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一つの視点から見える範囲は、僕達が考えている以上に限られたものです。多くの視点で考えているつもりになっても、それは全体からすればごく一部に過ぎません。しかし、そうであるからといって、多くの視点で考えなくて良いという事ではありません。僕たちは、少しでも多くの視点で考える必要があります。そうすることで、想定外の状況に戸惑うリスクを減らせるためです。究極的には、将来的に起こる可能性がゼロではない全ての事が起こりうるのです。この認識を持っていないバリュー投資家は多いです。僕たち割安株投資家は、彼らのように下方修正で狼狽する事のないようにしたいものです。下方修正で売却するのは間違いではありません。しかし、自分が下方修正を想定していなかったのかどうかや、下方修正で状況がどのように変化したのかを把握した上で売却するべきです。繰り返しになりますが、下方修正で売却するのは間違いではありません。ここは強調しておきたいところです。下方修正で売却するのは、少なくても下方修正で買い進むのと同じくらいには正しいです。しかし、そうであるからこそ、下方修正で売却する理由は明確にしておくべきです。そうしなければ、何れまた同じ狼狽を繰り返すことになりますからね。
2013.02.27
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『この物差しを使って下さい!これは、なんと、驚くなかれ、企業の本質的な価値が分かる物差しなのです!この物差しは、四則演算ができれば、誰でも使用が可能です!貴方が損をするのは、企業の本質的な価値を無視した価格で株を売買しているからです。貴方だけではありません。多くの投資家が、本質的な価値よりもずっと高い値段で株を買っています。それでは株で儲かるはずはありません。本質的な価値を下回っている値段で企業を買える事が出来れば、損をすることはありません。株価が本質的な価値になるのを待てばいいのです。私は、この物差しを使って、株式投資でこんなにも多くの利益を上げています。この物差しの使い方を貴方に教えましょう。』彼らのキラキラした目!まるでとても素敵な舞踏会で、「さあ一緒に踊りましょう!」と誘っているようです。しかし、なんという事でしょう!残念なことに、彼らはペテン師なのです!嘘!嘘!嘘!彼らはまるで息を吐くかのように、彼らは嘘を吐き出すのです!彼らを良く見てみると、驚いた事に、彼ら自身は自分がペテン師だと気が付いていない様子です。しかし、なんて残酷なんでしょう。彼らの服は嘘で出来ており、彼らの帽子もまた、嘘で出来ているのです。そしてなにより、かれら自身も、嘘で出来ているのです。嘘!嘘!嘘!彼らはずっと嘘を吐き続けています!一度吐いた嘘は、もう止まらない!嘘を吐くための嘘!嗚呼!彼らに罪があるというのでしょうか!それに、誰がそれを言える権利があるというのでしょう!そもそも一体何の罪があるというのでしょうか!なんて事だ!彼らは嘘で固めたマフラーまで巻き始めた!嘘!嘘!嘘!もうたくさんだ!もうたくさんだ!…というような事を、広場でペテン師が言っています。彼の前には、僕の他に一人の聴衆もいません。聞く人が居なくなると彼が可哀想なので、僕はしぶしぶ聞いてあげています。僕も僕で、特に用事も無くて暇だしね。
2013.02.23
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自分の理解できていることは何か?自分以外の全ての人間が反対したとしても、間違いない、と断言できることは何か?それが分かっていれば、そのことに注力するべきである。そのこと以外は興味を示さなくなるくらい、そのことに注力するべきである。
2013.02.20
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ブログ再開を機に、また極意シリーズを再開します。また、極意シリーズの他に新シリーズとして、真理シリーズを始めたいと思います。株式投資に真理など…と思われるでしょうが(僕も思います)、どうしても極意と分けたいというものが幾つか在るため、異論はあるでしょうが真理とさせて下さい。結構な数に上ると思います。説明不足で面白みに欠けると思いますが、このシリーズをまた長期間に渡って続けますので、少しでも『むぎゅ。』読者様の見地を広げる手助けになれれば幸いです。そして、その内のどれかを読者様の投資哲学の指針の一つにして頂けたならば、その時になって初めてこのブログを再開して良かった、そう言える時が来るんだと思います。宜しくお願いします。
2013.02.18
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無知の知とは、何も学んでいない人が自分は無知だと知っている、という事ではありません。多くの事を学んだことで、やっと初めて、自分はまだまだ何も知らない事に気付いた、ということを言うのです。無知の知を持っていない人が、物事を決め付けたり、他人を馬鹿にしたりするべきではありません。
2013.02.15
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前回の投稿内容は、シンプルながらも少し分かり難かったかもしれません。しかし、とても大切な事ですので、『むぎゅ。』の読者様には十分に理解して頂きたいところでもあります。今回は、前回の補足説明という事で、ケインズの『美人投票』について書いていきたいと思います。本題に入る前に、少しだけケインズの説明をしたいと思います。経済学には色々な派閥がありますが、その一角を担っているのがケインズ派です。ケインズというのは、資本主義の問題点を『人々の群集心理の影響により発生するバブルや、その崩壊での混乱』としています。この対策として、政府による政策が必要という主張です。これは、フリードマンなどによる『基本的に政府の政策の大半は、グローバル化や規制緩和などを阻害するなど、資本効率の低下をもたらすだけである』という新自由主義の意見とは異なるものです。ケインズ主義や新自由主義の他にも、経済学では色々な派閥があるのですが、株式投資家であればこの2つから入った方が分かり易いと思います。この2つは両極端な意見である為に相容れず、お互いの経済学者の仲が物凄く悪いです。その為、片方から入るとかなりのバイアスがかかります。学ぶ時は、同時期に両方から入った方が良いでしょう。常に正しい経済学というものは無いので、両方を学んでおいて損はありません。これらの経済学には流行り廃りがあります。日本では、金融ビックバンにより金融自由化を推し進めた橋本政権以降、他の先進国同様に、新自由主義の経済学者が政策に強い影響を与えてきました。これは短期的には政権によって強弱があるものの、その後の自民党政権下だけでなく、民主党政権下でも引き継がれていました。しかし、今回政権を担っている安部首相の推し進める経済政策は、明らかに新自由主義からケインズ主義へと、大きく方向転換しています。政府の執る政策が大幅に変化する事によって、実体経済に大きな変化をもたらす事でしょう。株式市場に対する影響は、言わずもがなです。(ただし、安部政権になってから復活した『経済財政諮問会議』では、新自由主義を支持する人の割合が多く、今後の政策が必ずしもケインズの考えと似た方針となるかどうかは分かりません)政府の政策が経済市場に与える影響がとても大きい以上、その政府が今後どのような経済に向かおうとしているのかを把握することで、利ざやを稼ぐことが可能になります。著名な投資家は、この政府に対する経済学の影響の変化をかなり重要視していると、僕は思っています。経済学の話は後日行います。今回は、ケインズの『美人投票』の話に移りたいと思います。投資家に有名な話で、ケインズの『美人投票』というものがあります。最近では余りこの話をする人が居なくなったので少し懐かしい気もしますが、今なお一般的な投資家にとって、ケインズと言えばやはり『美人投票』です。ケインズ自身、投資家出身の経済学者で、市場に精通していました。このケインズが株式市場の性質を投資家でない人に分かり易く説明する為、これ以上ないくらい簡潔な内容、『美人投票』に喩えたのです。その内容は、次のようなものになります。株式市場の値動きは、美人投票のようなものだ。美人投票では、皆がもっとも美人だと思われる人に投票する。他の人が誰に投票するかは、自分が投票する時は分からない。最も票の多かった美人に投票した人全員で、賞金を山分けできる。そのようなルールでの美人投票では、自分が一番美人だと思う人への投票ではなく、他の皆が一番美人だと思う人への投票をするようになるだろう。もう少し話は続きますが、触りではここまで。この話は短期的な話に限った事ではなく、比較的長いスパンでの話に置き換える事も可能です。ケインズは、皆が他人の意見を重要視するような市場であるなら、バブルが生まれるのは必然であり、またそれが弾けた時の人々のパニックは計り知れないだろう、と主張しています。僕達投資家からすると、『美人投票』に喩えた株式投資の話は当たり前だと思うかもしれません。だからなんだ、と思われるかもしれません。しかし、この話はよく考えてみると、意外に奥が深いです。何かの機会に、その都度この話を思い出して、じっくり考えてみる事をオススメします。何故、ケインズは株式市場を『美人投票』と表現したのでしょうか?それは、資本主義とは不完全なシステムであり、バブルが出来るのは避けられないという事を言いたかったのだと思います。ケインズは、このような周りの投資家の行動に影響されるの事を批判しているのではありません。資本主義社会では、投資家がそのような行動を取ること自体を前提とした社会システムを構築しなければならない、というのがケインズの主張の真意なのです。資本主義社会では、投資が原動力になる以上、一時的なバブルやバブル崩壊が実体経済に与える影響は無視できません。しかし、実際の株式市場の部分々々では、ケインズの言うような『美人投票』とは違うところも多いように思われます。特に、『バリュー投資家』は賛同できない筈です。バリュー投資は、『皆が美人だと思う人への投票ではなく、確り分析した後に自分が美人だと思う人に投票することが、結局のところ最も利益が得られる可能性が高い』という手法なのです。つまり、『バリュー投資家』は『美人投票』をしていないのです。『美人投票』をしているのであれば、その投資家は『バリュー投資家』ではないという事になります。※正しい正しくないという話ではなく、バリュー投資は美人投票を是としない投資である、という話です(そしてケインズもまた、『美人投票』の考え方だけで市場が動くのではないという事も理解しています。究極的には、市場は人間の血気・信念・意見などが集合されたアニマルスピリットによって動くとしています)人間は、考え方を知ると急激に頭が良くなる動物です。これからも末永く株式市場に参加するであろう『むぎゅ。』の読者様も、色々な考え方を知るという事は、決して役に立たないということはないと思います。自分が使うかどうかは別として、どのような考えが在るのかを知っていきましょう。
2013.02.11
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市場が活況を帯びてきて暫くすると、徐々に『出遅れ銘柄』という言葉が使われ始めます。この言葉は、大抵『よし、上昇していない良い銘柄見つけたから皆に教えよう。俺もう買ったし』といった感じで、ここに良い銘柄あるけどアナタも買いませんか?というようなニュアンスが含まれる使われ方をします。今回は『出遅れ銘柄』という言葉そのものではなく、『出遅れ銘柄』という言葉が使われる市況について考えてみたいと思います。上昇相場では、『上がる理由』のある銘柄の株価が上昇します。『上がる理由』があるから株価が上がる。そんなの当たり前じゃないかと思われるかもしれませんが、下落相場では必ずしも『上がる理由』が重要視さるという訳ではありません。場合によっては材料視されず、殆ど株価に影響を与えなかったりします。多くの場合、上昇相場は『素直な相場』です。『素直な相場』は『素人相場』とも言われます。まるで『玄人が良いパフォーマンスを上げられていない』というかのようですね。玄人かどうかはさておき、『バリュー投資家』のパフォーマンスが比較的芳しくないのも『素人相場』の特徴です。投資家全体の相対評価では、『上がる理由』を比較的重要視しない『バリュー投資家』のパフォーマンスが一時的に低下するのは、致し方ないところがあります。(このような相場環境では、『素人相場』でもパフォーマンスの良いような、亜種亜流の『バリュー投資家』が注目を集めることもあります)ともあれ、目立った『上がる理由』のなかった銘柄は、比較的大人しい値動きをする傾向にあります。ここで、上昇していない銘柄を『出遅れ銘柄』として紹介すると、どうなるでしょうか。上昇相場では、市場にお金が溢れていますから、多くの人が何か良い銘柄がないか探しています。悪くない銘柄であれば、出遅れている事それ自体が『上がる理由』になります。そして、上がり始めたら、今度は上がったこと自体までもが『上がる理由』になるのです。何でも良いから注目を集めた銘柄を狙え、という強気相場です。その銘柄が他の類似の銘柄と比較して、そんなに遜色のない程度の株価水準へ上昇するまで、この『上がる理由』は続きます。そして、その銘柄の株価がある程度上昇した後は、『上がる理由』が無くなってくるので、急に株価が上昇しなくなります。そして、他の銘柄が『出遅れ銘柄』として注目を集めるのです。この流れを、『循環物色』と言います。基本的には『循環物色』は上昇相場で行われますので、独特の『空気』があります。特徴的な『雰囲気』があります。その『空気』『雰囲気』というのは、感覚的なことなのでなかなか文章で伝えることが難しいですが、割安株投資家はこの空気に比較的敏感です。毎日膨大な量の銘柄を相対評価をしているので、自分なりに『出遅れ銘柄』が常に頭の中に入っているからです。『ああ、この銘柄が出遅れ銘柄として注目を集めているんだな』というのは、比較的感じ取りやすいのではないかと思います。慣れない人が相対評価をしても、なかなか自分が思っている程にはしっかり相対評価できていないものです。多くの場合、『出遅れ銘柄』には『出遅れる理由』があるのです。『出遅れる理由』がない『出遅れ銘柄』を探すのは至難の業なのです。それでも上昇相場では、『出遅れる理由』は余り重要視されません。皆そんな事には興味はないのです。皆が『株を買いたい』けれど『株価が上がった株は買いたくない』。皆が『割安株』を買いたい。皆が『割安株を買いたい』。『皆が割安株を買いたい』。焦点はどんどんぼやけてきます。『出遅れ銘柄』という言葉を割安株投資家以外の投資家が使うようになれば、割安株投資家としては一歩引いて、『個別の銘柄単位ではない、相場全体を見回すもう一つの眼』を持つように意識すると良いと思います。特に、バリュー投資家が『出遅れ銘柄』という単語を使い始める場合は、かなり注意する必要があります。バリュー投資は割安株投資と違い、『出遅れ銘柄』という言葉はあまり適していない概念です。『バリュー投資家』が自分の投資を見失い始めているという状況は、既にある程度、市場が冷静さを失っている状態である。そのことを常に認識しながら、僕達割安株投資家は割安株への投資をする必要があります。勿論、これからの日本の株式市場がどうなるか、その持論を捻り出す必要はありません。割安株投資家は、いつでもどんな状況でも、自分が割安だと思う銘柄を買っていれば良いのです。
2013.02.08
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金融緩和に否定的な日銀の白川総裁が辞任。この辞任を株式市場は好意的に受け止め、日経平均は4%近くの大暴騰。株式市場は引き続き活況中。もう、何買っても儲かる状況です。こんな活況は懐かしいですね。日銀の金融緩和。政府の財政出動。この両輪と、デフレ不況を脱していこうという国民全体の後押し。また、確固たる信念を持った指導者が、明確な方針を打ち出しています。日本も、やっと良い方向に進んきましたね。更に、今回は著名な外国の経済学者の賛同も得られています。その中には、ノーベル経済学賞を受賞した人もいます。これらの発言力のある専門家の意見が、日本のマスコミの論調を少しずつ動かしています。騰落レシオはまだ140前後という異常な高水準を維持しています。こんな事って、あるんですねぇ。日本の株式市場に資金が流れ込みまくっていますな。
2013.02.06
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長く続くデフレ下の為、今までROEについては余り理解されてきませんでした。バリュー投資家と呼ばれる人の中には、ROEは低ければ低い方が良いと思っている人が少なからずいます。それは、同じPERであればPBRが低い(=ROEが低い)方がパフォーマンスが良いという、古今東西変わらぬ統計結果から導き出した安直な考え方によるものでしょう。しかし、株式投資においては、ROEが一番大切なものの一つなのです。厄介な事に、ROEが何故重要なのかは株式投資の説明の中でも一番難しく、また伝えるのが困難なところなのです。間違った表現をする可能性があります。間違った伝え方をする可能性もあります。また、自分の理解の乏しさをひけらかす可能性もあるでしょう。しかし、株式投資でROEの概念を説明しない訳にはいきません。ネット上では、バリュー投資家と呼ばれる方が、彼方此方でPBRの重要性を論じ、そしてそれらの中身を保守的に評価した皮算用を銘柄選択に用いてるのを公開しています。それらのサイトでは、ROEはあくまでおまけのおまけ、補足説明的な扱いで、なんだか良く分からないような表面的な意味合いの説明に留まっています。重要だという表現をしているところも、どのように重要視するのかを書いていない所ばかりです。僕は、今までバリュー投資を自称他称しているサイトを数多く見てきましたが、ROEについて真っ当な説明をしているのを、未だかつてただの一度も見た事がありません。バリュー投資が広まる中、ROEを重要視しない投資手法が、今ではすっかり主流派です。ROEを最も重要視する投資家は、すっかりファンダメンタル派の中では異端扱いです。最も株式投資で成功していると言われるバフェットはバリュー投資家に特に人気ですが、ROEをとても重要視しているのにも関わらず、彼はバリュー投資家の扱いとなっています。でも、彼らにとってバリュー投資といえば低PER低PBR株への投資なのです。保守的に見積もった資産が、それを大きく下回る評価しかされていない銘柄への投資なのです。偏った方向に目が向いているバリューなのです。更に彼らの投資のタイミングが、業績ではなく株価が変動し始めた時となっていますので、始末に終えません。お前がやっているのは本当にバリュー投資なのか、と問い詰めたい気持ちでお腹一杯です。『むぎゅ。』では、ROEの重要さについて何度か書いてきましたが、それは次のような表現に集約されます。資本主義社会での資本は、次のような特性を持つ。1.自らを増幅させる意思を持って動く2.基本的には、数年先を見越して効率的なところに流れる3.しかし長い目で見ると、数年レベルの期間ではあまり効率的でなくとも、長期的に効率的である方に動く4.健全な欲望を媒体にして、時間をお金に換える以上より、資本主義社会においてROEは重要である。デフレ下においては、健全な資本主義社会ではないため、ROEの概念も重要視されたことはないでしょう。しかし、今後日本がデフレを脱却するのであれば、間違いなくROEは徐々に注目を集める事になります。『むぎゅ。』の再開を期に、ROEの考え方についてもじっくり説明していきたいと思います。
2013.02.03
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最新の信用取引の評価損率の値が、なんとマイナス3.13になりました。これは、とんでもない水準です。信用取引の評価損率は、信用取引をしている人全体の、建て玉の含み損を表しています。この値は、基本的にマイナスになる事はありません。評価損率がマイナスになるというのは、含み益になるからです。信用取引では、全体の含み損益が常にマイナスになります。というのも、信用取引については、含み益はさっさと利益確定する方が維持率が高まって安全になるからです。信用取引では、含み益は担保額に上乗せされません。この為、含み益を抱えているよりも、一旦利益確定してから再度買い直した方が、維持率が高くなるのです。(維持率についての詳細は、過去の信用取引シリーズをご参照下さい)その他の理由としては、次のようなこともあります。信用取引をする人は、信用取引を用いてでも買いたいような、バラ色の成長銘柄を買う場合が多いです。何故なら、何年も株価が横ばいで推移している万年割安株を買っていても、金利を支払っているだけで資産が目減りしてしまうのです。確かに、余り知られていないものの、今の日本の信用取引にかかる金利は歴史上まれに見る低さです。しかし、それでも、長期的にはその金利は決して無視できないのです。金利を支払いながら、万年割安株の株価が上昇するのをじっと待ち続けるというのは、信用取引においてはあまり適していません。忘れがちですが、非常に残酷な事に、バラ色の成長銘柄は往々にして既にそれなりに評価されている場合が多いものです。その事実は、身も蓋もないですが、株価の下落リスクが高いとも言えます。加えて、成長銘柄は株価の変動が大きいという傾向もあります。株価変動が大きい以上、評価損率の値はどうしても大きくなってしまいます。損切りをしてから買い戻すという行為は、信用取引では心理的に難しいのです。何れにしろ、そのような理由から、信用取引の評価損率がマイナスになるという事は、基本的にはないのです。去年の10月は15前後であった事を考えると、極めて珍しい急上昇です。単純に、15からマイナス3.13まで、18.13分だけ信用取引をしている投資家の含み益が増えたという事ではありません。信用取引をしている投資家の、本当に多くの建て玉の利食いをこなしながら、18.13%も建て玉の評価が改善されたのです。過去このような急上昇は、まず間違いなくなかったでしょう。信用取引は、上昇相場では資産が倍倍ゲームのようになります。これだけの評価損率の急低下だと、実際に資産が倍、或いはそのまた倍、になっている人はかなりの数居ると思います。上昇相場で信用取引をやった人なら分かると思いますが、信用取引自体をやったことない人にはなかなかピンと来ないと思います。信用取引とはそういうものなのです。(※といっても、僕は今現在、信用取引をしている訳ではありませんが)また、騰落レシオも、もうずっと140の水準を維持しています。こんなにも長い期間に渡り140を維持していた事は、バブル崩壊後では初めてじゃないでしょうか。皆が皆、とてつもなく利益を得ているのです。この株価上昇は、歴史に残りますね。何故ここまで短期的に株価が急上昇したのでしょうか。それは、まだまだ上昇はこんなもんじゃない、と思っている人が多いからでしょうね。勿論、僕もその一人です。僕は、万年強気のブルですからね。
2013.02.01
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