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2004年09月30日
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 さて、今までの中でよく出てきた抗レトロウイルス薬とは何ぞや(この言い回し、よく講演・講義で耳にするなぁ。ってそれはどうでもいいこと!)作用機序について少し…

 健康な人の場合は、ヘルパーT細胞が免疫系を刺激あるいは活性化し、病原菌を攻撃させる。HIVは特にこのヘルパーT細胞を標的にする。その細胞を利用して自らを複製し、ヘルパーT細胞を弱らせて破壊するので、免疫系はひどいダメージを受ける。抗レトロウイルス薬はこの自己複製の過程を妨害する。

 現在のところ、おもに4種類の抗レトロウイルス薬が用いられている。1.核酸系の逆転写酵素阻害剤と2.非核酸系の逆転写酵素阻害剤は、HIVが人のDNAに自分の遺伝子を転写するのを防ぐ。3.プロテアーゼ阻害剤は、感染した細胞内の特定のプロテアーゼ、つまりタンパク質分解酵素がウイルスを復元してさらに多くのHIVを生産するのを阻止する。4.融合阻害剤は、HIVが細胞に入り込むのを妨げるためのものである。こうして抗レトロウイルス薬はHIVの複製を抑えることにより、HIV感染が進行してHIV疾患の最も重い症状とされるエイズを発症するのを遅らせる。

 というように、完全治癒させるものではない。あと、抗レトロウイルス療法はすべてのHIV感染者に対し実施されているものではない。治療計画を始めるに際しては、医療関係者に相談することが必須である。





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最終更新日  2004年12月02日 23時13分43秒
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