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白い倍音の魔法使い

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白い倍音@ そうだったんですね ごちゃまぜアイスさんへ  ブログ閉鎖さ…

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December 31, 2008
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 今日は病院に行く前に神社に寄った。
今日は大晦日だ。
毎年、お参りはお正月ではなく、大晦日に行く。
 人が少ない神社が好きだし、年が明けて「神様、今年もよろしくお願いします」と言うより、年末に「今年一年ありがとうございました」とお参りする方が私には合っている。

 母が入院して、今年は大晦日もお正月もピンと来ない。
気持ちがフラットじゃない状態で神社に行くのは気が重い。
どうしようか迷ったけれど、お昼ごろ行くことにした。
 参道では屋台の準備が始っている。神社は多くの若い巫女、巫男?の人たちが、今夜に備えて清掃作業をしていた。
 神社で伊勢のお清めのお塩を頂く。

 お参りをしているうちに、もやもやっとした気持ちが落ち着いてきた。
「今年一年ありがとうございました。来年は・・」と気持ちを込めて祈った。

 参拝を終えて、近くのバス停から病院に向かう。
母の病室に着くと病室の小掃除。
バケツにお湯を汲んで神社でいただいたお清めの塩を中に溶かす、母の病室のお清めだ。
 個室の窓、テーブル、ベッドの手すり、洗面所、ポータブルトイレ、入り口のドアを清めの塩を溶かし込んだお湯で丁寧に拭いた。それからベッドの隅に盛塩を二つ置いた。

 祈りってなんだろうな、と思う。
私にとって、祈りとは心がシンと落ち着く場所だ。
だから神社は、願いの場所じゃない。
願いを持つと心は重くなる、苦しいほどに重くなる。
 何も願わぬことで、私の心は開放される、癒されていく。

だから願うことはあまりしない、
 感謝と報告を自分の心の中で、何かに向かって語りかける。

 「もしかしたら年を越せないかもしれません」
と言われたのが嘘のように、母は今日も元気だった。
食事が出来なくて、年越しそばが食べられないのを残念がっていた。

こうして一緒に話し、笑い合えることは、何て幸せなことだろう。

 ありがたく、幸せな一年だった。
今年もあと3時間あまり











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Last updated  December 31, 2008 08:30:52 PM
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