歌舞伎を観に行く前に、2つの展覧会をのぞいてきた。
道教がテーマやし、空いてると思うて行ったら大間違い。会期終了ということもあったんかもしれんけど、私がこの美術館を訪れたなかで、一番混んでたような気がする。
道教は中国の風土のなかで生まれた民族宗教。
台湾でよく関帝や媽祖などの道教のお廟を見かける。
神仙思想や陰陽、風水、易、五行、占星など多様なものが含まれてる。
日本には仏教と同じころ伝わってきたそうで、明日香村のキトラ古墳に描かれてる天井の天文図や壁画四神図も道教の陰陽五行思想からきてる。この写真展示も最後のほうにあった。
閻魔王、鍾馗(しょうき)、蝦蟇仙人、浦島太郎、安倍晴明、七夕やお中元、妙見や庚申など、道教ゆかりのものが今も日本に根付いてる。
こういう切り口の展覧会もおmしろいなあ。
9月15日から10月25日まで、「道教の美術」展として開催される。こちらのほうが大々的みたいや。
大阪市立美術館 道教の美術
その後来年になって長崎歴史文化博物館に巡回する。
会場で販売してる図録も豪華版そうやった。関心がある人には、たまらんやろうなあ。
出光美術館まで移動して、「中国の陶俑 ―漢の加彩と唐三彩―」へ。
中国では昔、偉い人が亡くなると、死後の世界で困らんように生身の人間である従者や高価な道具類を一緒に殉葬してたそうや。戦国時代の紀元前5世紀ごろから、本物に代わって、陶器や木製品で家屋や調度・什器、従者や家畜などをかたどった俑(よう)を作って副葬するようになる。
この「俑」によって、当時の人々の暮らしもうかがえる。
今回も、1点以外すべて出光美術館の所蔵品。どんなけの宝物を持ってはるんやろう。
漢の時代には三彩はまだなくて、灰陶加彩(かいとうかさい)や緑釉、褐釉などのシンプルなもの。このほうが、唐三彩より私の好みや。
犬や猪などかわいくて迫力があった。
7世紀になって唐の時代になると、唐三彩が現れる。
一番気に入ったんは、チラシにも使われてる高さ23cmの「三彩楽人(さんさいがくじん)」。
ちょこんと座って、横笛を持ってはる。もともとは他の楽器を持った女性たちと一緒やったんたろうな。
お顔から胸元にかけては釉がかかってなくて、白い化粧土の上に墨で髪、眉、目を、唇には紅をさしてはる。
衣服の三彩釉のかかりかたも、ごちゃごちゃしてへんですっきり。
伏し目がちの表情が、なんともいえず清楚で品があってかわいらしい。
こんな女性がいつも笛を吹いて楽しませてくれるなら、死後の世界も悪くないかもしれん。
唐三彩は、素焼きした上に、白や透明の釉、緑釉、褐釉、藍釉などをかけて、再度焼いて作るそうや。
地の白に、褐色・緑色の3色のが有名やけど、4色、2色、単色のも広い意味では唐三彩というらしい。
複数の色が複雑に混ざり合った色合いが特色なんやろうけど、私はあんまり好きやない。単色のは微妙な緑や藍色が深くて、素敵やった。
木の俑も数点あった。残ってることは少ない貴重なものやそうや。
この後、歌舞伎座に向かうた。
紅ちどりの開花 5輪(総計 115輪)
原種ハイビスカスの開花 3輪(総計 37輪)
今日のラッキーくじは、どれもハズレやった。
3月末に始めたガーデニングパーツ。また白い花が満開になって、青い蝶がとまってる 「いつもありがとう」。
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