だんな様の妹が京都から東京に来てはったので、一緒に美術展を観てランチをすることになった。
今、日本の美・発見II 「やまと絵の譜」をやってる。
「やまと絵」は、漢字やと「大和絵」や「日本絵」とも書くそうや。中国から入ってきた「唐絵」(からえ)に対して、平安時代から始まった日本の風景や風俗を日本独自の風合いで描いた絵画のことのようや。
展示は3構成に分かれてた。
第一章「うつつ」をうつす-「やまと絵」と浮世絵
第二章「物語」をうつす-「やまと絵」絵巻の諸相
第三章「自然」をうつす-「やまと絵」屏風とその展開
最初に、菱川師宣の「立姿美人図」や岩佐又兵衛の「野々宮図」「在原業平図」など華やかな作品が並んでる。
英一蝶の「四季日待図鑑」は、三宅島に島流しになっているときに描かれた絵やそうや。
日の出を拝むため、集まって夜を明かす行事が「日待」で、お料理をしてる場面もおもしろい。
なんで英一蝶が島流しになったんか調べてみたら、町人の分際で釣りをしたことが、生類憐みの令違反とされたそうや。ほかにもいろいろあったんかもしれんけど。三宅島に行ったら、釣りがし放題やったやろうなあ。
筆者不詳の「江戸名所図屏風」も好きや。上野、浅草から吉原、日本橋、歌舞伎、品川の増上寺のあたりまでの様子が細かく描かれてる。2000人以上の人がこのなかに居るそうや。みんな楽しそうで、こっちまでお江戸にタイムスリップした気分。
第二章では、奈良時代の「絵因果経」の色鮮やかなことに驚いた。
「小柴垣草紙絵巻」は、建礼門院が16歳で高倉天皇に入内するときに持たされたものみたいや。
これが不自然な巻物の展示の仕方。巻いてあるところには、春画がぎょうさん描かれているらしい。性教育のお手本なんかな。
第三章では、豪華な屏風がずらり。
筆者不詳の「日月四季花鳥図屏風」が、大胆なデザインで印象に残ってる。
作者不詳の「宇治橋柴舟図屏風」は、当時の宇治橋のあたりはこんなに渦巻く水やったんやろかなどと話しながら楽しんだ。
これのすべての作品が、出光美術館の所蔵というねんからびっくり。
休憩コーナーで無料のお茶を飲みながら皇居の緑を眺め、陶片室、ルオーとムンクの作品も楽しんだ。
ここは、大人の遊園地のようなとこや。
「やまと絵の譜」は7月20日まで。
やまと絵の譜
長くなったので、続きのランチは次の日記で。
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