PR
-リスクマネジメントに強みを持つ経営コンサルタント・法律家のプロフェッショナル集団-
MLLAコンサルティングファーム
Presents
最近、よく耳にするのが、仕事を求めて就農するという話です。
フランスに行かれたことのある方はご存知だと思いますが、パリなども都心はまさしく都会なのですが、電車などで、少し郊外に向かうと、ずっと田園風景が続きます。
フランスは、農業国なのです。
実際に、フランスの食料自給率は、132%で日本の40%の3倍以上なのです。
だから、日本の場合は、毒入りの食品が輸入されても、輸入自体をやめることはできず、常に食の危険がつきまとうのです。
アメリカも食糧自給率は、118%あります。
日本は、アメリカから食材を多く輸入しているので、ご存知の方も多いでしょう。
日本と同じような状況かと思われるドイツですら、93%です。
日本の場合は、明治維新と敗戦によって、食べるものが全く変わってしまったので、致し方ないところもあるのですが、40%というのはとても怖い数字ですね。
したがって、就農者が増えるということは良いことなのですが、これを起業のチャンスと考えることについては、よくよく検討された方が良いでしょう。
農業というのは、自然との戦いです。
自然に負けてしまうと、起業どころか大赤字になって、立ち直れなくなります。
非常にリスクが多い起業なのです。
体一つで、どこかに就農するのであれば、今の世の中では比較的安定した生活が送れるかもしれませんが(住む所と食べることは保障される可能性が高い)、良い食材を作ろうと思えば思うほど、自然に対しては、弱くなる傾向がありますので、リスク管理がとても難しいのです。
その意味では、就農は、起業自体はとてもしやすいのですが、起業後の成功率ということで考えれば、特に確率が高いわけではありません。
そもそも、生あるものを育てるとなると、自分自身の行動が非常に拘束されることになります。
起業だけが目的で就農して、簡単に成功できるわけではありません。
本当に好きで、一生やっていきたいという気持ちがないと成功することはほぼ無理だと言っても過言ではないでしょう。
本当です。
-つづく-
<お知らせ>
お気づきの方もおられるかも知れませんが、経営コンサルのブログは、元々「経営コンサルなんて役に立つんですか?!」とこちらの2種類がありました。違う内容を書こうとしていたのですが、負担もあり結局同じ内容になってしまっています。
こちらでご覧頂く方々の数も多かったので、あちらのブログをコピーしてこちらでも掲載させて頂いてきましたが、こちらのブログでは、迷惑コメント、迷惑トラックバック対策がなされていませんので、非常に手間がかかっております。
そこで、ブログについては、本家である「経営コンサルなんて役に立つんですか?!」に今後は統一させて頂きます。
移行措置として、あちらのブログのURLを暫く貼らして頂きますが、3月からは完全に一本に統一させて頂く予定でおりますので、ご理解をお願い致します。
※メールによる無料相談も承っておりますので、どうぞお気軽にお問合せ下さい。また、講演のご依頼も承っております。全国どちらへでも伺いますので、お問い合わせ下さい。
代表 経営コンサルタント
水野敦之
経営管理労務事務所 所長 社会保険労務士 小河美里 BLOG
みぃたんの「ちゃんと社労士やってます!」
※'09.2.27更新
アリコの顧客情報11万人分流出か、不正… July 24, 2009
意思決定 -経営現場の本当の話(270)- June 17, 2009
最後の一線 -経営現場の本当の話(269)- June 15, 2009
Keyword Search
Calendar
Freepage List