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2004年03月16日
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(Magic and Sorcery)

自然を超えた事柄を成し遂げるために使われるとされている秘術や怪異な力。心霊術やオカルトの力と関係があある。

“黒”魔術は、敵に害を与えるまじない、特別なのろい、“悪魔の目”などで成り立っていると言われている。一方、“白”魔術は、その実践者によると、まじないを打ち消したり、のろいを解いたりすることによって良い結果を生み出すとされている。

古代の幾つかの民族は、死刑によって“黒”魔術を禁じていた。しかし聖書は、それよりもさらに一歩進み、あらゆる種類の心霊術的な魔術を禁じている。(Le 19:26; De 18:9‐14)それを職業にしている人は、超自然の知識や知恵によって得られると言われる呪文を使うことにより、人々に影響を与えたり、将来の出来事を変えたりしようとする。

この点で魔術は占いとは異なる。占いは、将来の出来事を知ろうとするだけであり、それに影響を与えたり、それを変えたりしようとはしない。

魔術につながる呪術の概念の多くは、邪悪な霊たちを促して人から出させたり人に入らせたりすることができるという信条や、それらの霊たちをだましたり欺いたり、さらには木片や土偶の中に捕まえたり閉じ込めたりすることができるという信条に基づいている。

例えば魔術師は、蜜や他の心地よいもので魔法の道を作ることにより、悪霊たちを意のままに操ることができると言われている。

そのような概念はいずれも、魔術を行なう祭司たちのこうかつな一団を生み出した。彼らは人々の生活に大きな力を及ぼし、悪霊たちの力を上回る超自然の力を持っているように見せかけて、自分の影響下にある人々から多額の報酬を巻き上げるのである。それらの職業的な呪術者は、悪霊を呼び出して従わせることができるのに対し、悪霊は呪術者以上の力を持ってはいないと考えられていた。

こうした心霊術の行ないや、いわゆる学問は、バビロニアの古代カルデア人の間で発達し、彼らによって用いられた。イザヤは西暦前8世紀に、当時のバビロンがあらゆる種類の呪術に満ちていたことを示している。(Isa 47:12‐15)その100年余り後のダニエルの時代にも、魔術を行なう祭司たちは依然としてバビロンの廷臣の中に含まれていた。(Da 1:20; 2:2,10,27; 4:7; 5:11)この「魔術を行なう祭司」という表現は、ヘブライ語からの明確な字義訳である。



バベルで言語が乱されたために人々が世界中に散らされた時、彼らはそうした魔術の概念を幾らか携えて行ったのかもしれない。(Ge 11:8、9)今日、マントラの魔術、すなわち、民間のヒンズー教のなぞめいた呪文や賛歌、まじないで縛るための祈りなどを行なう人は非常に大勢いる。

魔術を行なう祭司、祈とう師、まじない師、あらゆる種類の呪術師は、世界中の多くの場所に見られるが、西暦前18世紀のヨセフの時代のエジプト人の間にもそのような者たちが見られた。(Ge 41:8、24)

ヨセフが奴隷として売られてから2世紀余の後、エジプトの魔術を行なう祭司たちは、モーセが行なった最初の二つの奇跡をある程度まねることができたようである。(Ex 7:11、22; 8:7)しかし、ぶよを生じさせる段になると彼らは何もできず、それは「神の指です!」と認めざるを得なかった。また彼らは、自分たちがはれ物の災厄に悩まされるのを防ぐこともできなかった。―Ex 8:18、19; 9:11.





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最終更新日  2004年03月17日 07時56分01秒
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