マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2010.02.09
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カテゴリ: 生活雑記


 今朝は珍しく氷点下にならずに済んだ。そのせいで窓ガラスも凍結せず、三日月の下ゆったり散歩出来た。いつもなら愛犬のウ○チを処理する際にかじかむ手が、今日はさほど冷たくない。堆肥を作るコンポスト容器の蓋も簡単に開いて助かった。

 今日の帰宅ランは山道を避け、街中を通って帰った。気温上昇でさらに雪解けが進み、シューズがビショ濡れになると思ったからだ。手袋なしでも良いほどの陽気。早くも紅梅が咲き始めた箇所もある。帰宅すると愛犬が芝生で寝そべっていた。汗で濡れたシャツを大至急取り替える。

 1通の案内状が届いていた。9番目の職場が創立60周年の記念式典と講演会を開催する由。講師はつい最近ノーベル賞を受賞した方だった。私にとっては4年間勤務した懐かしい場所だが、お金と時間をかけてまで参加する気にはなれず、欠席する旨返事を出した。

 その職場へは自宅から通勤していた。自転車、地下鉄、長距離バス、そして徒歩と、約2時間かかる通勤は、特に冬季が厳しかった。凍った道路で自転車が転倒し、怪我をしたこともあった。吹雪のため通常は1時間で着くバスが、4時間もかかったこともあった。高速道路が不通のため一般道へ降りたものの、トイレが無く困ったっけ。

 近道の裏道を通って職場へ行くと、除雪してないため、足が雪に埋まることもあった。体育館から落ちた大量の雪に驚き、ぶら下がる巨大なツララにも驚いた。そして圧雪の道を平気で自転車を乗り回す雪国の人々には度肝を抜かれた。県境のトンネルを抜けると、全く違った世界が広がっていたのだ。

 そんな環境でも、冬は必死に走る場所を探していた。狭い体育館の中をグルグル廻ったり、思い切って雪道を走ってみたり、雪国のランナーの大変さが少しは分かったような気になったものだ。そして、次の転勤先がさらに雪深いところになるとは。

 北陸の片田舎。標高150mの丘陵にある職場は、冬になると一晩で60cmも雪が降った。ゴロゴロと響き渡る冬の雷。それを合図に降り出す雪。見渡す限り真っ白の世界。そして翌朝は長靴を履きスコップを手にし、自分で道を切り開いて職場へ行く。古老の話によれば、昔は2階から出入りしたと言う。それほどの豪雪地帯だったのだ。

 疲労骨折の影響もあって、満足に走ることが出来なかったあの頃。雪解けを待って散歩したり、徒然に下手な俳句を詠むのが日課になった。周辺では1年で3回熊が出たと言う。雪雲に覆われた日本海側の暗い空に比べれば、太陽が顔を覗かせる太平洋側の冬は、天国みたいなものだと思う。








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Last updated  2010.02.09 16:46:49 コメント(8) | コメントを書く
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