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2003年01月16日
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 栄養不良の直接の原因は食べ物の不足である。しかし、社会的、経済的、文化的、また環境的に見て、もっと根深い原因がある。そのうちの主要なものは貧困で、とりわけ発展途上の国々で無数の人々に影響を及ぼしている。しかし、貧困は、原因であると共に結果でもある。栄養不足にかかると、人の生産性は低下し、貧困が悪化するからである。
 要因はほかにもある。知識の不足も、不健康な食習慣の原因となる。これまで考えてきたように、種々の感染症も関係している。不平等な食糧分配や女性に対する差別など、社会的また文化的な原因もある。多くの場合、女性は“最後に最も少なく”食べる、つまり男性が食べた後に男性より少ない量を食べる。また、女性は良い育児のための教育を受ける機会も奪われている。
 さらに、環境的要因が食糧生産を低下させている。その中には、自然災害や戦争もある。「2001年世界の食糧不安定事情」によると、1999年10月から2001年6月だけで、22か国が干ばつ、17か国がハリケーンや洪水、14か国で内戦や抗争、3か国が異常な厳冬、2か国が地震の被害に遭っている。

治療と予防
 栄養不良の子どもにどんな治療を施せるだろうか。もし重度の栄養不足であるなら、まずは入院させるのが最善だろう。世界保健機関が医師向けに出版したマニュアルによると、医師は、子どもの状態を調べ、感染症や脱水症の治療を行なう。栄養補給は徐々に行ない、多くの場合、チューブを利用して栄養補給することから始める。この最初の段階は1週間かかるだろう。
 次にリハビリ段階に入る。子どもには再びミルクを与え、できるだけたくさん飲むように励ます。この段階では、感情的、また身体的な刺激も重要である。世話をし、愛情をそそぐなら、子どもの発育に驚くほど良い影響が及ぶ。この時期に、子どもが再び栄養不足にならないよう、適切な食事や衛生管理など、子どもを退院させることができるが、引き続き病院や診療所で診察してもらうことは大切である。
 しかし、予防に勝るものはない。そこで、多くの国では、政府や各種民間団体が、一般向けに栄養補給プログラムや食品強化プログラムを設け、飲料水を確保し、簡易トイレを設置し、周辺地域を清潔にし、予防接種キャンペーンを支援し、子供の成長と発達を見守るなど、多くの方法で栄養不良の予防に貢献している。





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最終更新日  2003年01月16日 23時01分14秒
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