ひさびさの歌舞伎。というても一か月ぶりぐらいやけど。
八月納涼大歌舞伎第一部の外題は、
一、天保遊侠録(てんぽうゆうきょうろく)
勝小吉:橋之助 松坂庄之助:勘太郎 大久保上野介:彌十郎
勝麟太郎:宗 生 井上角兵衛:亀 蔵 阿茶の局:萬次郎 八重次:扇 雀
二、六歌仙容彩(ろっかせんすがたのいろどり)
遍照・文屋・業平・小町・喜撰・黒主
僧正遍照/文屋康秀/喜撰法師/在原業平/大伴黒主:三津五郎
小野小町:福 助
所化:秀 調 同:高麗蔵 同:松 也 同:梅 枝 同:萬太郎
同:巳之助 同:新 悟 同:隼 人 同:小 吉 同:鶴 松
官女:亀 蔵 同:彌十郎
祇園のお梶:勘三郎
天保遊侠録(てんぽうゆうきょうろく)は、勝海舟(麟太郎)のお父さん小吉が主人公。
真山青果の作品で、やくざな父が子のために官職を得ようと、心ならずも役人を向島の料亭で接待する。
お酒より先に、羊羹とお饅頭とお茶が出るのがおもしろい。
小吉、麟太郎、庄之助の父、子、甥の間柄のお役を、実際にもその間柄である橋之助さん、宗生さん、勘太郎さんが演じはるのも興味深い。
宗生さんは橋之助さんの次男で、11歳やそうや。
こんな、こましゃくれた神童の息子がおったら大変そう。
真山青果は、勝海舟の豪快さは父親譲りやっていうことを書きたかったんかな。
小吉の甥で向こう見ずな庄之助の存在が、ようわからんかった。
六歌仙容彩(ろっかせんすがたのいろどり)は、五歌仙が次々に小野小町に振られる舞踊。
三津五郎さんが、僧正遍照、文屋康秀、在原業平、喜撰法師、大伴黒主を演じわけはる。
踊りは苦手な私やけど、90分間飽きることなく楽しめた。
竹本、清元、長唄の演奏も堪能できた。
一部が終わったのが2時半。ランチの時間は終わってる店がほとんど。
こんなときにも便利なのが、 7月にも行った
コリドー街にあるフレンチレストラン 「ル・シズィエム・サンス・ドゥ・オエノン」 のカフェ。
前菜・メイン・デザート・パン・食後の飲み物が付いて1500円のコースをいただいた。
この日の前菜はハム、メインがロースステーキ、デザートはカシスのソルベ。
ステーキは硬かったし、お魚なったらよかったけど、ゆっくりできた。
第三部は6時から。
外題は、
一、お国と五平(おくにとごへい)
池田友之丞:三津五郎 若党五平:勘太郎
お国:扇 雀
二、怪談乳房榎(かいだんちぶさのえのき)
中村勘三郎四役早替りにて相勤め申し候
菱川重信/下男正助/蟒三次:勘三郎
磯貝浪江:橋之助 千住茂左衛門:亀 蔵
万屋新兵衛:家 橘 住職雲海:彌十郎
重信妻お関:福 助
お国と五平(おくにとごへい)は、谷崎潤一郎の作。
場面も変わらず、登場人物が3人だけのお芝居。
これが、なかなかおもしろかった。
闇討ちにされた夫の仇を討つため旅に出ている、女主人お国と忠臣の五平。仇の友之丞に出会ったんやけど、なんやややこしいことになる。
友之丞は気弱で情けないストーカー。自分勝手なやつやと思いながら言い分聞いていると、だんだん誰が悪いんかわからんくなってくる。
お国は、そのうち五平からも乗り換えるんかもしれんなあ。
音楽や効果音が大きすぎるのが、ちょっと耳障りやった。
怪談乳房榎(かいだんちぶさのえのき)は、三遊亭円朝の落語「乳房榎」を歌舞伎にしたもん。
勘三郎さんの早替りが見もの。
四谷角筈(つのはず)十二社(じゅうにそう)の滝壺のシーンは本水で、ごうごうとすごい迫力。
今の西新宿の熊野神社のあたり。そんな大きな滝があってんなあ。
勘三郎さんの4役目は、おっとそう来るかと楽しかった。
勘三郎さん、右足の親指を痛めてはったようなのが心配。
この日の舞台の最中のことやったんやろうか。
紅ちどりの開花 5輪(総計 95輪)
原種ハイビスカスの開花 2輪(総計 3輪)
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