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2003年06月09日
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総括:インターネット注意すべきなのはなぜか
 インターネットが教育の分野や日常の意思伝達における可能性を秘めていることは確かである。しかし、ハイテクという輝きを取り去ると、インターネットも、長い間テレビや電話や新聞や図書を悩ませてきたのと同じ問題の幾つかに悩まされている。そこで、インターネットの内容は自分と自分の家族にふさわしいものだろうか、と尋ねるのは当を得ている。

 インターネット上でポルノを見られることについては多数の報告が寄せられてきた。しかし、これはインターネットが、性的に倒錯した変質者でいっぱいの汚水だめに過ぎないという意味だろうか。一部の人は、そんなのはひどく誇張した話だと言う。意識的に、また故意にそうしようとしない限り、いかがわしいデータに出くわすことはないと言うのである。

 確かに、意図的にそうしようとしない限り、不健全なデータに出くわすことはない。が、しかし、インターネット上では他よりもそうしたものを探すのがずっと簡単だと言う人もいる。ユーザーは幾つかの字を入力するだけで、音声や映像を含む、性的に露骨な画像などのエロチックなデータを探し出すことができる。

 インターネット上でどれほど多くのポルノが入手可能かという問題については、現在、激しい議論がなされている。倒錯の問題を示唆する報告は大げさかもしれないと感じている人もいる。それでも、自分の家の裏庭に毒ヘビがいると知ったら、それが100匹ではなくほんの数匹だからといって、家族の安全に対する心配が減るだろうか。インターネットにアクセスする人たちが注意力を働かせるのは賢明なことである。

!子供をえじきにする者たちに気をつける!


 最近のニュース報道によると、一部の小児性愛者たちがオンライン上での子供たちのチャットに加わっている。これらの大人は子供を装い、疑うことを知らない子供たちから巧みに名前と住所を聞き出してきた。

 行方不明児・被虐待児情報全国センター(NCMEC)は、こうした行為の幾つかを詳細に記録している。例えば、1996年、警察は米国サウスカロライナ州出身の少女二人を発見した。二人は13歳と15歳で、1週間にわたって行方不明になっていた。インターネットで知り合った18歳の男性と別の州に行っていたのである。35歳の男性は、14歳の少年を両親の不在時に誘い出し、不法な性関係を持ったかどで告発された。どちらのケースもインターネットのチャット・ルームでの会話が発端となった。1995年のこと、別の大人はオンライン上で15歳の少年と知り合い、大胆にも学校までその少年に会いに行った。また、14歳の少女と性関係を持ったことを認めている大人もいる。この少女は父親のコンピューターを使い、電子掲示板を通じて十代の若者たちと会話していた。彼女もインターネット上でこの大人と知り合った。これらの子供たちは皆、結局言いくるめられて、自分の名前や住所を教えてしまった。

親の指導が必要


 上のようなケースは比較的まれであるとはいえ、親はこの問題を注意深く検討しなければならない。犯罪や虐待の標的にならないよう子供を保護するため、親はどんな措置を講じることができるだろうか。

 企業は様々なツールを提供し始めている。それらは、映画と同じようなランク付けシステムから、望ましくない内容にアクセスできなくする語句検知ソフトや年齢証明システムまで様々である。データが家のコンピューターに届く前に、それをブロックするシステムもある。しかし、こうしたシステムのほとんどは万全ではなく、さまざまな方法で回避することが可能である。忘れないでいただきたいのは、インターネットが本来、破壊に耐えられるように作られており、それゆえに検閲が困難であることである。



 子供にインターネットを使わせる場合、親は積極的な関心を払い、どのような使い方を許すかを決める必要がある。事前にどんな実際的かつ道理にかなった対策を講じることができるだろうか。

 サンノゼ・マーキュリー・ニューズ紙専属の執筆家デービッド・プロトニコフは、家庭でインターネットを使うことにした親たちに対し、次のような有益な提案をしている。

● 子供たちが最も建設的な経験をするのは、親と一緒にインターネットを使い、親の判断や指導の価値を学ぶ時である。親の手引きがないなら、「インターネット上の情報はどれも皆、入れるコップのない水のようなものだ」とプロトニコフは警告している。インターネットに関して親が規則を与えるとしても、それは「親が子供にいつも言って聞かせている常識的な事柄の延長」である。見知らぬ人と話すことに関する規則はその一例である。

● インターネットは公共の場であり、子守として使うべきものではない。「なんと言っても、10歳の我が子を大都会にほうり出し、二、三時間遊んでおいでなどと言ったりはしないのではないだろうか」。

● インターネット上で、ゲームやチャットをする場所と宿題に役立つ情報が得られる場所との違いを見分けられるようになる。

「情報ハイウエーにおける子供の安全」というNCMECのパンフレットが提供している、子供たちへの指針は以下のとおりである。

☆ 自分の住所、家の電話番号、学校の名前や所在地など、個人的な情報を明らかにしてはなりません。親の許可がないかぎり、自分の写真を送ってはなりません。

☆ 不快な情報を受け取った場合は、すぐに親に知らせましょう。悪意に満ちた、あるいは攻撃的なメッセージには絶対に返事を出してはなりません。すぐに親に話してください。そうすれば、親はそのことをオンライン・サービスに連絡できます。

☆ インターネットを使用する時間帯や長さやアクセスしてもよい場所などについて、親が規則を定めるとしても、それに協力し、親の決定をきちんと守るようにしてください。

 予防対策は大人にとっても有益であることを覚えておく。大人の中にも、不注意から好ましくない関係や重大な問題に陥ってしまった人がいるのである。チャット・ルームの持つ不思議な雰囲気、つまり、顔を合わさないことや変名を使って匿名で話せることから、ある人々は抑制力が弱まり、誤った安心感を抱くようになった。大人の皆さん、注意してください!

追記:インターネットの使用は、初めての国への旅行に例えることができるかもしれない。初めて見たり聞いたりする事柄がたくさんある。旅行する際には、良いマナーを示し、賢明な予防措置を講じる必要がある。インターネット、つまり情報スーパーハイウエーを使うことにしたなら、同じようにする必要があるといえるのではないだろうか。


必要かどうか、平衡の取れた見方をする
 インターネットを使うべきか。もちろん、これは個人的な問題であり、自分で注意深く考慮すべき事柄である。どんな要素が決定にかかわってくるか考えてみる。

必要性―費用は計算したか


 最近のインターネットの成長ぶりの大半は、商業界の強力なマーケティング努力の成果にある。商業界の目標が必要感を作り出すことにあるのは明らか。人々がいったんそうした必要感を抱くようになると、最初はただでアクセスできた情報やサービスに対し、入会金や年会費を要求する機関もある。この料金は月々のインターネット接続料金とは別に払うことになる。一部のオンライン新聞はそのいい例である。

実際の必要と比較して、設備やソフトの費用を計算したことがあるだろうか。インターネットが使える図書館や学校などの公共施設はあるだろうか。まずはそうした施設を利用すれば、パソコンや周辺機器を買うために最初から多額の投資をしなくても、必要かどうかが見極められるかもしれない。実際にインターネットの情報資源を必要とする頻度がはっきりするまでは、必要に応じて、適当な公共機関を利用できるかもしれない。(斯く言うわたしもその口)忘れないでもらいたい。インターネットが存在するようになってから20年以上になるが、一般の人々は今日に至るまでその必要を感じるどころか、その存在に気づくことさえなかったことを。

安全性―プライバシーは守られているか


 別の根本的な問題は機密の保持である。例えば、電子メールを送る場合、そのメッセージは送り先の相手だけが見るべきものだが、その手紙が転送されている間に、ずる賢く、恐らく不埓な人あるいはグループが内容を横取りしたり盗み見たりする可能性がある。メッセージを保護するため、電子メールを出す前に、内密にしておきたい部分を暗号化するため、電子メール用ソフトを使う人もいる。一方、暗号化されたメッセージを解読するためには受信する側にも同様のソフトが必要になる。



時間の余裕はあるか


 もう一つの重要な問題は時間。インターネットの道案内をしてくれるツールをインストールし、それについて学ぶのにはどれほどの時間がかかるだろうか。また、ある経験を積んだインターネットのインストラクターの指摘によると、ネットサーフィンは「新米のインターネット・ユーザーにとって、最も中毒になりやすく、最も時間を奪われる活動の一つとなり得」る。どうしてそう言えるのか。

 興味深い項目はたくさんあるし、新しい発見は無数にある。実際、インターネットは、視覚に訴える資料を所蔵している図書館を数え切れないほどたくさん集めたようなものである。そのほんの一部分を見ていくだけでも、眠いと感じることさえなく、気がついたら夜もずいぶん更けていたということに容易になりかねない。もちろん、これはウェブのユーザーのだれもが自制を欠いているという意味ではない。しかし、ネットサーフィンの時間と内容に制限を設けるのは、特に若者たちにとって賢明なことだろう。テレビに関して同じことを行なっている家族は少なくない。 そうすれば、家族や霊的な活動のために時間を取り分けておくことができる

何か…





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最終更新日  2003年06月09日 20時52分21秒
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