朝から上野へ。東京都美術館のリニューアルオープン記念で、「マウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドル絵画の至宝」を6月30日から9月17日まで開催してる。
受付の人に聞いたら、すごい人気やので並んでる人がいて会場の準備が整ってるときは、早めに入場させてくれるようや。
一番のお目当て、「真珠の耳飾りの少女」がある上のフロアーへ直行。
最前列で観るには列に並ばなあかんけど、たいした長さではなかった。最前列は近いけど、立ち止まって観ることはできへん。ちょこちょこ動いてあっという間に終わってしまう。
この動いて観ることで、少女の視線がわかっておもしろかった。絵の左側から、正面、右側とどの位置からでも少女と目が合う。一番お気に入りなのは、ちょっと右側から眺めるのやった。
最前列の通路の後ろに柵があって、そこからはじっと観てることができる。
そこの一番前で観ることもできた。
これで落ち着いて他の絵に取り掛かった。
また下のフロアーに降りて最初から鑑賞。
出品作品リストがカラー8ページB6サイズ版の冊子になってた。
出品点数は48点と多くはないけど、オランダのハーグにあるマウリッツハイス美術館の魅力がわかるような構成になってる。
ハーグといえば、国際司法裁判所もあるオランダ第3の都市。
マウリッツハイス美術館は2012年4月から2014年ごろまで大規模な改修・増築工事で休館するので、この展覧会が実現したんやそうや。
オランダ領ブラジル総督を務めたヨハン・マウリッツ伯爵によって17世紀に建てられた邸宅が、1822年から美術館として使われてる。
第1章は美術館の歴史で、地下の入口のところには、ヨハン・マウリッツ氏の胸像も展示されてた。
第2章の風景画では、ライスダールの「漂白場のあるハールレムの風景」「ベントハイム城の眺望」があった。
第3章の歴史画(物語画)では、レンブラントの「スザンナ」と「シメオンの賛歌」。「テュルプ博士の解剖学講義」が来てなくて残念。
ルーベンスの「聖母被昇天 ( 下絵 ) 」は、アントワープ大聖堂の作品の下絵。
2008年に東京都美術館で 開催された
「フェルメール展」に出品されてたフェルメールの「ディアナとニンフたち」もあった。
1階に上がると、第4章の肖像画と「トローニー」。
「トローニー」は、特定の誰かを描いた肖像画ではなく、想像で人物の上半身を自由に描いたもののことやそうや。
ここに、「真珠の首飾りの少女」がいる。
また、行列に並んで最前列で眺めた。
この絵はフェルメールが生涯売らずにそばに置いてたそうやけど、死後約220年経った1881年のオークションでは、保存状態がよくないからと、2ギルダー30セント(現在の1万円にも満たない)で落札されたんやて。
その後も何度か修復されてるけど、1994年にフェルメールが描いた当時の姿に戻されて、口の向かって右の端に白い点があるのが再発見されてる。
ヴァン・ダイクの肖像画が2点、フランス・ハルスの「笑う少年」はかわいいような、ぶさいくなような男の子が、無邪気に生き生きとしてる。他に肖像画が2点。ルーベンス、ホーフェルト・フリンク。
そしてレンブラントがまた5点も。「笑う男」「自画像」「老人の肖像」「羽根飾りりある帽子をかぶる男のトローニー」とレンブラント工房による模写「首あてをつけたレンブラントの自画像」。
「笑う男」は小さな銅版に描かれてる。伸びやかなタッチと絵の具の乗りがおもしろい。
フェルメールもいいけど、レンブラントもすごい展覧会や。
2階に上がって、第5章は静物画。
ヤン・ブリューゲル(父)の「万暦染付の花瓶に生けた花」、ピーテル・クラースゾーンの「燃えるろうそくのある静物」、アードリアーン・コールテの「5つのアンズのある静物、カレル・ファブリティウスの「ごしきひわ」など。
最後の第6章は風俗画。
アードリアーン・ファン・オスターゼの「ヴァイオリン弾き」は子どもの様子が楽しい。
ヤン・ステーンが「恋わずらい」「牡蠣を食べる娘」「親に倣って子も歌う」の3点。
ピーテル・デ・ホーホの「デルフトの中庭」、ヘラルド・テル・ボルフの「手紙を書く女」も。
ニコラース・マースの「レースを編む老女」も心に残った。
展示会場を出た窓際に、この展覧会のオフィシャル・サポーターの武井咲さんが着用した「真珠の耳飾の少女」の衣装も展示されてた。マウリッツハイス美術館からのアドバイスを受けて、文化服装学院の学生さんが復元したものやそうや。
もう一度下まで戻って気になる絵を堪能して、北口から出て東京国立博物館へ向かうた。
マウリッツハイス美術館がリニューアルオープンしたら、ぜひ行って見たくなった。
マウリッツハイス美術館展の公式サイト
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