★Latin Dance Night★

★Latin Dance Night★

2006.02.02
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カテゴリ: 夢分析
金縛りから開放されて、ふとんから起き上がった


体の感覚がふわふわして変だ。やっぱりこれは夢で、
実際には、私の体は起きてないんだ。

しかし、夢の割にはかなりリアルな感覚。頭がしっかりさえてる。

おー、ここは、まさにうちのリビングだな。
あれっ?? でもテレビの置いてある場所が、全然ちがうじゃん。
しかも、テレビの型番はかなり古いのか、チャンネルがダイヤル式になってる。
うちのはこんなテレビじゃないぞ。


突然「ぼよ~~ん」と、体が浮き上がり、天井にぶち当たった。
右腕が半分、天井の壁にずぶりと刺さって、すぐにスパッと抜けた。
その弾みで今度は、床にぼよ~ん!と、しりもちをつき、
一瞬だけ、ズボッとおしりが床にめりこんだ。体がぶよんぶよんで、
どうにもコントロールが効かない。

右手の人指し指を、左手でひっぱると、
みょーんとゴムのように伸びた。わーおもしろーい。

体中がぶよぶよなゼリー状態なまま、次はすごい勢いで
ダダダダ~っと、北側のパソコンのある書斎部屋に駆け込んだ。
あああああ。何やってんだ、あたし。あっれ~~? 
風のような速さで、窓ガラスをぬるっと突き抜けて、


目の前は一面、極彩色の朝焼け。あっら~、なんてキレイ!!!

今までに一度も見たことのないほど、それは鮮やかな朝焼けだった。
紫とオレンジがグラデーションになったような、幻想的な空。
雲はひとつもなかった。
そう、ちょうど、クリスチャン・ラッセンのリトグラフとか、

(どちらの作家も、特に好きなわけでもないのだが、
 なぜかそんな光の風景が目の前に広がった)
そう、ちょうど、イメージとしてはこんな感じの空・・・・↓ 
http://www.art4shige.com/cgi-bin/art/view.cgi?t=cgi_kakudai&k.ArtistCode=lssn&k.No=0044
これよりもうちょっと紫の色合いが薄くて、雲と太陽を消したような感じ。

右手の東の空には、白っぽい満月がぽかっと浮かんでいる。 

眼下にはなぜか、一面の雪景色。人っ子一人いない。
黒っぽい冬の枯れ枝の雑木林が、どわ~っと一面に広がり、
枝にはこんもりと真っ白な雪が積もっている。
(空は晴れ渡っているのに、雪積もってるなんて変じゃん!)
雑木林自体は、幻想的ではなく、何の変哲もない普通の木だった。
(うちのマンションの目の前は、実際は殺風景な広い駐車場。
 確かに、雑木林が左端にほんのちょっとだけ見える)

私は、小さい時からしょっちゅう空を飛ぶ夢を見るけれど、
今回は、体感的には夢というレベルを超えた、
ものすごいリアルな感覚だった。
いつもは腕を、鳥のようにバタバタ動かさないと空を飛べないけれど、
今回は、手を動かさないでそのまま宙に浮かんでいた。

真っ白い雪景色と、鮮やかな朝焼け、というコントラストが
圧倒的に美しく、夢の景色ながら、うっとりしてしまった。
恍惚として景色を眺めながら、私は思わず手を合わせて祈っていた。

<あ~神様。こんな美しい景色を見せてくれて、ありがとうございます>

で、「明晰夢」は、自分の念力でシーンを変えられるんだいうことを思い出し、
今度は、自分の行きたい場所を、勝手に頭の中で想像し、思い念じてみることにした。
・・・・えっと、どこに行こうかなー。
そうだ、ペルー! ペルーのマチュピチュに行きたい!

すると、雪でこんもりした雑木林の中から、マチュピチュ遺跡の山頂部分が
もわわ~~んと浮かんできた。 ひゃ~変なの!!!
でも、このマチュピチュ、なんだか子どもがクレヨンで書いたみたいな、
稚拙なマチュピチュだなぁ。ま、いかせん夢だからしょうがないか~。

愉快になった私は、左腕にバイオリンを抱えて弾いた。
(というか、左腕そのものが突然、みょーんと
 バイオリンに変形した感じ)
変なメロディーをめちゃくちゃに奏でながら、楽しく歌っていた。
(バイオリンなんて、一度も弾いたことないくせに)

バイオリンを弾きながら、横でだんなのゴーゴーいう、
うるさいいびきが聞こえていた。
<うぉ~、これは、だんなのいびきだな。ちゃんと夢の中でも聞こえる!>

バイオリンのメロディーが、次第に深みのある
静かなマリンバの音に変わってきた。ポロン、ポロン、ポロロロン・・・
幻想的な夢は、ゆっくりフェードアウト。あれ?

はっと、目が覚める。現実の世界に戻った。
さっきのメロディーは、毎朝、目覚まし代わりにセットしている
マリンバ独奏のCDの曲だった。なんだ、この曲が夢に侵入してきたのか。

目覚めたときの私の寝相は、やっぱり仰向けのまま、
両ひざは体育座りのように折れ曲がり、両腕は肩の位置まで
上がったまま、枕の上で止まっていた。
普段、こんな変な寝相、あんまりしないんだけど。
まだ体中が、じーーんとしびれているような感じがする。

<あーそれにしても超気持ちいい夢だったー!>

がばっと起きて、だんなを見たら、ぐうぐういびきをかいてまだ寝ている。
さっき、夢の中で聞こえていたいびきと同じ音だった。

私は、いつも寝起きは、低血圧と疲労でほとんど死んだようになっているのだが、
今朝は、体中にものすごいパワーが、ぎんぎんにみなぎっていた。
変なたとえだけど、気持ちいいHをした後のような、心地よさだった。
こんなにきれいな夢見て、スッキリ爽快な目覚めのいい朝は、
なんだか久しぶり。笑顔が出るほどハイテンション。

いや~、ほんとに美しい景色だったなぁ。もう一回見たいなぁ。
夢の余韻にひたりながら、ぼんやり電車に乗り、会社に行った。
じーんとしびれを伴うような、もわもわした震えのような感覚と、
空に浮かんだような錯覚がとれないまま、
妙な気分で仕事をして、一日をすごしてしまった。

・・・・いったい今朝の夢は、何だったのだろう。
あの朝焼けはなに??雪景色の雑木林はどこ?? 
ずっとそんなことを考えていた。

確かに、うちのマンションの北には、左端にほんの小さな
雑木林の公園があるのだけど・・・・。
ここの景色のイメージが、夢の映像になったのかな?
最近大雪降ったとき、この雑木林で雪だるま作ったからかなぁ。

夜、会社から帰り、そのひっそりとした小さな雑木林に立ち寄った。
土の上をのそのそ歩き回って、頭上の木々の枝を眺めながら、
しばらく考えこんでいた。
<ひょっとして、夢を通じて、ここの木から何かメッセージを
 もらったのかな。まさかねぇ>


・・・そして、ふと思い出した。

うちのマンションが建設される前、ここがあたり一面、
雑木林だったことを。

今から、10年以上前、私が住んでいる11階建てマンションが
建設されることになった際、この地域で反対運動が起きたという。

近隣住民たちは、自分たちの日照権を奪われることと、
建設に伴う雑木林伐採に反対したという。
建設業者が折り合いをつけるため、敷地周辺の雑木林の一部を、
伐採せずに取り残し、小さな公園にして、マンション横に
温存することになったそうだ。

まさか、それで、私は北の窓から飛び出して、
朝焼けの光(日照権の象徴?)と一面の枯れた雑木林(伐採された木々?)を
見たのかな?? いやーそれは、単なるこじつけだな。

夢には、何らかの無意識のメッセージがあるという。
夢の解釈が、たとえ自分勝手なこじつけであったとしても、
そこから何らかの個人的な意味を感じ取ることができれば、
それでいいのかもしれない。
解釈があってるかどうかは、誰にも証明はできないけれど。

じゃあ、あの満月と、バイオリンと、マチュピチュは何? うーん。





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Last updated  2006.02.03 16:35:34
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