なぜ市場は思考を裏切るのか(バリュー投資に騙されるな)

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MEANING @ Re[3]:供給停止(04/23) 103さんへ 確かに、あまり自分の投資手法…
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2016.09.21
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カテゴリ: カテゴリ未分類
資産には、形に表れるもの(貨幣に換算できるもの)と形に表れないもの(貨幣に換算できないもの)があります。
少し乱暴な言い方で恐縮ですが、前者を有形資産と呼び、後者を無形資産と呼びます。
バリュー投資で評価するのは、主に有形資産です。
有形資産の中でも、換金性や流動性の高いものを重要視します。有形資産の中でも換金性や流動性の高いものを質の高い有形資産と考え、それら良質の有形資産を多く保有している企業を高く評価します。
バランスシートで言うと、左上の方が良質の有形資産に当たります。
慣れるとバランスシートを見た瞬間、即座にその企業の財務健全性をイメージできるようになります。
さらに、複数年のバランスシートを確認すると、その企業の健全性の変動が短時間でイメージできるます。これは頭の良し悪しとは全く関係がないばかりか、頭が良すぎない人の方が素直な分、取っ付き易く慣れ易いです。

企業の健全性を測るには、バランスシートを見る方が四季報を見るよりも圧倒的に分かり易いです。
しかし、無形資産はバランスシートに計上されないため、バランスシートを見ただけでは評価できません。

例えばブランドなどは、ブランド力の向上の為に高額な広告料を支払ったり、ブランド力回復の為に多くの修理費を掛けてリコールをしたり、という事でも分かる通り、悪化を防ぎ、維持・向上しようとするだけでもかなりのコストがかかるなど、業績に絶大な影響があります。
また、技術力向上の為に多くの研究費を割き、多くの人材と多くの時間を掛けています。
無形資産はバランスシート上には反映されませんが、長期的な収益力に繋がるため、業績に与える影響はそれが長期的であればあるほど大きくなります。(※ただし無形資産も当然変動するので注意が必要です)
その為、多くの投資家は価値ある無形資産を何とか評価しようとして、損益計算書を複数年確認して、その変動を確認します。
損益計算書はその企業の収益力をイメージし易く、バランスシート同様に慣れると圧倒的に分かり易いからです。
再度強調しますが、イメージできるかどうかは頭の良し悪しとは全く関係がありません。慣れているか慣れていないかだけです。
数をこなせば誰でも出来ます。個人の能力に拠りません。逆に、頭脳明晰すぎる人は、この作業が苦手です。その理由はイメージする前に矛盾に気が付いてしまうからですが、その話は遥か彼方に置いておきます。

ここまでをまとめます。
バリュー投資であれば、複数年のバランスシートで健全性の変動を、複数年の損益計算書で収益性の変動を確認し、まず頭で企業像をイメージします。
バランスシートで有形資産を、損益計算書で無形資産を評価します。
これがまず最初にやるべきことです。この作業以上に基本的なことはありません。この作業を省略している人は、バリュー投資家ではないと断言できます。
慣れている投資家は、膨大な企業についてこの作業を行うのもそれ程苦痛ではないでしょう。
四季報で全部の企業を分析したと言うバリュー投資家がちょくちょく居ますが、その作業はバリュー投資として一体何の価値があるのか一度教えてもらいたいです。(これは皮肉ではありません)


それではどうしたら良いのか?という問いに対する答えを今回は模索しましょう。
そもそも過去複数年の損益計算書に現れ難い無形資産というのは、確かにあります。
これらの類の無形資産は、過去の業績に余り影響していないという事で無視するべきなのでしょうか?
必ずしもそうではないでしょう。 何故なら、これからの業績に長期的に反映される可能性があるからです。
株価は未来の業績に大きく影響されますから、長期的に優れたパフォーマンスを得ようとするのであれば、無形資産に対する評価を行い、長期的に優れた業績を上げる可能性の高い企業を探す手法もあります。そしてそれは膨大な情報量が必要になります。情報収集力と時間・労力が必要になります。個人投資家よりも情報量の多いアナリストの意見を参考にするようになりかねません。それではトレードで抜きんでることは難しいです。
無形資産の評価は難しいのであきらめた、とバリュー投資の中には、無形資産をほぼ無視する流派があります。
無形資産に対する評価が既に少なからず株価に織り込まれている以上、無形資産をある程度無視した銘柄選択をした方が、有形資産としてはよりお買い得な銘柄を買うことが出来る。確かにその通りで、理に適っています。
過去数年の、或いは十数年の損益計算書を見て、(更には補助的にキャッシュフロー計算書も見て、)そこに反映されている以上のものは評価しない。そのような投資を是とするかどうか。
ここがバリュー投資の分かれ目です。
ここがぶれると、地に足が着いていないバリュー投資家になります。
僕は、バリュー投資家を決定的に分けるものは、損益計算書(またはキャッシュフロー計算書)に反映されない無形資産の評価の有無だと思っています。
ここは決定的な違いで、ここを境にして2つに分かれたバリュー投資家は、お互い絶対に相容れないはずです。


バリュー投資家として一括りにするのは中々に難しいのです。





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Last updated  2016.09.21 16:38:33
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