今日は浅草。先週は冷たい雨やったけど、ええお天気やった。仲見世には新春浅草歌舞伎役者名と正月飾りが付けられてた。
新春浅草歌舞伎の第一部の外題は、
お年玉〈年始ご挨拶〉
一、一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)
曲 舞
奥 殿
一條大蔵卿:市川亀治郎 常盤御前:中村七之助
吉岡鬼次郎:中村勘太郎 女房お京:尾上松 也
八剣勘解由:中村亀 鶴 播磨大掾広盛:市川男女蔵
二、新古演劇十種の内 土蜘(つちぐも)
僧智籌実は土蜘の精:中村勘太郎
平井保昌:中村亀 鶴 源頼光:尾上松 也
侍女胡蝶:中村七之助
お年玉は、亀治郎さん。今回はちゃんと間におうた。
獅童さんは、離党届を出して新橋へ、愛之助さんは大阪に帰ってしもたけど、松也さんが新たに加わりとメンバー紹介。菊池寛の言葉を引いて、演劇は「劇(はげ)しく演じる」ものやと。テレビ、映画、演劇と比べて、演劇は舞台と客席が一つになれることが大きな魅力と言うてくれてはった。
「すみからすみ までずずずいっと」のご挨拶では、会場中に気を飛ばしはったようで、最後にすべての座席を見まわしてくてはった。
一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)は昨年1月に、吉右衛門、福助さん のを観た
。
その時は、「檜垣(ひがき)」と「奥殿(おくでん)」やったけど、今回は「曲舞(くせまい)」と「奥殿(おくでん)」。
「曲舞」がおもしろかった。
阿呆を作ってる大蔵卿が「靱猿(うつぼざる)」を披露する。一緒に舞うふりをしながら隙をみて斬りかかろうする播磨大掾広盛(はりまのだいじょうひろもり)と八剣勘解由(やつるぎかげゆ)を、うまくあしらいながら踊りはる。
バイオリンのケースみたいなのを持ってると思うたら、それが靱(うつぼ)で矢を入れて背負う入れ物のことやった。
亀治郎さんは、踊りもお上手や。でも、「奥殿」はなかなか吉右衛門にはかなわんなあ。
「土蜘」は河竹黙阿弥作の舞踊劇。
勘太郎さん、前シテの僧 智籌は、ものすごく凄みが出て迫力があった。クモの巣(千筋の糸)を投げつけるのもかっこよかった。
後シテの土蜘の精のほうが隈取を描いてはるんやけど、前シテほどの凄みはなかった。
それにしても、勘太郎さんはすごい。二枚目も三枚目もなんでもこなして、いつかお父さんの勘三郎さんを超える役者さんになりはるんとちゃうかなあ。
愛之助さんも仁左衛門さんに並ぶような役者さんになるのではと思うてる。
浅草公会堂の入り口の前に、大衆芸能の振興に貢献した芸能人の功績を称えるため、芸能人の手型コーナーがあって、「スターの広場」っていう名前がついてるそうや。
仁左衛門さん(孝夫さんのとき)と勘三郎さん(勘九郎さんのとき)の手形もあった。
お二人の性格を表してるような手型やなあ。
浅草寺の観音様にお参りして帰った。
今日のラッキーくじは、両方ハズレやった。
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