マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2010.10.28
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カテゴリ: スポーツ関係


 山形神室から3つ目の峰であるトンガリ山へ向かう。トンガリ山は名前とは違って、さほど尖がっては見えない。それとも下界から仰ぐと三角形に見えるのかも。トンガリ山の手前で小休止し、仙台神室からの縦走コースを振り返る。ここから見る仙台神室は、まるで溶岩ドームのような不思議な形をしていた。

 真下を覗くと、仙人沢から見えたジャイアント桧の一際高い姿が目に飛び込む。そして林の間から垣間見えた絶壁が丸見え。私達が歩いた仙人沢は、ちょうど山の陰。あそこから山が見えなかったのだから、ここからも沢が見えない訳だ。美しい紅葉を散りばめた麓の山々。こんな見事な風景は、なかなか観られないはず。

 標高1241mのトンガリ山頂上から下ろうとした時、思いがけない顔が目の前にあった。走友会の長老であるD堂さんがニコニコ笑ってこちらを見ていた。一瞬、ええっ!と仰天。何故D堂さんがここにいるのか。その謎は話を聞いて分かった。何と彼は私のブログを読み、後を追いかけて来たとのこと。山が好きな彼は、バイクに乗って1人で山に出かけることも多いようだ。

 それに多分山の上で私に会えると計算していた由。いやはや驚いた。そこまで計算済みの行動だったとは。その後この近辺で暫く休憩し、バイクを置いてある笹谷峠へ下山したことを後で知った。今回は山形神室、仙台神室までは行かなかったのかも。

 標高1146mのハマグリ山山頂には、誰が造ったのか、本物のハマグリを貼り付けた「ハマグリ山」の標識があった。これは愉快とばかりに写真を撮るツアー仲間。笹谷峠から見上げたハマグリ山はなだらかで小じんまりした山の印象が強かったのだが、どうしてどうして。登り下りともに結構手間取った。

 笹谷峠までの下山途中、登山道から外れて山形県側にある「テラス」に寄った。ここからの眺望がまた絶景。山形市内のビルや千歳山が確認出来、国道286号線の曲がりくねった峠道はすれ違う車まではっきりと見えた。それは私が苦労しながら8月に走ったコースだった。空の高みから観た風景を、私はこの先もずっと覚えているに違いない。



 後日私のブログに書き込んでくれた文章から判断すると、途中で私達が山形方面を眺めている間に、彼は駐車場まで下っていたようだ。第2陣で待っている私達の姿を見た由。そして同じく駐車場へ下りたT田さん達とも会えたようだ。

 戯れにWガイドのリュックを背負ったらやたらと重い。20kgあるが、夏場は30kgほどの荷物になるそうだ。山岳ガイドのタフさに驚く。さらに驚いたのが、登山ツアーに参加する客の中には、毎回自分の荷物を添乗員やガイドさんに背負ってもらう人がいるそうだ。そんな人に登山する資格はないと思うのだが、一応客なので文句が言えないのだろう。

 そこへ普段の服装をした小父さんが電気自転車に乗って現れた。仙台から関山峠を通って山形へ出、笹谷峠を経て再び仙台へ帰る途中とか。距離は170kmになる由。それなのにバッテリー節約のため、ペダルを踏んで登って来たとか。いやはや、たまげた。世の中には変わった人もいるものだ。

 下界の温泉で汗を流し、ゆっくり湯に浸かると、ようやく冷えた体が温まった。浴後は缶ビールをグビリ。隣には登山の初っ端に怪我した人が。彼も缶ビールをグビリ。もう頭の手拭いや止血用のガーゼは無く、怪我の跡もきれいに塞がっていた。穏やかで案外気の良い人だった。今年の登山はこれが最後だが、来年も幾つかの山に登りたいと思っている。果たして来年はどんな景色やドラマが私を待っているのか、とても楽しみだ。<完>





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Last updated  2010.10.28 15:37:38 コメント(8) | コメントを書く
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