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2004年09月25日
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 仮に発展途上国に十分な抗レトロウイルス薬が供給されたとしても、克服しなければならない障害はまだいろいろある。薬の中には食物やきれいな水と一緒に服用する必要のあるものがあるのだが、一部の地域に住む非常に多くの人は1日おきにしか食事を取ることができない。抗レトロウイルス薬(1日分が20錠以上になることも少なくない)は毎日決まった時間に服用する必要がある。しかし、多くの患者は時計を持っていない。また薬の組み合わせは患者の容態に応じて調整する必要があるのだが、多くの国では深刻な医師不足が生じている。発展途上国での抗レトロウイルス療法の実施が、一筋縄では行かないことは明らかである。

 先進国の患者でさえ、併用療法に伴う問題に直面している。研究によると、処方された薬を定められた時間に服用できないケースが憂慮すべきほど多く見られる。なぜ憂慮すべきことなのかというと、ウイルスが薬に対する耐性を持つようになるかもしれないからである。そのような薬剤耐性HIVが他の人に感染する可能性もある。

 スタイン博士は、HIV患者が直面する別の問題を指摘し、「HIV治療の矛盾は、場合によっては病気そのものよりもひどい苦痛の伴うことである。症状が現われる前に治療が始まる場合は特にそう言える」と述べている。抗レトロウイルス薬を服用しているHIV患者は、糖尿病、脂肪再分布、高脂血症、骨量減少などの副作用を経験することが少なくない。副作用の中には命にかかわるものもある。





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最終更新日  2004年11月29日 23時23分23秒
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