前に書いた「アラスカ」に物足らず、再び取材し直して書き改めたのが「アラスカ物語」。引き続き「強力伝」を買い、目下「男の世界」を読み耽っている。

注記>かつて「エスキモー」と呼ばれた民族は、現在の文化人類学(民族学)では彼らの呼称を採用し、「イヌイット」と呼ばれています。





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Last updated  2010.02.10 19:41:57
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Re:注記について補充  
LimeGreen  さん
ちょっとややこしいのですが、イヌイットはグリーンランドやカナダでは認められている名称ですが、アラスカでは認められていないようです。アラスカの原住民の一般的名称は相変わらずエスキモーですが、正式名称となると、部族が大きく2つに分かれるため、YupikかInupiatに分かれるようです。アラスカにいる原住民すべてがエスキモーというわけでもなく、南部にはアメリカン・インディアンがいます。この部族であるTiglitのヴィレッジ(トーテムポールが有名)を訪ねたことがありますが、彼らの民族衣装、木彫りは北海道のアイヌの文化を思い起こさせるものでした。アジア人が本当にアリューシャン列島を渡り渡りしてアメリカ大陸へやってきたのだなぁって、実感しました。
(2010.02.10 20:42:10)

Re:2冊の本(02/10)  
おはようございます~。

昨日のシステムエラー数時間後に成っても動いたかは?、解りません
違う所から管理画面に入って掲載はしておきました・・!

新田次郎著「アラスカ物語」読んでみたい小説ですがなかなか思うように時間を使い切れていない毎日です。

PCの動きが悪く 新しく買うことに決めました。
息子がPCの仕事をしていますので 頼んで置きましたが、何時になることやら?・・
結構忙しくしているようですので・・・・
今日は雨に成りそうです。
(2010.02.11 09:10:02)

Re[1]:注記について補充(02/10)  
マックス爺  さん
LimeGreenさん今日は!!エスキモーについての詳
しい解説、ありがとうございます♪

>ちょっとややこしいのですが、イヌイットはグリーンランドやカナダでは認められている名称ですが、アラスカでは認められていないようです。アラスカの原住民の一般的名称は相変わらずエスキモーですが、正式名称となると、部族が大きく2つに分かれるため、YupikかInupiatに分かれるようです。
☆そうでしたか。小説でもエスキモーは「沿岸
エスキモー」と「内陸エスキモー」とに分かれている
と書かれています。

アラスカにいる原住民すべてがエスキモーというわけでもなく、南部にはアメリカン・インディアンがいます。
☆そのようですね。だから「インディアン」との融和
と、私も書いたのです。

この部族であるTiglitのヴィレッジ(トーテムポールが有名)を訪ねたことがありますが、彼らの民族衣装、木彫りは北海道のアイヌの文化を思い起こさせるものでした。
☆アイヌも北海道だけじゃないんです。樺太アイヌ、
アリューシャンアイヌと3つのグループに分かれて
いたようですよ。

アジア人が本当にアリューシャン列島を渡り渡りしてアメリカ大陸へやってきたのだなぁって、実感しました。
☆小説の中でも、フランク安田は「日本」から来た
エスキモーとの扱いを現地で受けたようです。きっと
彼らも肌の色や顔の造りが自分達と似ているため、
親愛を感じたのでしょうね♪
そして驚くことに、グリーンランドで発見された
4千年前の人間の毛髪のDNAは、アラスカのエス
キモーと良く似ていることが分かったそうですよ。
彼らも凍結したベーリング海峡、北極海を渡って
グリーンランドまで到達したんですねえ。これは
近いうちにブログに書こうと思っていた内容でした。(笑)
(2010.02.11 09:14:38)

Re[1]:2冊の本(02/10)  
マックス爺  さん
よっちゃん67さんお早うございます。コメント
ありがとうございま~す!!

>おはようございます~。
>昨日のシステムエラー数時間後に成っても動いたかは?、解りません
☆んんん?爺は平日、午後からしかパソコンを開か
ないため、事情は全く不案内なんですよ~。

>違う所から管理画面に入って掲載はしておきました・・!
☆へえ~って感じですね。そんな「芸当」も出来るん
ですねえ!!

>新田次郎著「アラスカ物語」読んでみたい小説ですがなかなか思うように時間を使い切れていない毎日です。
☆皆さんそれぞれに忙しいですからね。そしてやり
たいこともたくさんあるでしょうし。(笑)

>PCの動きが悪く 新しく買うことに決めました。
>息子がPCの仕事をしていますので 頼んで置きましたが、何時になることやら?・・
>結構忙しくしているようですので・・・・
☆あらら。近くに頼りになる息子さんがおられて
良いですね。うらやましいなあ♪(笑)

>今日は雨に成りそうです。
☆こちらは午後から雪になるみたいですよ。そして
今日はこれから走友会の新年会&総会があるんで
すよ~。酔っ払ってブログが書けるかどうか?(笑)
(2010.02.11 09:22:55)

時代小説  
しぃ2006  さん

Re:時代小説(02/10)  
マックス爺  さん
しぃ2006さん今日は~!!コメントありがとうございま~す♪

>こんにちは♪
>江戸時代の人たちはどんなことを考えてどんな暮らしをしていたのだろうと想像するとき、学校で習った歴史、テレビの時代劇、数多くの歴史小説、自分の知識や経験の中から、本を読んで浮かぶ情景や心情に思いをはせていきます。
☆そうですね。爺などはどんな時代でもしぃさん同様
庶民がどんな暮らしをしていたのかが気になっています。(笑)

>時代は変わっても、同じ日本という環境で生きてきたDNAが意識をしないどこかに脈々と引き継がれているのかなぁ~なんてそんなコトも考えてみたり。
☆それも良く分かりますね♪ きっと自分の身にも
同じ日本人の血が流れているからでしょうね♪

>また、時代小説も読んでみたいなぁ~と思います。
☆そうですか。私も日本人の歴史を感じさせる時代
小説とノンフィクションを読んでみたくなっています。(笑)
(2010.02.11 17:27:39)

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