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この前、無茶苦茶お腹が空いてて、コンビニで肉まんを三個買ったんだけど、二個目の肉まんを食べてる途中でお腹いっぱいになって、三個目を食べる時は、もう拷問みたいなもんだった。さっきまで、あれほどお腹がすいてたのが嘘のよう。お腹が空いてる時は何が何でも食べたい。どんなものでも好いから、とにかく食べたい。食べられるんだったら、なんでもしますって感じ。でも、ある程度食べれば、食欲はすぐに無くなる。欲は、ある程度満たされると無くなるように出来ているようだ。今の僕はお金が欲しい。むちゃくちゃ欲しい訳ではないけれど、くれるなら貰いたいし、仕事だってお金を稼ぐために働いてる。僕の金銭欲は満たされていないのだ。でも、ある程度のお金があれば、もう要らなくなるだろう。性欲や愛情も同じ。満たされてない時は、とにかくSEXしたかったり、愛してほしかったり。でも、欲はすぐに満たされる。何回も続けてSEXしたいとは思わないし、すごく好きだった人でも、自分を愛してくれるようになったら、毎日いつも何処でも一緒には居たくない。欲は少し残しておくぐらいが、丁度いい。肉まんは一個食べて、もう少し食べたいなって位が丁度いい。欲張らないようにしなくては。
2005.10.31
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やる気は、強さより持続時間が大事だと思う。例えば”部屋を片付けるぞ”ってやる気が、一時間ぐらい続けば部屋はきれい片付く。”車の免許を取るぞ”ってやる気が二ヶ月ぐらい続けば免許は取れる。”目標の大学に行くぞ”ってやる気が三年ぐらい続けば難しい大学でも、だいたい行けると思う。”医者や弁護士になるぞ”ってやる気なら五年ぐらい。”プロ野球の選手になるぞ”ってやる気なら十年ぐらい続けばなれるかな。やる気は思い立った時にどのくらい強く思うかよりも、その思いをどのくらい持ち続けて、持続できるかが大事なんだと思う。要するに、瞬発力より持久力の勝負。だから僕は、何かやるぞって決めた時は、このやる気がどのくらい続けば、達成できるかなって考える。やる気だけで、何も行動しない場合は当てはまらないけど……
2005.10.30
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今日はバスケの練習が終わってから、町内会の話し合いに参加した。来月、町の文化祭が行われるために、その準備委員会のようなものだ。会議がある公民館について驚いた。平均年齢が、高い――上座に座る代表者の方々は、七十歳は越えていると思われる町の長老様。他の参加者も年配の方が多く、たぶん僕が最年少。いや、間違いなく僕が最年少。会議が始まると、さらに驚いた。色んな人が、細かい点まで厳しい意見や質問、別にどうでもいい様な事で、激しく論戦。掴み合いの喧嘩が始まるのではと心配になるほど、みなさん、エキサイト。僕は会場の異様な熱気に圧倒されていた。その時、斜め前に座っている男性と目が合った。僕より少し年上と思われるその男性は、僕と目が合うと、小さく苦笑。僕もつられて、ぎこちない笑顔を返した。その男性の気持ちはよく分る。”なんで、こんなくだらない事で熱くなってんだろうね”たぶん、そんな気持ちだったんだろう。僕もそう思っていた。でも、どうでもいい様な事でも、こんなに熱くなれる人達も社会には必要なんだと思う。お年寄りのパワーは強烈だ。怒って怒鳴って机を叩く。素晴らしい、このパワーは素晴らしい。僕も歳を取ったら、あんなお爺ちゃんになるだろうか。たぶん、なれないだろう。僕はたぶん、枯れた古木のようなお爺ちゃんになるだろう。熱い会議は、上座の長老様が上手くまとめ、乱闘もなく無事に終了した。
2005.10.29
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仕事帰りの夕方、高校生のカップルを見かけた。絡めるように手を繋ぎ、寒くもないのに身を寄せ合って、見てるこちらの方が恥ずかしくなるぐらい、ラブラブなカップルだった。好きで好きで大好きなんだと、お互いに全身を使って表しているようだった。好きな人と嫌いな人を別ける基準ってなんだろう?明確な基準なんてものは無い。ただ、なんとなく。そう、なんとなく感覚的なものだ。優しいから好き、顔が好き、声が好き、真面目だから好き、可愛いから好き、自分勝手だから嫌い、生意気だから嫌い、気持ち悪いから嫌い、暗いから嫌い、理由は後から色々つけるけど、要するに感覚的に嫌いなものは嫌いだし、好きなものは好きだ。食べ物だって好きなものは口に入れた瞬間に好きだし、嫌いなものは口に入れた瞬間に嫌いだ。虫だって好きなものは好き嫌いのものは嫌い。理由なんてものは後から頭で考えるだけだ。そう、頭で考える。頭で考えるから、ややこしくなるんだ。好きか嫌いかは感覚的なものなんだから、一定じゃない。昨日まで嫌いだったものが今日は好きになったり、昨日まで好きだったものが今日は嫌いだったり、秋の空と同じで、移ろいやすい。それは悪いことではない、自然だと思う。高校生のカップルは、理屈なんて何もなくお互いに今、感覚的にすごく好きなんだろう。明日どうなっているのかなんて事を考えるのは無意味で、不自然なことだ。高校生のカップルは美しかった。
2005.10.28
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女性の笑顔は可愛い。特に初対面の相手に、とびっきりの笑顔を振りまける女性は、誰からも好感を持たれ、みんなから愛され、人生において、最高の武器を手に入れたようなものだ。最近では、ヨン様の影響なのか男も笑顔が大切になってきている。笑顔が爽やかな男は、それだけで好感度大幅アップだ。そう、笑顔は女性にとっても男性にとっても、強力な武器なのだ。しかし、すべての人の笑顔が武器になる訳ではない。笑う事によって軽薄で軽い人に思われたり、笑うとよけい顔が崩れる女性、笑うと不気味な男。笑うと鼻毛がとび出す人、笑うとは出っ歯な人。笑わないほうが、いい感じの人もいる。笑顔が弱点になる人だっているのだ。でも、僕は初対面の人と話す時はなるべく笑顔を作るようにしている。そうしないと、「怖い」とか「暗い」とか思われそうだからだ。初対面の人に笑顔を見せる時は、ちょっとした勝負だ。僕のこの笑顔は武器になっているのか、弱点なのか、さあ、どっちだ!
2005.10.27
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僕は、トマトと林檎の違いが分る。どちらも赤くて丸いものだ。でも、一目見ればそれがトマトなのか林檎なのかすぐに分かる。しかし、トマトも林檎も見たことがない人に、この違いを説明するのは難しいだろう。なぜ僕にはトマトと林檎の違いが分かるのだろうか。トマトも林檎も何万回も見てきたし、実際に手で触った事もあるし、食べた事もある。だから、いくら同じ赤くて丸いものだといっても丸は丸でも、トマトの丸と林檎の丸は微妙に違うし、赤は赤でも、トマトの赤と林檎の赤は微妙に違う。何万回も見て、実際に触って、食べた事だってあるから、微妙な違いでも、全然違うって事が分かる。では、僕には本当と嘘の違いが分かるだろうか。正義と悪の違いが分かるだろうか。正しい事と間違っている事の違いが分かるだろうか。正直いって、今の僕には分からないことのほうが多い。だから、経験し、考え、迷う。様々な事を経験し、あれこれ考え、自分なりに消化して、いつかその違いが分かるようになるかもしれない。別に分からなくても良い事かもしれないけど、トマトと林檎の違いが分った方が、人生ちょっとだけ楽しいような気がする。
2005.10.26
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一人の時の僕は、だらしがない。寝癖のついた頭で、よれよれの服。寝転がってテレビを観て、鼻をほじりながら、屁を放つ。歯磨きしながら新聞を読み、よだれを垂らす。誰も居ないのだから、思う存分だらしない。そんな僕が、一人の時でもちゃんとする事が一つだけある。食事の前には両手を合わせ「いただきます」と言い、食べ終わったら、また手を合わせ「ご馳走様でした」と言う。誰もいない部屋で独り言のように言う。滑稽かもしれないが、これにはちょっとした理由ある。僕が子供の頃、母親が言った一言。「お前は、いただきますとご馳走様でした、だけはきちんと言えてエライね」と言われたからだ。それから今まで、「いただきますと」「ご馳走様でした」だけは、一人でも言うようになってしまった。子供の頃に、もっと母親が色んな事を褒めてくれればと悔やまれる――
2005.10.25
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昨日の菊花賞で、ディープインパクトが勝ち、シンボリルドルフ以来、二十一年ぶり無敗の三冠馬誕生だ。今は馬券を買わなくなったが、一時期競馬にハマっていた僕には”無敗の三冠馬”という言葉は、鳥肌が立つほどカッコイイ響きだ。ちょっと前に、負け続けるハルウララが人気者になった。歌では、SMAPの「世界に一つだけの花」がヒットした。「ナンバーワンよりオンリーワン」って言葉にみんな共感した。でも、僕はやっぱりナンバーワンは偉いと思う。確かに、ナンバーワンになれるのは一人だけ、残りのその他多勢は、ナンバーワンになれない。だから、ナンバーワンになれなかった人もオンリーワンだよって言うのは分かる。しかし、最初からナンバーワンを目指していないオンリーワンは、どうだろう。やっぱり、人それぞれに、これだけは誰にも負けたくないナンバーワンを目指す気持ちは必要だと思う。プロ野球選手になるのが夢で、必死に練習してナンバーワンになった、イチロー選手はカッコイイ。プロ野球選手になるのが夢で、たいした練習もしないで、夢はプロ野球選手と言ってる、オンリーワンはカッコ悪い。ナンバーワンはカッコイイナンバーワンを目指すオンリーワンもカッコイイ
2005.10.24
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本日、十月二三日は十一回目の結婚記念日だ。夕食はレストランでという計画もあったが、息子が最近料理に興味があり、今夜の夕飯は親子三人でロールキャベツつくりに挑戦する事になった。うちの奥様はサル顔だ。よくもまあ、十一年もお猿さんと暮らしてきたなと感心する。子供の頃、自分は将来どんな人と結婚するのだろうと色んな空想をしてた事を思い出す。アイドルでは、キョンキョンやナンノちゃんのファンだった、テレビを観ながら、こんな人と結婚できたらものすごく幸せだろうなと思っていた。あの頃の自分に、お前の将来の奥さんはこの人だよって、サル顔の奥様を見せてあげたら、なんと言うだろうか。「え~、もっとイケてる人いなかったのかよ」「妥協すんなよ、未来の俺!」だぶん、そう言うだろう。世の中、思い通りには行かないものだ。進学したい学校にみんなが行く事は無理だし、なりたい職業に誰もがなれるわけではない、自分が好きだからといって、その人と結婚できるとは限らない。最初に描いていた夢や理想、そんなものを変化させながら生活している。夢や理想をいつまでも持ち続けるのは立派な事だ。でも、そのすぐ横にある、違った人生もそれはそれで幸せだったり、新しい夢や目標が出来たりする。受験に失敗しても、理想の職業に就けなくても、失恋しても、そこでいつまでも立ち止まらずに、そのすぐ横にある、夢や理想とはちょっと違う人生もとりあえず歩いてみると、昔の自分には想像も出来なかった、けっこう楽しい人生があったりする。これを書き終えて、ロールキャベツの材料を買いに行こうと思います。もし、ナンノちゃんとつくるロールキャベツだったらどんな味がするんだろうと、イケない妄想を振り払いながら、行って来ます!
2005.10.23
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今日は休日、息子と公園でキャッチボール。僕は息子とキャッチボールをするのが好きだ。息子が幼稚園の頃は、ふわふわのゴムボール、最初は捕るのが下手くそで、なんて運動神経のない奴だと我が子ながら、情けなかった。小学生になると、軟式の野球ボール。コントロールが悪く、とんでもないところに返球していた。最近では球のスピードも増してきた。息子は僕めがけて、思いっきり球を投げる。グローブが”パン”と乾燥した音をたてる。グローブをはめた左手が痺れるほどだ。僕も負けずに、速い球を投げ返す。息子の腰が引け、球を後ろにそらす。「避けるな」僕は静かに言った。息子は僕の言葉に無言で小さくうなずく。息子も全身の力を込めて、球を投げる。僕はそれを受け止める。また僕が、渾身の力で息子に投げ返す。今度は、息子も避けない。小さな子供用のグローブで、しっかりと球を受け止める。他人が観てたら、つまらないキャッチボールに観えるだろう。しかし、これが僕らのキャッチボールだ。息子は将来、世界一のサッカー選手になるらしい。僕はサッカーは出来ないので、もっぱらキャッチボール。息子が大人になり、僕がお爺ちゃんになっても、渾身の力を込めたキャッチボールをしたいと思っている。
2005.10.22
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僕は掃除が嫌いだった。面倒だし、どうせまた散らかすのだから、掃除なんて意味のない事だと思っていた。でも最近の僕は、よく掃除をする。毎朝、シャワーを浴びた後に浴室の壁や床を雑巾で拭く。休みの日は車を洗う。たいした時間は掛けないが、掃除嫌いの僕にとっては大きな変化だ。なぜ僕は掃除をやるようになったのだろうか。浴室は次に誰かが使えば水滴だらけになるし、車も一度乗れば、すぐに汚れてしまう。それでも僕は、せっせと掃除をする。理由なんて考えていなかった。この文章を書きながら、今考えている。汚れている事の不快感だろうか。掃除し終わった後の爽快感だろうか。それもあるけど、何か違う。掃除をしてキレイにするという事より、掃除をする行為に何か意味がありそうな気がする。掃除をしてると、なんとなくちゃんとしなきゃ、頑張んなきゃ、楽しまなきゃ、って気持ちになる気がする。堅い言い方をすると”己を律する”って感じかな。
2005.10.21
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僕は、どちらかというと、せっかちだ。歩くのも早いし、喋るのも早口だと思う。待つことが嫌いな性格だ。今まで、こんな自分の性格を悪いとは思っていなかった。しかし、今日僕は大失敗をしてしまった。今日、三階から一階に降りるために、エレベーターに乗った。他に誰もいなかったので一人で乗ったが、その直後に「乗せてもらって良いですか」と、二十歳ぐらいの女の子。僕は「はい、どうぞ」と、爽やかスマイル。ここまでは、よくある日常。その後、彼女がエレベータに入る時、小さく、思わず「あ…」と一言。その後すぐにドアは閉まった。彼女の「あ…」の意味を僕が気付くまでに、約二秒経過。僕は気付いた。彼女がエレベーターに乗り込もうとしているのに、先に乗った僕は、【閉】のボタンを押していたのだ。彼女はすぐに乗ったので、ドアに挟まれなかったが、僕が【閉】のボタンを押しているのを見て、小さく、思わず「あ…」と声が出たのだ。彼女はどう思っただろうか。この人はよっぽど急いでるのだろうか?さっさと乗れって意味だろうか?意地悪な奴なんだろうか?僕は、すぐにでも謝りたかった。「無意識に、いつもの癖で押しただけなんです、ごめんなさい」とでも、もう遅い。すぐに謝れば自然だが、既にドアが閉まり、彼女はドアのほうを向いているから、僕には背を向けている。何も言わない初対面の彼女に、いまさら謝るのは変だ。気まずい空気のエレベータが一階に到着。ドアが開いた。そこで彼女と僕は別の方向へ歩き出した。結局、僕は謝る事も弁解する事も出来なかった。これからエレベーターに乗るときは【閉】ボタンを押すのはやめようと、心に誓った。
2005.10.20
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電車に乗って携帯電話で話すのは、いけない事らしい。電車に乗って友達と大きな声で話すのも、いけない事らしい。「マナーが悪い」って事らしい。でも、本当にそうなんだろうか。携帯電話が珍しかった頃は、電車の中で話してる人がいるとすごく気になった。でも、今は普通でしょう。それより、マンガ本を読みながら微笑してる人や、チラッと見えるスポーツ新聞の記事なんかの方が、よっぽど気になる。学生の集団や、おば様の集団はけっこう大声で話してるけど、あの集団が静かに、密やかに会話をしていたら、よっぽど気になる。だから、もうそろそろ、電車で携帯使ってもOKにしてくれないだろうか。仲間でワイワイ話すのもOKにしてくれないだろうか。どうしても静かに乗りたい人のために、女性専用車両みたいに、サイレント車両を作ったらどうだろうか。僕は別に電車に乗ってる時まで話したい訳じゃないんだけど、人がたくさん乗ってるのに、とっても静かでみんな無表情な電車がなんとなく居心地が悪くて、息苦しく感じる時があるんですよ。電車中がワイワイ話し声で溢れてたら、僕も電車に揺られながら、鼻歌ぐらいは歌ってみようかな。
2005.10.19
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昨日、小泉総理が靖国神社に参拝した。それが、正しいのか間違っているのか、善なのか悪なのか、合法なのか違法なのか、それは僕には分からない。自分なりにちゃんと考えてはいるけど、理論武装していないし、それぞれ色んな意見があると思う。ただ、僕が思ったのは、”国益”って言葉がよく使われていた事が気になった。「国益を第一に考えるべきだ」「国益を損ねるから反対だ」国益を最優先することが、世界の常識らしい。国益を守るために政府があり、外交があり、軍隊がある。日本が昔、悪い事したのは分かってる。中国や韓国と仲良くした方が良いのも分かってる、誰だって揉め事は嫌いだ。揉めると国益を損なう事も分かってる。得する事なんて、なにもない。でも、国益を第一に考えないと駄目なんだろうか。国の利益―会社の利益―自分の利益それが一番大事なものなんだろうか。僕たちはもっと大事なものを基準に行動してるんじゃないだろうか。僕らの国の総理大臣は、国益より大事なものを基準に行動したんじゃないだろうか。それが、正しいとか間違ってるとか、善なのか悪なのか、合法なのか違法なのか、それはまた、別の問題として。
2005.10.18
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今朝もまた寒かった。昨日より、さらに寒かった。朝六時、僕はいつものウォーキングに出発。ついこの間までは、短パンにTシャツ姿だったのに、短パンが長ズボンになり、半袖が長袖になり、今日から手袋まで、はめる事にした。久しぶりにはめた手袋の、薄い温もりが心地よかった。まだ日が開けきれない薄日の外は、肌寒かった。首の辺りが寒く、首をすくめて歩いていた。いかんいかん、ちゃんと前向いて歩かなきゃ。僕は自分にそういって、顔を上げた。電線と電線の間にクモの巣がたくさんあった。僕はクモが嫌いだ。クモの巣が体につくと嫌だし、家でクモを見付ければ、叩いて殺す。その大嫌いなクモが、巣を張って電線の間にたくさんいた。いつもは気にならないのに、今日はなぜか気になった。クモの巣には枯葉が数枚くっついていた。夏みたいに飛んでくる虫も少なくなっただろう、クモたちは巣の真ん中で、じっとしていた。――お前達も大変だな僕はそう思いながら、クモを眺めた。秋のクモと手袋をはめた僕の距離が、少しだけ縮まったような気がした朝だった。
2005.10.17
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今朝、布団から出たくなかった。最近、寒くなってきたのもあるし、昨日のホークスの逆転劇に興奮して眠れなかったし、夏の疲れがでる頃なんだろうとも思う。疲れなど無ければ好いのに。ああ、神様、私に疲れない体を授けまたえ。僕は布団の中で神に祈った。疲れがなければ、一日中パワフルに行動でき、眠らなくても大丈夫だし、いつも元気、何事にも積極的に素晴らしい一日素晴らしい人生が過ごせるではないか。でも、疲れが無くなったら、僕はいつ休むんだ。僕の限界は何処にあるんだ。もうこれ以上何も出来ませんっていう全部出し切った満足感も無くなってしまうのか。疲れ果てて、布団に倒れこむあの瞬間も無くなってしまうのか――ああ、神様、やっぱり、少しだけ疲れを残しといてください。僕は布団を蹴飛ばし、起き上がった。今日も一日、ヘトヘトになるまで疲れてやろう!
2005.10.16
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うちの会社にいつも言葉使いが丁寧で真面目な人がいるんだけど、仕事がむちゃくちゃ忙しい時なんかに、つい怒鳴ったりする。そうすると、あの人は本当は怖い人だと言われる。逆にいつも怒鳴ってばかりいる人が、たまに気を使ったりすると、あの人は本当はいい人だと言われる。恋人同士でもそうだ。いつも優しい彼が、冷たい一言をいうと、本当は冷たい人だったと言われ、いつも冷たい彼が、たまに優しいこというと、本当は優しい人だと言われる。でも、本当にそうなんだろうか。テストで八十点取った人は、間違った二十点を評価され駄目な奴だと言われテストで二十点しか取れなかった人は、正解した二十点を評価して良く出来たとは言わないだろう。二十点しか取れなかった人より八十点取った人のほうが僕は偉いと思う。誰だって百点取るのは難しい。百点取らなくてもいいと思う。八十点取った人は八十点を評価してあげたいし、二十点しか取れなかった人も二十点を評価してあげたい。いつも百点を目指し、二十点しか取れてない僕は、そう思う。
2005.10.15
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学校帰りの子供たち。観察していると、無駄な動きが多い。真っ直ぐ歩けば早いのに、わざわざ蛇行して歩き、意味もなくスキップ、ダッシュ、バック。なぜに彼らは無駄な動きが多いのだろうか。時間もエネルギーもあり余るからだろうか。帰宅作業も遊びに変えるためだろうか。自分の子供時代を思い返してみた。確かに、無駄な事をいっぱいしていた。ゲーム、おしゃべり、落書き、手遊び、何の役にもたたない無駄なことを、いつもしていた。だから、よく親から怒られた。勉強や読書をしていれば怒らないが、無駄なことをしていると怒られた。でも、その時は無駄だとか思ってなかった。子供は、今、自分のしてることが、自分にとって必要なことか無駄なことかなんて、考えていないんだ。ただなんとなく、何でもかんでも、意味もなく、行動する。大人になるって事は、無駄な事をしなくなるって事なんだろう。こんな無駄な事を考えている僕は、大人なんだろうか――
2005.10.14
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昨日の夜から当直だったので、今日は午後二時で仕事終了。二時までに仕事が終わるように時間を逆算して、さっさと仕事を片付け、二時きっかりに帰宅。それから、疲れを取るため岩盤浴に行ってきた。石の上に寝転がり、汗をだらだら、だらだら。バスケットの試合の時みたいに、大量の汗が全身の毛穴から噴出した。そこで、あることに気が付いた。全身汗だくなのに、膝から下は殆んど汗をかいていない。老化すると四肢の発汗が低下するらしい。”老化”なんと悲しい文字でしょう。嫌な汗が混じった。確かに十年前の自分と今の自分を比べれば、体力も記憶力も落ちている。しかし、十年前の自分より今の自分の方が十年分の経験と努力をしたではないか!例え体は老化していこうとも、自分自身は着実に成長し続けているはずだ、自分がいつ死ぬのかは分からないから、時間を逆算して人生最後の日に向けて行動することはできない。だから、僕はいつ訪れるか分からない人生最後の日まで、少しずつ着実に成長していこう。僕は岩盤に腹ばいになり、自分で自分を慰めながら、汗をだらだら、だらだら流し続けた。
2005.10.13
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僕はオナラを我慢する。家の中だったら平気でオナラするけど、人前や仕事中はいくらなんでも我慢する。そのくらいの節度はある。でも、やたらとお腹にガスが溜まることってあるよね。なんか食べたものが原因なのか、腸が張り切ってるのかわかんないけど、やたらオナラしたい時がある。でも、僕は我慢する。オナラは我慢してると血中に溶けて毛穴から自然に排泄されるらしい。僕は言いたい事があっても我慢する。家族や親友になら平気で言いたいこと言うけど、他人や上司にはいくらなんでも我慢する。そのくらいの節度はある。でも、頭にきて言ってやりたいことってあるよね。自分勝手な奴、嫌味な奴、無神経な奴、一言言ってやりたい時がある。でも、僕は我慢する。言いたいことを我慢してると、血中に溶けて毛穴から自然に排泄されるらしい。何にも気にしないで、大きいの一発出すのが一番気持ち良いのだけれど、まあ、そうもイカンでしょう。
2005.10.12
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パキスタンで地震がありましたね。死者は二万人以上らしい。たぶん、物凄い事なんだろうけど、あまりにも凄すぎて、恐怖心も何も実感がない。ニュースにも、あまり関心がない。僕の想像力の限界を超えているのだ。想像力の限界を超えると、人の関心は薄まるようだ。別に、天災にたいして想像力を働かせて、異常に怖がったり、哀れむ必要はないだろう。そんな想像力は必要ない。だけど、自分の身近な事に対して想像力を働かせる事は大事な事かもしれない。自分の言葉や態度が相手に対してどんな影響を与え、どんな気持ちにさせるのか想像できなくて、人を傷つけてしまえばそれは人災だ。
2005.10.11
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今日は月に一度のリサイクルゴミの日。ペットボトル、新聞紙、ダンボール、空き瓶……早朝六時から、せっせとゴミ出しに励んだ。ゴミ置き場には、一人のオジさんが立っている。ゴミ当番は毎月交代で近所の住人が出るのだが、当番の人は朝七時半に来ればいい事になっている。そのオジさんは、毎月リサイクルの日には早朝からゴミ置き場に立っている。誰かが見ていないと、適当にゴミを置いてく人がいるのでちゃんと監視しているのだ。僕は「おはようございます」と言って、所定の場所にゴミを置く。間違えると注意されるので、緊張しながらゴミを置く。無事にゴミを置きおえた僕は「失礼します」と一礼して家路に着いた。ゴミ置き場のオジさんは、偉いと思う。無報酬で、あまり感謝もされず、いつもそこに立っている。僕には出来ない。僕はオジさんが、なぜゴミ置き場の治安を守るために頑張れるのか考えた。オジさんの心境は、公園で鳩に餌をやる感覚なのだろう。公園で鳩に餌をやると、たくさんの鳩が寄ってきて餌を食べる。あれって、なんとなく嬉しい。鳩は「ありがとう」とも言ってくれないし、恩返しもしてくれない。でも、餌に群がる鳩を見てると餌をやった人は嬉しい。オジさんは、ゴミ置き場の治安を守る事で、喜びを得ているのだろう。そんな人が近所にいてくれる事に感謝するが、僕には出来ない。僕はしばらく、餌に群がる鳩でいようと思う。
2005.10.10
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僕が幼稚園児だった頃、友達と喧嘩して、その友達に僕は石を投げつけて怪我をさせた。あの時の事は今でもよく覚えている。菓子折りを持って母親と謝りに行ったこと、その後両親から、こっぴどく叱られたこと。大昔の事なんだけど、今でもよく覚えている。昔の記憶で悪い事や嫌だった事って結構覚えてるもんだ。逆に楽しかった事や嬉しかった事は、単に「楽しかった」「嬉しかった」ってことは覚えてるけど、具体的な情景としては覚えていない。女の子と付き合っていて、楽しいデートはたくさん有ったのに、楽しかったって事は覚えてるけど、具体的な情景となると、霧がかかって、あまり思い出せない。逆に喧嘩した事や別れる時の事は、はっきりと覚えている。彼女の表情、着ていた服、僕に投げつけた言葉の一字一句まで鮮明に覚えている。それは何故なんだろうか。人間の脳は、覚えておきたい記憶よりも忘れてしまいたい記憶を残すように出来ているようだ。嫌な思い出は経験として心に刻んで、楽しい思い出は残らないから、新しく、毎日作りなさいって事なんだろう。
2005.10.09
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今日は職場の後輩(花嫁)の結婚披露宴。花婿さんは始めて拝見、イケメンのいい男。花嫁さんの方はいつも一緒に仕事してるから知ってる、性格良くて可愛らしい、素敵な女の子。まさに似合いのカップル。披露宴は華やかに楽しく進行。お色直しの後は、恒例のケーキ入刀。司会の女性の声にも力が入る。「それでは只今より、ケーキ入刀でございます。世界一幸せなお二人をカメラにお納め下さい」カメラを持った人達がケーキの前に立つ二人にフラッシュのシャワー。 「世界一幸せなお二人」確かに、今フラッシュシャワーを浴びる二人は、世界一幸せそうだ。結婚式って人生の中で、幸せのピークなんだろうか?確かに、結婚式は人生の中で一番華やかなイベントだ。これ以上派手なお祝いはない。結婚するだけなら、ただ好きなだけでも結婚出来る。というより、単純にただ好きだから結婚するのは普通だろう。結婚生活が始まれば、色んな問題が起こる。習慣の違い、時間のずれ、お金の問題、子育て、などなどなど……ただ好きなだけでは、やっていけない。世界一幸せな二人は、これから共に戦う戦友となり、ただ好きなだけから、どう変わっていくのだろう。そんな事を思っているうちに、披露宴は進行。キャンドルサービスも終わり、花嫁から両親への手紙。僕は思わず目頭が熱くなる。イケない、ここで泣いてはイケない、周りのみんなに笑われる。僕は涙をこらえた。
2005.10.08
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最近”カロリーゼロ”の食べ物や飲み物をよく見かける。これって、不自然じゃないの?そもそも人間は栄養を摂取するために食べるんでしょう。カロリーゼロのもの食べたって、全然意味ないじゃないか。では、なぜそんな商品が売れるのか。栄養は取りたくないけど、食べる行為だけを楽しみたいっていう人が多いから売れているのだろう。なるほど、そういう事か。そう考えると、コンドームもそうだ。そもそも人間は子供をつくる為にSEXするんでしょう。コンドームつけてSEXしても、全然意味ないじゃないか。では、なぜそんな商品が売れるのか。子供は欲しくないけど、SEXの行為だけを楽しみたいっていう人が多いから売れているのだろう。なるほど、そういう事か。
2005.10.07
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壊れた蛇口、、、、、
2005.10.06
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「人を見た目で判断するな!」なんてセリフをテレビドラマなんかで使ってるけど、でも、人は見た目でだいたい分かると思う。服装や髪型を決める時、人からどう見られたいかって事を基準に選んでいる。かわいらしい女の子に見られたい、真面目なサラリーマンに見られたい、お金持ちの奥様に見られたい、センスのいい大人に見られたい、ちょっと怖い人に見られたい、流行を先取りしてる人に見られたい。「服装や髪型なんて全然気にしてないよ」って人でも、母親がバーゲンで買ってきた服なんかで、「さすがに、これは着れません……」って事はあるはずだ。やっぱり、人前に出る時は誰でも少しは格好を気にする。だから、その人の格好を見て、本当はどんな人かは分かんないけど、この人はこういう風に見られたいんだなって事は見た目で分かる。僕の普段着は、ジーパンにTシャツ。爽やかで自然な感じ。本当の僕がどんな人間なのかは、別として――
2005.10.05
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十月といえば衣替えの季節です。学生服が夏服から冬服に一斉に変わる十月。でも、最近の学生って、まだ夏服着てるよね。温暖化で衣替えの季節も変わったのかな? 暑いから冬服着てないだけなのかな?昔みたいに学校の校則は厳しくないらしいから、衣替えの時期も自分で決めていいんだろうか。昔の校則は厳しかった。朝から先生が校門に立ってスカートの丈や髪型、靴下の色、などなど、どうでもいいような事を一生懸命指導していた。先生たちは、ものすごく真剣な眼つきで僕らの服装をチェックしていた。先生たちのモチベーションの高さは何処から生まれるんだろうか?どうして、あんなくだらない事に真剣になれるんだろうか。僕には分からない。でも、どんな仕事でも同じなのかもしれない。車の制限速度が時速五十キロの国道を、同じように時速五十キロで走っている原付バイクをスピード違反で捕まえる警官は本当に自分が正しい事をしていると思っていないだろう。僕らサラリーマンだって、自分のやってる仕事が世の中の為になっているのかなんて事は、あまり考えてなくて、とりあえず、ノルマを達成するため、会社の利益のため、自分が給料貰うために、一生懸命働いている。自分に与えられた仕事が本当に世の中のために必要かどうかなんて事を考え始めたら、世の中フリーターやニートで溢れてしまう。僕らサラリーマンは、そんな思考を遮断して日々働くのだ。
2005.10.04
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僕が行動するか、しないかを決める基準は、”面白そう”か”面白くなさそう”かだ。面白そうだと思えばやってみるし、面白くなさそうだと思えばしない。やってみて、面白ければ続けるし、面白くなかったら辞める。単純だけど、分かりやすい。僕がいい歳してバスケットの練習に励むのも、バスケが面白いからだし、嫁さんと結婚したのも、この人と結婚したら毎日面白いだろうなって思ったからだし、今、プログを書いているのも面白いからだ。バスケの練習は、死ぬほどキツイし、時々ケガもする。結婚生活はお互いの感情がストレートにぶつかるので気を使う事もある。プログを書くのも、時間もかけるし気持ちも込めてる。面白いことをやるためには、大変なことも多い。面白い事は、ぜ~んぜん楽じゃないけど、それでも面白い。僕は、楽がしたいんじゃなくて、楽しみたいんだ!
2005.10.03
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今日は朝から頭痛――なんで頭痛なんてものが世の中にあるのだろう。そもそも痛みは人に何かを教えてくれるためにあるはずだ。歯が痛けりゃ虫歯になってるかもしれないし、胸が痛けりゃ心臓の血管が詰まっているのかもしれないし、膝や腰が痛ければ、安静にして休ませた方が良い。頭痛は僕に何を訴えてんだろうか?何にもしなくても自然に治るし、何か別のことに集中すると、頭痛のことなんて忘れてしまう。そんなものなら、最初からなくても良いじゃないか。そんな事を考えているうちに、頭痛はどこかに消えていった。頭痛は何を訴えたかったんだ?
2005.10.02
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子供がジュースをこぼした。僕は急いで拭いた。拭き終わって子供を叱った。大きな声で叱った。子供は泣いた――冷静になって、僕は思った。あれは、叱ったんじゃない。僕は怒ったんだ。カーペットがシミになるのが嫌で、拭くのが面倒で、だから僕は怒ったんだ。それからは、子供がジュースをこぼしても笑って一緒に拭くようにした。ある時、子供が嘘をついた。僕は子供の頬を張り飛ばした。子供は泣いた――僕は子供を叱った。それから数日後、僕はホットケーキを作って子供に食べさせた。砂糖を入れるのを忘れていた。僕は子供に叱られた。こっぴどく叱られた。でも僕は泣かなかった。
2005.10.01
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