マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2010.07.16
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 ゼッケンの色は何色? 

 54(58)km地点の志田浜はコース最大の観光地で、店がたくさん集まっている。ここでは前もって配られた「ソフトクリーム引換券」が使える。ランナーがその券を出せば、好きなソフトクリームを註文出来るシステム。だが私はまだ使わず、最後に通過する89(93)kmまで時点まで残す作戦を採った。

 国道49号線に沿って西へ向かう。陽光を遮るものが一切ない裏道は、闘志を失ったランナーには過酷な道だ。地下道へ右折する辺りでS目さんを発見し声を掛ける。私だと分かると、わざわざ写真を撮ってくれた。後日彼から送られて来た写真の私は、案外余裕のある表情をしていた。

 山の麓にスタート地点のホテルが見える。歩き出したS目さんを後にひたすら前進していると、K彦さんが折り返して来た。差は10km近いだろう。昨夜はたった3時間しか眠ってない彼だが、ペースが衰えないのはさすが。2か所の給水所で水を飲み、頭から水を被る。間もなく長瀬川の堤防。猪苗代湖へ注ぐ最大の川で、夜半に降った雨のせいか水量が結構多い。ここは第3回の時に走った懐かしい場所だった。

 堤防から下りて田圃の中をジグザグ走っていると、JR磐越西線の線路下にASがあった。ここでパンを食べ、お茶を飲む。ホテルまで残り2km。後からS目さんが追い着いて来た。「コースを間違えた」とスタッフが話すのを聞いたと彼。どうやら5km地点の距離表示が違っていたのではなく、コースを間違えたのが真相のようだ。でもそれはランナーの責任ではない。

 ホテルへの坂を登る途中でS目さんに抜かれる。彼はここでゴールだが、100kmの部の私はまだ体力を温存するため、無理して後を追わない。ホテル到着は12時28分頃。62kmの部は測定ミスで実際は65kmあるとプログラムに書かれていた。余分の4kmを加えると69km走った計算になるが、それを7時間半切ってのゴールだから立派な記録だ。

 スポーツドリンクを一気に飲み干し、私は再び折り返し点目指して走り出した。その時、坂を登って来る赤青シャツ発見。ほほう、初ウルトラの彼らにしては良く粘ったものだ。でも多分ここでギブアップするだろう。私はそう思っていた。残りは17.5kmの往復で35km。ウルトラランナーの真価が問われるのは全てこれから。「辛抱」の2文字を心に刻む。



 制限の緩い青白ゼッケンのランナーが歩く姿が目立つ。黄色いゼッケンが元気に走り続けている姿を見て、「頑張って!!」と声を掛けてくれるランナーも稀にいるが、彼らの大部分は恥ずかしいのか下を向いたまま。100kmの部のランナーはそれなりに練習を積んでいるが、62kmやフルには練習不足のランナーが結構多いのだ。

 仙台明走会のAさんと女性ランナーが近づく。今回がウルトラデビューの彼女だったが、途中の山道と暑さが堪えたのか、レースを諦めたようだ。しっかり2人と握手してさらに前進。志田浜のASでスタッフに尋ねたら、梅宮アンナはとっくに車に乗って帰った由。ずっとビリを走っていたようだ。やはり100kmの完走は、そんなに簡単ではないのだろう。<続く>





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Last updated  2010.07.16 16:47:13 コメント(2) | コメントを書く


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